ブレント・アーラー、33歳 その2


 ブレント・アーラーは2000年のWONBASSのウェスタンクラシックでノンボーターのAAA部門で優勝し、その後ボーターデビューを果たしました。2000年秋からB.A.S.S.ウェスタンインビテーショナルにも出場し、その後2002年までB.A.S.S.のウェスタンの試合には8試合出場します。最高位は2002年のB.A.S.S.ウェスタンオープン・レイクミード戦での2位でした。
 ボクが初めてブレントと会ったのは、2000年のウェスタンインビテーショナルのレイク・シャスタ戦でした。当時はドロップショットがまだまだ浸透していなかった頃でしたから、ドロップショットの釣り方を実は苦手なボクが指南したのを覚えています。その後、彼とは仲良くなって、南カリフォルニアの実家に泊めてもらって、彼のホームレイクのレイク・ペリスに一緒に釣りに行ったり、USオープンのプラを一緒にしたこともありました。ベイトブレスのサポートを受けたこともあって、家族で日本に訪れたときに、なぜか東京でボクが浅草の案内をしたこともありました。当時のブレントはどちらかといえばライトリグが得意なアングラーでした。育ちがよく、上品なおぼっちゃんといった印象で、とても全米のツアーを回るようなタイプではありませんでした。
Brent2  そんなブレントが頭角を現すのは2003年から始まったFLWエバースタート戦でした。初年度、初戦のレイク・プレザントを3位、得意のレイク・ミード戦を3位、第3戦のクリアレイク戦をまたしても3位でフィニッシュ。第4戦は当時はまだ不得意だったデルタを41位でフィニッシュし、年間総合で1位となったのでした。2004年シーズンも2試合でシングル入賞を果たし、年間総合で3位となり、ウェスタンでの存在感を示しました。そして、レイク・カンバーランドで開催されたエバースタートのチャンピオンシップで見事優勝(写真、当時27歳)を果たし、全米規模でも通用することを証明したのでした。
 ブレントは翌年からFLWツアーに転向し、古巣ウェスタンでの試合では、しばらく顔を見ることがなくなってしまいました。

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