ルアーデザイナーというのは、自分のアイデアに盲目的に惚れ込んで、冷静な判断ができずに発売して、パテントやらテレビCMやら、たくさんのお金をかけて失敗するケースがあります。今回のロックジョールアーもそんなルアーではないでしょうか? フックは通常はボディー内に収まっていて、バスがバイトした際に両サイドのワイヤーに力が掛かると、ロックが外れてフックが飛び出すという仕組みです。「ルアー以外、何もキャッチしない」というキャッチコピーで、完全ウィードレスをうたっています。たしかに面白いアイデアではありますが、別にワームで充分でしょう? ボクが身内なら、絶対に止めたんですが・・・。ホームページにはテレビCMを動画で見ることができますが、はっきり言って、痛すぎです。それとも、アメリカはこんな駄作でも受け入れられるほどマーケットの器が大きいんでしょうか? ただ、個人的にはヒット商品ばかりコピーするメーカーよりはこんなチャレンジャーの方が好感が持てます。
アイデアを思いついた人が「オレ、天才かも」って興奮して作ったんでしょうねえ。そんな勘違いぶりが伝わるのが楽しいですね。
B級、いや、C級ルアーの大ファンである私は、どうしても入手したくなりました。光るルアー、ブルブル震えるルアー、回転するルアーと様々なルアーを試してきましたが、通販主体のルアーでアタリはいまだゼロです。今回もハズレの予感が充満していますが、そんなハズレ感を楽しんでみようと思います。