日別アーカイブ: 2010年9月4日

グッバイ、チャーリー


 フォレストウッドカップでは、ビッグニュースが次々と発表されました。中でもアングラーたちをビックリさせたのは、来季ウォールマートがスポンサーに帰ってくるというニュースでした。今季、ウォールマートの撤退を引き金に、数多くのスポンサーが撤退し、多くの有名FLW選手がチームを失ってしまいました。中にはこれを契機にB.A.S.S.エリートを目指す選手もいたり、ツアー参戦を断念した選手もいました。結果としてはこの1年は選手たちにとって踏み絵となった形です。
 来季、FLWはどれだけのスポンサーを獲得し、どんな顔ぶれがチームメンバーとなるか注目です。
 もう一つ、決勝のウェイイン前に大きな発表がありました。アーウィン・ジェイコブズがTブーン・ピケンズというおじいさんを連れてステージに上がったのでした。正直、ボクはこのピケンズをほとんど知りませんでしたが、アメリカではテレビでもよく顔を見せる有名人で、大統領選にも影響力を持つビリオネアーだと教えられました。
 2人はなにやら難しい話をして、上手く聞き取れなかったのですが、どうやらピケンズがFLWアウトドアーズの株主となって、ジェイコブズを助けて共同運営をするというものでした。中でもビックリは、ピケンズの一声で、フォレストウッドカップの賞金は10万ドル上積みされることになったことでした。
 ここまでが現場で発表された話ですが、ジョージアからカリフォルニアへ向かうドライブ中、もう一つの衝撃ニュースが入ってきました。それが、長年FLWの顔だったチャーリー・エバンスがFLWの社長兼CEOを退くという話でした。その人柄で多くのアングラーに愛されたチャーリーがいなくなるということで、ボク達は大きなショックを受け、話題もこの話で持ちきりとなりました。クビになったという話やチャーリー自らが引退したなど、噂もいろいろ流れましたが、真相は不明です。
 チャーリー・エバンスは1982年からトーナメントディレクターを務めていて、2004年からはFLWの社長兼CEOでもありましたが、コアングラーのボクの名前までしっかり覚えてくれていて、気さくに声を掛けてくれました。チャーリーに会えるのもFLWトーナメントの楽しみの一つだっただけに、ボクもショックでした。フィッシングエキスポでは「来月(9月)また会おう」と言って別れたばかりだったのですが、本当に残念です。また、どこかでチャーリーがウェイマスターを務める舞台に立ちたいです。

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