月別アーカイブ: 2010年3月
リアルなボックスを覗き見
世界のダミキ
注目のFLWツアープロ、ブライアン・スリフトを紹介しましたが、ブライアンには2009年から韓国を代表するブランド、ダミキがスポンサーについています。なかなかダミキはいいところに目を付けます。ダミキのルアーやタックルはすでにアメリカマーケット進出を果たしており、最近はアメリカのオンラインショップなどでもちょくちょく目にするようになってきました。アメリカ用のウェブサイトも近々オープンの予定です。またダミキはヨーロッパや南アフリカにもすでに売られています。
韓国のダミキのウェブサイト
要注目のブライアン・スリフト
元祖なモップジグ?
モップジグのオリジナルはラウンドではなく、四角いフラットラバーだったと前回紹介しましたが、その四角いラバー(フラットラバー)を使用した極太ラバーのジグを発見しました。
ノースキャロライナ州のローカルメーカー、シュータールアーズのビッグスクエアラバージグがそれです。詳しいスペックや値段等はまだ何も載っていません。
写真を見ると、確かに断面が四角いです。リビングラバー社もこんな太いフラットラバーは販売したことがなく、独自のルートで見つけたのか、それともオリジナルでラバーを作ったのか、興味深いです。値段や詳しいスペックは何も紹介されていませんが、再びフラットラバー回帰の流れが生まれるでしょうか?
http://www.shooterlures.com/
10代のエリートアングラー
サナギマン・ジグ
ラバースカートの歴史
最近、極太ラバーのネタが続きますが、特別な意図があるわけではありません。個人的に興味があるだけなんです。バスという魚は見慣れたアクションにはスレてしまっても、見慣れない動きにはいとも簡単に反応したりするものです。ボクのような下手くそは人と同じことやったり、流行を追いかけていたんでは、絶対に釣り負けるので、人と違うことをしたり、人が持っていないものを使うことで努力しています。
この極太ラバーもしかり。かつてラバージグといえば、リビングラバー社の断面が四角いレギュラーラバー(フラットラバーと呼ばれる)が主流でした。その後、リビングラバーのファイン(フラット)ラバーが大流行し、みんなラバーをタイイングしてソークしたものです。
その後、リビングラバーのフラットラバーは廃盤となり、断面が丸いラウンドラバーの販売を開始しました。アメリカでは今やフラットラバーを巻いたジグはほぼ皆無で、ラウンドラバーが巻かれたジグが市場で受け入れられましたが、日本ではこのラウンドラバーは、なかなか受け入れられず、今ではリビングラバー社以外のルートでフラットラバーのジグが流通しています。もちろんアメリカでも今や入手困難となったフラットラバーにこだわる根強いファンがいます。おかげで、アメリカに行く際にファイン(フラット)ラバーをお土産で持って行くと、非常に喜ばれることがあります。
ちょうどその頃、カラーが豊富なシリコンラバーが日本で台頭してきました。スモラバやスイミングジグといった流行がシリコンラバー人気に拍車をかけました。今やジグの主流はシリコンラバーといえるでしょう。ただ、浮力の高いリビングラバー系のアクションも捨てがたいです。シリコンラバーとリビングラバーをコンボしたりするのもアメリカでは人気です。
そのタイミングで登場したのがモップジグ(写真)です。オリジナルのモップジグは四角い断面の極太ラバーが使われていましたが、今のモップジグはラウンドタイプが使われています。ラバー一本一本が生きているがごとく、水を押して大きく動くわけですから、見たことがない(感じたことがない)ジグを見て、ビッグバスも思わず飛びつくというわけです。妄想ですが・・・。