月別アーカイブ: 2010年3月

ブレント・アーラー、33歳 その1


Brent  ブレント・アーラーがFLWツアー・テーブルロック戦で圧倒的な強さで優勝しました。ブレントは年々、強くなっている感じで、今ではFLWを代表するトップ選手になってしまいました。BASSFANのワールドランキングでもFLW系選手の中ではトップに立っています。
 ブレントはラッキークラフトのプロスタッフの一員ですので、いろいろ彼の写真を目にする機会もありますが、それでも、日本ではどうしてもB.A.S.S.偏重の傾向があって、同じプロスタッフのスキート・リースに比べればブレントの認知度は低すぎると感じます。ブレントはもっともっと、日本でも注目されるべきアングラーの一人だと思います。
 1977年2月3日生まれのブレントは33歳になったばかりですが、すでにFLWでの生涯獲得賞金が136万9483ドルとなっています。もちろん、これは賞金額だけですので、スポンサーの契約料はほかにもあります。彼がウェスタンのエバースタート戦でプロデビューしたのが2003年、FLWツアーに参戦したのが2005年からですから、彼のキャリアはまだまだ始まったばかりといえます。今後ますます稼ぐことでしょう。彼のような存在が、若い次の世代のバスアングラーに夢を与えてくれます。

渋い大きいジグ


 極太リビングラバーを使ったモップジグ系のラバージグについて、紹介したところ、なかなかの反響がありました。すでにラバーをお分けした人からの釣果報告も届いています。
Xlavocadoblue  先日はモップジグに続いて、ブーヤーからも発売されていると紹介しましたが、さらに新しいジグを発見しました。その名はシブイ・オオキイ・ジグです。カタカナで書くと変な感じですが、Shibui Ookii Jigといいます。日本語の響きって、カッコイイんでしょうかねぇ・・・。
 シブイ・スピナーベイトのタロン・カスタムルアーズの新製品です。極太リビングラバー以外にシリコンスカートとフラッシャブーをコンボしたゴージャスな仕様になっています。ヘッドタイプはフリッピング、フットボール、グラス、フィネスの4タイプがあり、価格は4.19ドルとなっています。

ワッキーリング


3201316c  このブログに度々登場するレイクフォーク・トロフィールアーズから、また面白いものが発売されました。それがワッキー・フック&ウェイトシステムです。
 ワッキー用の身切れ防止とウェイトを両立させたアイデア商品で、指輪のようなリング状のオモリにフックを通す穴が2つあります。ワッキー用に熱収縮チューブを通すと、フックを縦刺しにしかできず、横刺しにしづらいですが、コレならフックを横刺しに簡単にできます。
 ウェイトとワームが離れていないので、ジグヘッドワッキーのようなロールアクションはあまり期待できそうにないですが、センコー等をテンポ良く水平フォールでフリップしていく釣りには良さそうです。
S7_124934_imageset_01  サイズは小口径の1/16オンスと1/8オンス、大口径の3/16オンスがあります。フック3本とリング3個のセットで4.99ドルとなっています。個人的にはフックは要らないから、リングだけで数をもっと入れて売って欲しいですね。

ヤマハ・ニューエンジン搭載


 ラッキークラフトUSAの開発部の公式ブログ「The Daily Jerk」に大森さんが今季戦うボートの写真がアップされています。シンプルながら、ブルーがかっこいいラッピングです。エンジンがSHOになっていますね。クラシックは10位とまずまずのスタートでしたが、いよいよ来週、カリフォルニア・デルタでエリートシリーズが開幕しますよ。すでに続々とエリートプロがカリフォルニアに結集中だそうです。

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こちらもトリガーフィッシュ


 昨年、日本で話題となったシンクタンクルアーズのトリガーフィッシュ。ボクも興味を持って、ブログで紹介しましたが、結局買わずじまいでした。
 このルアー、確かにYou Tubeの動画は魅力的でしたが、現物を見ると値段も高くてちょっと買う勇気が出ませんでした。実際、ボクの知り合いで買った人で、釣ったという人もいませんし・・・。
 「このルアーって、アメリカで凄い流行っているんでしょ?」と、よく聞かれたんですが、日本先行発売なのでアメリカで流行っているわけがないんですが・・・。なぜ、そんなイメージができたのか、不可解な現象です。
 ”トリガーフィッシュ”をググってみると、肝心のシンクタンクルアーズでヒットするのは日本のサイトばかりで、アメリカではほとんど見つかりません。ところが偶然全く違うトリガーフィッシュというルアーを発見してしまいました。こちらもなかなか面白いルアーです。
Greentigerstripe  バイツ・バック・ルアーズというメーカーのトリガーフィッシュは、ラインスルー構造のミノー?タイプルアーで、専用のダブルフックをボディーに内蔵して完全ウィードレスになるというB級ルアーです。バスがバイトして、ボディーの下部のトリガーに触れると、スプリングによるストッパーが外れてフックが飛び出す構造になっています。これなら、どんなカバークランキングも怖くないというわけです。フックがバーブレスで、かなり強度が心細いのが気になりますが・・・。
 サイト内には動画でリグり方も紹介しています。サイズは4インチで18.95ドルと、かなりお高めです。

