幻のワールドレコード その8


 「近い将来、ワールドレコードを塗り替えるビッグバスが日本でキャッチされるかもしれない」と熱っぽく語られる方達がいます。最近の暗い話ばかりのバスフィッシング業界の中でワクワクする話は大いにけっこうなことだと思います。確かに琵琶湖と池原ダムに関しては可能性はある(あった?)でしょうが、夢をぶちこわすつもりもありませんが、そんなに甘い話でもありません。
 約77年もの間、破られていないワールドレコードの重みは半端ではありません。バスが20ポンドという壁を超えるサイズにまで成長することは奇跡に近いぐらいの可能性です。実際、全米広しとはいえ、20ポンドオーバーが公式、非公式で確認されたのは、モンゴメリーレイク以降、フロリダのビッグフィッシュレイク、カリフォルニアのキャステイク、カシータス、ディクソン、ミラマー、ホッジス、スプリングのたった7つ湖だけです。それらすべてが小さな湖であることは偶然ではありません。

 バスフィッシングが盛んで、ビッグバスが釣れることでも人気のテキサス州ですら、ワールドビッグバス・トップ25にリスト入りしたバスは1匹もいません。テキサス州のステイトレコードは1992年にキャッチされた18.18ポンドで、19ポンドにも達していません。テキサス州ではビッグバスが育つように行政サイドがシェアランカープログラムを長年続けてきていますが、それでも20ポンドオーバーのバスは夢のまた夢なのです。
   テキサス州のビッグバストップ50は下記リンクを参考にしてください。

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