日別アーカイブ: 2008年6月26日

24年間で初のDQ


Tommybiffle  安定感があってバスマスタークラシックの常連、トミー・ビッフルが今季はなかなか乗り切れていません。エリートシリーズ第5戦から3戦連続でトップ50カットして、AOYレースもようやく44位まで上がってきたところで、第8戦では初日のDQがたたって102位となり、AOYレースでは58位まで後退してしまいました。プロとして24年間のキャリアを誇る大ベテランのトミー・ビッフルにとって、今回のDQは生涯初だったそうです。
 エリートシリーズ第8戦が開催されたケンタッキーレイクは主催地こそケンタッキー州ですが、トーナメントウォーターはテネシー州にもまたがるレイク・バークレイまで含まれます。出場選手はケンタッキー州のフィッシングライセンスはもちろん、テネシー州側で釣りをする場合はテネシー州のフィッシングライセンスも携帯しなければなりません。たとえば、国境をまたぐレイク・アミスタッドではメキシコのライセンス、レイク・シャンプレーンや五大湖などではカナダのライセンスが必要になります。もちろん、ボーターである選手は州境や国境を越えないつもりで試合に臨めばライセンス購入の義務はありませんが、ノンボーターは誰とパートナーとなるか分からないので、必ず可能性のあるすべてのライセンスを購入しておかなければなりません。
 その第8戦の初日、レイク・バークレーで釣りをしていたトミー・ビッフルは気づかずに州境ラインを約1/4マイル越えてテネシー州側に入ってしまいました。そこでフィッシュ&ゲームのオフィシャルにテネシー州のフィッシングライセンスの提示を求められ、テネシー州側のライセンスの不所持が発覚してしまったのでした。トミー・ビッフルはその場(約12時半)でB.A.S.S.のオフィシャルに告げ、即DQとなってしまいました。ただし、トミー・ビッフルと同船をしていたコアングラーはテネシー州のライセンスも携帯していたのでDQとはならず、トミー・ビッフルはコアングラーのために残り時間も釣りを続けたそうです。ちなみにトミー・ビッフルがこの日持っていたウェイトは約18ポンドあったそうです。2日目は17ポンド13オンスをキャッチしており、初日のDQがなければ文句なくトップ50カットは成功し、トップ12カットも狙える位置につけていたはずです。トミー・ビッフルにとってはなんとも惜しいDQとなりました。これにめげずに残り3戦で、再びクラシック出場を手にすることができるか注目です。

日米の流行のいいところ取り


Imgp6410  ノーマンのリトルNがボーン素材で問屋さんの特注オリジナルで発売されました。しかもカラーは今アメリカで飛ぶ鳥を落とす勢いのセクシーシャッドカラーです。まさに日米の今年の流行のコラボですね。リトルNを選んだというのもセンスの良さを感じさせます。来月の八郎潟遠征で試すのが楽しみです。
Imgp6408  ボーン素材が”よく釣れる”というのは誤解を生みかねませんが、クリアABS素材に比べて比重が小さい素材の分、全体の浮力が増してアクションにも切れが増しそうです。ラトル音もより大きく反響して、最近のノンラトルブームのシャロークランクに一石を投じています(ちょっと大げさ?)。ノーマルのリトルNに比べてレンジがどれくらい浅くなるかも気になるところです。
 ノーマンルアーって、ロングリップのディープダイビング系ばかりが定番ですが、ショートリップのリトルNも名作の一つです。ショートリップなので、リップがクリアでなくても見た目のボリュームはそう変わらないので、使う気がします。個人的にはロングリップはクリアな方が気分的に好きなもので・・・。今度はバンディット100か、モデルAの2A、ジョインテッドロングAあたりでボーン素材の特注を期待したいですね。