日別アーカイブ: 2010年9月3日

その名はThe One


P1000657  コットンコーデルのペンシルポッパーって、日本ではほとんど人気がありませんが、アメリカでは特にジョージアやサウスキャロライナ、ノースキャロライナ辺りでバス用としても定番です。
 先月、ジョージアのレイク・レニアで開催されたフォレストウッドカップ直前に発売されたペイチェック・ベイツのザ・ワン(The One)はペンシルポッパータイプのルアーで、出場者の中でも多くの人がキャストしていました。近くのハーモンド・タックルショップでは、過去のフォレストウッドカップウィナーがボーンカラーを買い占めたなんて話もありました。
P1000659_2   ペンシルポッパーにしろ、ザ・ワンにしろ、最大の特徴はその遠投性能です。とにかく、投げてみれば分かりますが、真っ直ぐミサイルのように飛んでいきます。普通の同サイズのペンシルの2倍近く飛ぶかもしれません。小さなベイトキャスティングリールなら、スプールのラインがすべて出切ってしまうほどです。
 遠く狙ったところに真っ直ぐキャストできると、沖で突然発生するボイル(アメリカではブレイキングなんて表現します)を狙い撃つことが可能で、これがフォレストウッドカップでは一つの重要なキーとなっていました。
 ペンシルポッパータイプのルアーって、いわゆるウォーキングドッグとは少し違うアクションをします。首を左右に振ることに変わりありませんが、テールの位置はほとんど動かず、テールを支点にワイパーのように動きます。移動距離を抑えて、水しぶきを上げながら180度首振りターンします。
 バブ・トッシュはペンシルポッパーの使い手としても地元では知られていて、過去に多くの10ポンドオーバーをキャッチしています。そのバブ自らが作ったのがザ・ワンというわけです。ザ・ワンはサイレントタイプとラトルタイプがあって、ナチュラルとアピールで使い分けることができます。フックも3つ付いているので、フッキング率が高いです。写真はプラクティス中にザックが釣ったナイスキーパーのスポッツです。

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