ハンドポアメーカーのインジェクション


 プアボーイズ・ベイツといえば、ハンドポア・ワームメーカーとして知られています。特に同社のゴビーは対ビッグスモールマウスのドロップショット用ゴビータイプベイツの元祖的なイメージがあります。
Bbgbig  そのプアボーイズ・ベイツがいよいよインジェクションワームへも進出を果たしてきました。BBG(ビッグバスゲッター:写真)は4.5インチのレギュラーサイズと3.5インチのジュニアサイズがあるクリーチャーベイトです。
 その他、テキサスリグ用のクローやジグトレーラー用のキスクローなどもあります。ロボワームがインジェクションワームに進出しても、イマイチ成功していないように、やはり餅屋は餅屋で、ハンドポア・ワームメーカーはハンドポアワームだけに専念している方がいいのか、インジェクションでも成功するか、今後のプアボーイズ・ベイツの展開に注目です。

天才、マスター、伝説のルアーデザイナーのインタビュー


Kato_seiji_interview_370_bf  先日、舛添前厚生労働大臣が外国メディアの特派員らを前に英語で講演した内容がニュースで話題になっています。英語だと普段は答えにくいこともついつい口が滑ってしまうようです。
 話が変わりますが、BASSFANに加藤誠司さんのインタビュー記事が掲載されています。
 なぜ、ダイワを辞めたの? なぜラッキー・クラフトを辞めたの? 今までに作ったルアーの中で一番好きなルアーは? 自分のデザインしたルアーがコピーされると、どんな気分? などなど、日本人だとちょっと聞きにくいようなことも、いろいろ質問されて、非常に興味深い記事になっています。

セビルのフラットシャッドが気になる


 今年のバスマスタークラシックはKVDの勝利で幕を閉じました。KVDの異常すぎる強さや彼のウィニングルアーとなったレッドアイシャッドに話題が集まりますが、ボクは少し違うところに目を付けてみました。
 今回の上位陣はすべて早春の定番バイブレーション(リップレスクランクベイト)をキャストしている点です。もちろん、それだけではなく、他のパターンと併用した選手もしますが・・・。そこで、上位陣の使用したルアーを紹介しましょう。
1位 KVD
 ストライクキング・レッドアイシャッド
2位 ジェフ・クリート
 ヨーズリ・ラトリンバイブ、セビル・フラットシャッド
3位 トッド・フェアクロス
 セビル・フラットシャッド
4位 ラス・レーン
 ストライクキング・レッドアイシャッド エクスキャリバー・ラトルベイトXr50
5位 ブレント・チャップマン
 ストライクキング・レッドアイシャッド エクスキャリバー・ラトルベイト・ワンノッカーXRK75
6位 マイク・アイコネリ
 レーザールアー・リップレスクランクベイト
Sebflattshad  最近のアメリカのバイブレーションの流行を反映した結果となっています、特に最近はシミーアクションと呼ばれるフォール姿勢が安定したルアーが好まれる傾向にあります。そんな中、気になったのがセビルのフラットシャッドです。フラットシャッドはマジックスイマーが大ブレイクする前に、ストレーンの試合でウィニングルアーになったことがありますが、その後、ブレイクすることなく、マジックスイマーの陰に隠れてしまいました。
 ところが、今回、優勝を争った2位のジェフ・クリートと3位のトッド・フェアクロスがフラットシャッドを使い、”危うく”クラシックのウィニングベイトになりかけました。実はボクもその外観から食わず嫌いで使ったことがなかったのですが、さすがにちょっと気になります。ジェフ・クリートはできるだけスローに引くのがカギだったとコメントし、トッド・フェアクロスはワームのようにポンピングで使ったとコメントしています。
 セビルによると、グリッター・ギッターを思わせるオイル&ラメ入りのおかげで、水中で敵に襲われウロコがはがれて傷ついたベイトを演出できるということですが、とにかく、一度キャストしてみたいと思います。