日別アーカイブ: 2008年6月11日

ストレーン・デルタ戦 2日目レポート


 アメリカのトーナメントでは、ウェイイン終了後にもらえるレシートに翌日のパートナーの名前と連絡先が書かれています。ストレーンシリーズ・デルタ戦は2日目のパートナーは聞いたこともない名前のハンター・スクランダー。ロコの選手だということは分かりましたが、FLWのサイトで検索しても過去に出場履歴が残っていません。とりあえず、携帯に電話をしてみると、なんと初日は25ポンド7オンスも釣って7位につけているというではありませんか。これはラッキーかも。こちらがいろいろ質問しても、無口で「好きなものを好きなだけ持ってきたらいいよ」と言うだけで、何も教えてくれませんでした。
Imgp5185  当日の朝、待ち合わせの場所でビックリしたのですが、ボクのパートナー、ハンターは18歳現役の高校生でした。普段は父親とデルタで釣りをしているらしく、父親のボートを借り、今回は父親の釣り友達がハンターを助けていました。ハンターはセントクロイのフリッピングロッド1本だけをデッキに用意し、1/4オンスのジグにフルサイズのダブルワイドビーバー(ウォーターメロンレッド)をトレーラーとしてセットし、前日もこれだけで釣ったということで、今日もこれ以外使うつもりはないというのです。ボクは言うと、10本も用意してきたのに・・・。
Hunter2  ハンターはアシではなく、リップラップの変化をボトムに沿ってジグをスイミングさせるスローな釣りで、本命のストレッチを何往復もする作戦で、タイドの変化がカギだと教えてくれました。ボクはヴィクセン、フロッグ、ビーバーフリップ、逆刺しビーバー、ネコリグ、ドロップショットと次々と手を変えて、ボクが最初にスモールリミットに成功しました。それでもハンターは全く動じることなく、同じ動作を黙々と続けていました。
Imgp5187  その後、タイドが動き始め、急に食い気がたち、ドロップショットで4ポンドクラスのグッドサイズを連続で4匹ヒットさせたのですが、フッキングが甘いのか、ジャンプされて同じパターンでバラしてしまいました。かなり落ち込みましたが、ネバーギブアップを自分に言い聞かせました。一方のハンターは次々とビッグフィッシュをキャッチし始めました。結局、ハンターが23ポンド12オンスで暫定5位、ボクは16ポンドイーブンで、16位まで順位を上げることに成功しました。
Hunter3  それにしてもハンターのハートの強さはたいしたものでした。高校生が初トーナメントでボーターとして出場し、初日好スタートを切っているにもかかわらず、緊張感も気負いも感じられないのです。途中、8ポンドクラスを2匹もバラしたのですが、集中力を保ち、バイトが遠のいても自分のスポット、ルアーを信頼して、黙々とキャストを繰り返したのです。最終的にハンターは決勝ラウンドに残り、5位でフィニッシュとなりました。ハンターは大学進学するそうですが、将来はプロになりたいと言っていました。ハンターの将来がすごく楽しみです。

最近の衝動買い


Img_1108  ラッキークラフトの名作”RCクランク”の名を受け継ぐウェイクベイトモデルがついに発売になりました。ウェイクベイトフェチとしては、発売前から気になっていたので、これは買わずにはいられません。わざわざアメリカから通販サイトで購入したら、日本のショップにもすでに並んでいてショックでした。
Img_1111  購入したのはRC1.5WKです。ボディー形状はジェラルド・スウィンドルモデルのGDSミニSSRに似ていて、これを少しスリムにして伸ばしてジョイントボディーにしたような感じです。ジョイントボディーだけに、大きな左右のウォブリングで前後のボディーをカチカチぶつけるアクションを期待しましたが、アクションはロール気味のウネウネ系でジョイントボディーの良さがあまり生かされてません。ラトル音も控えめで、アピール力はバンディット・フットルースには遠く及ばない気がします。
 ただ、立ち上がりはよく、小さなリップは早引きでも「潜らず・飛び出さす」理想的に水を逃がしている感じです。ハイピッチな動きではありませんが、大きくトルクのある引き波を作り出し、早引きこそがこのウェイクベイトの良さを発揮するような気がします。ビッグフィッシュでも安心な4番サイズのトリプルフックが前後に付いて、フック同士の絡みがないサイズなので、フッキングは良さそうです。