日別アーカイブ: 2010年3月11日
ラバースカートの歴史
最近、極太ラバーのネタが続きますが、特別な意図があるわけではありません。個人的に興味があるだけなんです。バスという魚は見慣れたアクションにはスレてしまっても、見慣れない動きにはいとも簡単に反応したりするものです。ボクのような下手くそは人と同じことやったり、流行を追いかけていたんでは、絶対に釣り負けるので、人と違うことをしたり、人が持っていないものを使うことで努力しています。
この極太ラバーもしかり。かつてラバージグといえば、リビングラバー社の断面が四角いレギュラーラバー(フラットラバーと呼ばれる)が主流でした。その後、リビングラバーのファイン(フラット)ラバーが大流行し、みんなラバーをタイイングしてソークしたものです。
その後、リビングラバーのフラットラバーは廃盤となり、断面が丸いラウンドラバーの販売を開始しました。アメリカでは今やフラットラバーを巻いたジグはほぼ皆無で、ラウンドラバーが巻かれたジグが市場で受け入れられましたが、日本ではこのラウンドラバーは、なかなか受け入れられず、今ではリビングラバー社以外のルートでフラットラバーのジグが流通しています。もちろんアメリカでも今や入手困難となったフラットラバーにこだわる根強いファンがいます。おかげで、アメリカに行く際にファイン(フラット)ラバーをお土産で持って行くと、非常に喜ばれることがあります。
ちょうどその頃、カラーが豊富なシリコンラバーが日本で台頭してきました。スモラバやスイミングジグといった流行がシリコンラバー人気に拍車をかけました。今やジグの主流はシリコンラバーといえるでしょう。ただ、浮力の高いリビングラバー系のアクションも捨てがたいです。シリコンラバーとリビングラバーをコンボしたりするのもアメリカでは人気です。
そのタイミングで登場したのがモップジグ(写真)です。オリジナルのモップジグは四角い断面の極太ラバーが使われていましたが、今のモップジグはラウンドタイプが使われています。ラバー一本一本が生きているがごとく、水を押して大きく動くわけですから、見たことがない(感じたことがない)ジグを見て、ビッグバスも思わず飛びつくというわけです。妄想ですが・・・。