日別アーカイブ: 2011年5月16日

エバースタート・デルタ戦 2日目レポート


 2日目のパートナーはハワード・ヒューというおじさん。実はハワードとペアを組むのは2回目です。前回は2005年、ハワードのホームレイクであるレイク・シャスタで開催されたバスマスターオープンでした。この試合は初日にペアを組み、ボクはハワードよりも大爆釣。ハワードもコツをつかんで、2日目以降がんばって、なんと優勝してしまったのでした。それがきっかけで、ハワードはボクを見るといつも話しかけてくれて、前週のアングラーズチョイスでも話をしたばかりでした。
 ハワードは仕事もとっくにリタイヤして、今はキャンピングカーでトーナメントにいろいろ参戦して悠々自適な生活をしています。ちょっと動くと、息が切れて辛そうですが、それでもボートドライブはクレージーです。自分の父親みたいな年齢ですが、このタフさには感心します。
 ハワードの釣りはブラインドのドロップショットがメインで、スローに釣ってくれるので、バックシーターには最高のパートナーなんですが、初日でも10ポンドちょっとしか釣っておらず、エリア的にはビッグウェイトが出そうなポテンシャルは、まったく感じられません。結局釣れるのはボクばかりですが、ノンキーの嵐。なんとかキーパー4匹を昼までかかって釣りましたが、ハワードはキーパー2匹。
 さすがに辛抱たまらず、風が少し吹いたタイミングで移動してくれました。ハワードはリップラップのバンクをチャターベイトで流す作戦に変更しました。リップラップから約3mぐらいの距離に平行にグラスのラインがあって、ハワードはアウトサイドのウィードラインに沿ってチャターベイトを投げてボートを流します。当然、ボクにはスペースがないので、バンクからウィードのインサイドラインまでの短い距離が勝負となります。タイドも下がって、底が丸見えな感じで、正直これはダメかと思いました。
P1020584  普段ならフロッグを投げるところですが、なぜかエドモンに手が伸びました。ピッチングやサイドキャストでバンクギリギリに落とし、リールを半回転ずつ、または1回転ずつストップ&ゴーで巻き、フラットサイドならではの平打ちで誘うといきなり3ポンド半のグッドサイズがヒット。これでリミットメイク。さらに3ポンドクラスがヒットして入れ替えに成功。これで予選通過を確信します。底が丸見えなんですが、ヒラッ、ヒラッとエドモンを目で追うと、どこからともなくバスが出てきて、引ったくっていきます。ハワードもチャターでリミットメイクに成功しましたが、ボクはキーパーを6匹ぐらいキャッチし、さらに入れ替えに成功しました。
 ボクの予想では、コアングラーの優勝は3日間で45ポンド(15ポンド平均)。2日間の予選通過ラインは26ポンドで、2日間のトップは35ポンドぐらいだろうと読んでいたのですが、フタを開けると約30ポンドのボクがトップという予想外の展開となってしまいました。
 結局、この試合はボクにとってエドモンがキーとなったわけです。あのとき、エドモンをとっさに結んでいなければ、予選は通過できなかったでしょうが、エドモンが釣れすぎて1位で予選を通過したことが決勝での敗因となってしまいました。

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