日別アーカイブ: 2010年3月1日

セビルのフラットシャッドが気になる


 今年のバスマスタークラシックはKVDの勝利で幕を閉じました。KVDの異常すぎる強さや彼のウィニングルアーとなったレッドアイシャッドに話題が集まりますが、ボクは少し違うところに目を付けてみました。
 今回の上位陣はすべて早春の定番バイブレーション(リップレスクランクベイト)をキャストしている点です。もちろん、それだけではなく、他のパターンと併用した選手もしますが・・・。そこで、上位陣の使用したルアーを紹介しましょう。
1位 KVD
 ストライクキング・レッドアイシャッド
2位 ジェフ・クリート
 ヨーズリ・ラトリンバイブ、セビル・フラットシャッド
3位 トッド・フェアクロス
 セビル・フラットシャッド
4位 ラス・レーン
 ストライクキング・レッドアイシャッド エクスキャリバー・ラトルベイトXr50
5位 ブレント・チャップマン
 ストライクキング・レッドアイシャッド エクスキャリバー・ラトルベイト・ワンノッカーXRK75
6位 マイク・アイコネリ
 レーザールアー・リップレスクランクベイト
Sebflattshad  最近のアメリカのバイブレーションの流行を反映した結果となっています、特に最近はシミーアクションと呼ばれるフォール姿勢が安定したルアーが好まれる傾向にあります。そんな中、気になったのがセビルのフラットシャッドです。フラットシャッドはマジックスイマーが大ブレイクする前に、ストレーンの試合でウィニングルアーになったことがありますが、その後、ブレイクすることなく、マジックスイマーの陰に隠れてしまいました。
 ところが、今回、優勝を争った2位のジェフ・クリートと3位のトッド・フェアクロスがフラットシャッドを使い、”危うく”クラシックのウィニングベイトになりかけました。実はボクもその外観から食わず嫌いで使ったことがなかったのですが、さすがにちょっと気になります。ジェフ・クリートはできるだけスローに引くのがカギだったとコメントし、トッド・フェアクロスはワームのようにポンピングで使ったとコメントしています。
 セビルによると、グリッター・ギッターを思わせるオイル&ラメ入りのおかげで、水中で敵に襲われウロコがはがれて傷ついたベイトを演出できるということですが、とにかく、一度キャストしてみたいと思います。