ペイバック率について考える


 先日、レイク・オキチョビーで開催されたRAYOVAC FLWシリーズはボーター、ノンボーターが226組も参加する大盛況でした。今年はこのシリーズは年間4戦から3戦に変更され、エントリーフィーやペイバックも大きく変更されました。
 中でも興味深いのがペイバックです。今シーズンのこのシリーズのエントリーフィーは1戦あたり1500ドルと、昨年までの1000ドルに比べると大幅アップとなりましたが、驚きなのは226人中116位、つまり半分以下の選手にまで賞金として1200ドルをバックした点です。
 優勝賞金は4万ドル、2位1万5500ドル、3位1万2000ドル、4位1万ドル、5位9000ドル、6位8000ドル、7位7000ドル、8位6000ドル、9位5000ドル、10位4000ドル。11位3750ドル、12位3500ドル、13~20位3000ドル、21~25位2750ドル、26~30位2500ドル、31~40位2000ドル、41~116位1200ドルという内訳です。
 賞金の総額は28万5200ドル、エントリーフィーの総額は1500x226=33万9000ドルですから、単純計算するとペイバック率は84%ということになります。差し引いた5万3800ドルがすべてFLWの儲けかといえば、そうではなく、一部は各ディビジョンのAOYへのボーナスやシーズン最後に5ディビジョンの年間上位選手を招待して開催するチャンピオンシップ(エントリフィー無料)の賞金(優勝5万ドル、賞金総額22万2500ドル)にあてられます。
 それでもFLWとしては全ディビジョンで15試合あり、スポンサーからの協賛金もあるので、けっこうな儲けがあることが予想されますが、選手としてもこれだけのペイバックがあれば、文句もありません。
 ボクもこのシリーズのウェスタンディビジョンのデルタ戦に再チャレンジしようと計画中ですが、1500ドルのエントリーフィーで40位で2000ドルのバックがあるなら、出場する側もギャンブルをする気が出るというものです。

ペイバック率について考える」への3件のフィードバック

  1. GRANBASS

    DEN様 だから不景気の時は、トーナメントも定員割れが多発しました。今回の定員オーバーの226人の参加は、アメリカの景気回復傾向の現れなんでしょうか?
     
    川越様 日本から参戦したらどんな試合も厳しいですよ。金儲けが目的なら、トーナメントなんてやるものじゃないです。

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  2. 川越

    このシリーズはあまり割に合わないですね 地元ならともかく日本からいくならシングルくらいにはいらないとムリですね

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  3. DEN

    40位で2000ドルなら、確かに勝負してみようって気になるかもしれませんね。
    でも、日本円で10万円以上のエントリーフィーを払って出場するってところは、すごいギャンブルなのは間違いないですね。
    いつか、そんな大会に参加してみたいものです。

    返信

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