スキニーディッパーが流行の兆し


 アメリカで今季一発目のビッグブームが生まれそうです。それがスキニーディッパーです。
Koby  先日、レイク・オキチョビーで行われたFLWイースタンシリーズの初戦では、ジミー・マクミランがスキニーディッパーとスイートビーバーを使って優勝したことはすでに紹介しましたが、今現在、分かっているだけで、2位にコビー・クリーガー(写真上)、9位のカルメン・パティもまたスキニーディッパーを使っていたようです。その他、公にはコメントはしていませんが、スキニーディッパーを使っていた選手はトップ10以内にはまだいます。
 ジミー・マクミランはその後のインタビューで、キャッチしたバスのほとんどはスキニーディッパーで釣ったことを明かしました。スクリュードアップバレットを装着し、6/OサイズのEWGフックを使ったノーシンカーリグで表層をスイミングさせて使ったそうです。彼はスキニーディッパーこそがキーだったとコメントし、最近、彼は友人のカルメン・パティらと総額1000ドル近くもスキニーディッパーを買い込んだとコメントしています。
Larry  一方、この試合、コアングラー部門で優勝したラリー・ミュリキン(写真下)もまた3日間、スキニー・ディッパーとトリキシーシャークのみを使ったというのです。彼は3日間、すべて同船したプロよりも重いウェイトを持ち込み、トータル38ポンド8オンスというグッドウェイトで賞金2万ドルを手にしたのでした。彼は通常50ポンドのブレイドラインを使うところを、30ポンドのブレイドラインにスイッチし、可能な限りロングキャストすることがカギだったと明かしました。さらに彼は過去3年間、いつも父親と一緒にコアングラーとして参戦しているそうですが、この試合が初めて1人での参戦となったらしく、「スキニーディッパーのテクニックをシェアできたのに、彼はこの試合は出るべきだった」と残念がったのでした。それほどスキニーディッパーの威力がすごかったということなんでしょうか・・・。
 シャッドテールのノーシンカーリグなんて、日本では今さらって感じかもしれませんが、アメリカでは意外にポピュラーではありません。ホニートードやリビット、トリキシーシャークといったバジングフロッグは定番ですが、ノーシンカーで使えるシャッドテールワームって、アメリカには意外にないのが現状なのです。
 バストリックスから火が付いたホロー(中空)ボディーのシャッドテールワームはアクションが大きすぎて、ジグヘッドや大きなカウンターウェイト付きのフックでなければ、テールが暴れすぎてノーシンカーでは使い物になりません。アメリカにはローリングアクションのシャッドテールワームというカテゴリー自体が知られていません。
 レイク・オキチョビーは地理的に毎年シーズンの開幕に開催されることが多く、過去にもバジングフロッグやパンチング、チャターベイトといった多くの流行のきっかけを作ってきました。すでにアメリカではスキニー・ディッパーが売り切れとなるお店が出始めており、今季の流行となる可能性が出てきました。数ヶ月後にはローリング系のシャッドテールワームが多くのメーカーから発売されているかもしれません。

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