ターゲットはRCクランク


 アメリカのマーケットでは、大ヒットの証しなのがコピー商品の登場です。反対に言えば、コピー商品が登場しない程度では、まだまだ大ヒットとは言えません。
 今季のICASTでターゲットにされた大ヒットルアーの一つは、RCクランクだったようです。RCクランクといえば、BPSのオリジナルでラッキークラフトが作っていますが、さすがにアメリカ・バスフィッシング界の巨人、BPSの機嫌を損ねるのは勇気が要りますから、なんとなく自主規制が働いていました。
 ボクが知る限り最初にコピーが登場したのは、スポーツ&アウトドアの大型チェーンストア”アカデミー”のオリジナルブランドH2O XPRESSシリーズだったと思います。アカデミーにとってはBPSはライバル店でもあるわけで、”してやったり”だったわけです。
I_hl_v_strikeking_kvdcrnkbait  そんな均衡がついに敗れました。赤信号、みんなで渡れば怖くないというわけです。今年のICASTではストライクキングがKVDクランクベイトという名でRCそっくりさんを発表。リック・クラン同様に、やはりBPSのスポンサーを受けているKVDのシグネーチャーモデルで発表するところが、なんとも微妙です。リック・クランとKVDの仲ってどうなんでしょう?
I_hl_h_xcalibur_sqlipxcs200  プラドコのエクスキャリバー(パクリキャリバー)は”スクエアリップラトル”という名のクランクベイトを発表。こちらは薄型ボディーでそっくりさんとは言えないかもしれませんが、写真を見れば、RCを連想させるぐらい似てますよね。名前にもあるように、ラトル入りで、バイブレーションとノーマルクランクベイトの中間的なイメージでデザインされたようです。
I_hl_h_backstabber_cs34_0_4ft  バックスタバー・ルアーズは、クランクベイトやバイブレーションのベリーフックを取り去り、代わりに背中部分にフックを背負わせるデザインが特徴の新しいルアーメーカーですが、こちらもRCそっくりさんを発表しています。背中のフックハンガーは、スイベル式となっていて、フックが回転してバラしにくいデザインとなっています。

ターゲットはRCクランク」への2件のフィードバック

  1. GRANBASS

     細かいところに気が付きましたね。やるときは徹底的に、というわけですね。
     RCクランク VS KVDクランク 今後の展開が気になりますね。

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  2. フラットテイル

    個人的には、アイに楕円形のスプリットリングが着いているあたりが忠実にRCをパクっている気がしますね(笑)。

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