です。ホームレイクとなったレイク・ミードでのビッグトーナメント開催ということで、出場を決意したそうで、FLW系のトーナメント参戦はコアングラーも含めて初めということでした。リタイア後の第二の人生にバスフィッシングを楽しむなんて、いかにもアメリカらしい話です。
ゲーリー・ムーアは初日はリーフにプロップをぶつけるトラブルに遭い、2匹のみのウェイインで出遅れ、2日目はリミットメイクに成功、8ポンド6オンスをウェイインしていました。この日の作戦はメインレイクをクランキングで釣るというものですが、風を避けて、風裏のクリアウォーターばかりを狙うので、2人とも昼までノーフィッシュという悲惨な状況になってしまいました。そこで、一気にエコ・ベイまで走り、ウィンディーサイドを釣る作戦に変更してくれました。ボクはシャローフラットをスキニーディッパーのジグヘッドリグの超高速リトリーブにスモールマウスが反応するのをプラクティスで見つけていたので、これに賭けてキャストを繰り返しました。
スモールマウスはリトリーブスピードが速ければ速いほど反応するようで、底が丸見えのシャローフラットのどこからともなく現れて、ヒット&アウェイで消えていなくなります。ボクはアメリカ出発前にシーバス釣行で練習したトリプルフック付きのジグヘッドを使っているものの、フッキングさせるのが難しく、掛かっても掛かりが浅く、バラシが連発。約3時間で20回ぐらいはバイトがあったものの、ランディングできたのが6匹、うち2匹がノンキーパーで、最後の最後まで諦めずにキャストを繰り返したものの、結局リミットメイクできず、4匹で帰着となってしまいました。結果はトータル19ポンド1オンスで11位でした。10位とは1オンス差、4位との差は1ポンド3オンス差で、あと1匹のキーパーで大きく賞金が違っただけに惜しい惜しい試合となってしまいました。