月別アーカイブ: 2010年2月

スキートの今季の相棒


Readyroad  いよいよ、バスマスタークラシックが開幕しますね。今年のレイ・レイクは2007年の時と違って、大寒波でかなり厳しい展開が予想されます。公式プラでは積雪があって、湖面の一部が凍っていたようです。

 今年のボクの注目はスキート・リースです。ありきたりですが・・・。昨年に続きクラシック2連覇が掛かっています。しかも、2007年2月にレイ・レイクで開催されたクラシックでは惜しくも2位だっただけに、相性は決して悪くないはずです。フィッシングショーで会えなくなって日本のファンは寂しい限りですが、その分、テンションを高めていたことでしょう。
 そういえば、スキートの新しいボートとトラックのラッピング写真が自身のホームページでアップされています。迫力満点のこのリグで今季全米をトレールするんですね。世の中は不景気ですが、スキートの景気はまだまだ良さそうです。
 イメージカラーのイエローはそのままですが、昨シーズンまではラッキークラフトが全面にフューチャーされたラッピングでしたが、今季からはバークレー・パワーベイトとラッキークラフトが半々の割合になっています。トレーラーにまでスポンサーロゴが配置されています。

Skeetreeserig2010

Rig

アイクがイタリアブランドと契約


Ike20at20molix  イタリアの総合ルアーメーカー、モリックスがアイクとスポンサー契約をしたようです。といっても、アイクはピュアフィッシングやトゥルータングステンとも契約しているので、今回の契約内容はモリックスのスピナーベイト等の限定的な使用になるようです。
 今年のフィッシングショーでもヨーロッパからのバイヤー等の方々の顔ぶれが目立ちましたが、セビルに続き、ヨーロッパ発のブランドが次々とアメリカ参入を果たしそうな勢いです。モリックスはこれまでもランディー・ハウェルとも契約をしていましたが、特にアメリカマーケットに本格的に参入するような動きは見られず、もっぱらヨーロッパマーケットへのイメージ戦略(メガバス的)としてだけでしたが、これを機についに動くのでしょうか?
Ike2020randy  日本のブランドも負けてられませんよ。さもないと、日本のルアーのいいところを次々とパクられて、アレンジしてオイシイところ(巨大なアメリカマーケット)を全部持っていかれちゃいます。
 それにしても、このモリックスというブランドはJPドメインだったり、ルアーも日本的だったり、謎のブランドですね。
 話は逸れますが、チームダイワを去ったアイクと新たにチームダイワになったランディー・ハウェルが同じモリックスのチームメイトになるというのも面白いですね。

ウェイクベイトのニューカマー


 ボクはウェイトベイトに関してはちょっとうるさいです。といっても、ボクの好みは絶対に潜らないタイプで、いわゆる”ワン・マイナス”タイプはボクとはフィーリングが合いません。旧型のフットルースを長年愛し続けています。たまに、浮気をしたりもするんですが、結局フットルースに戻ってしまいます。むしろ、浮気を重ねれば重ねるほどに、フットルースの魅力を再認識してしまいます。 
Imgp1457  そんなボクの前に現れた新たな浮気候補がRPMクランクのミッド1WS(ウェイクスペシャル)。フィッシングショーでケース越しに見ただけなので、何とも言えませんが、ファーストインプレッションでは、ワイドな高浮力ボディーに、PRMクランク譲りの大音響ラトルサウンドなら、けっこうイケそうな気がします。
 でも、よく見ると、このボディー。まさかMID4のモールドをそのまま流用してませんか? 基盤リップの代わりに折り曲げたメタルリップを差しているような・・・。天下のダイワがそんなセコイまねしませんよね。まあ、それで釣れたら何も文句はないわけですが・・・。
 説明文によると、ボクの期待とは違って、少し潜りそうな感じですが、メタルリップなので、プライヤー等でリップの角度を変えて潜らないように調整できないでしょうか? いずれにしても、発売が楽しみです。

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アイスフィッシング用ルアー


 アメリカ北部やカナダではアイスフィッシングが非常に盛んです。といっても日本のようなワカサギを釣るのではなく、ブルーギル、ウォールアイ、スモールマウス、パイク、時にはマスキーまでをルアーで狙ったりします。なんか寒そうで地味な感じがしますが、現地では近所でボートを持っていなくても手軽に楽しめる冬の風物詩みたいな感じで、かなり”熱い”釣りのようです。実際、スキーやスノーボードは平野部ではできませんから。You Tubeで”Ice Fishing”と検索しても、数多くの面白い動画が楽しめます。
 アイスフィッシングといえば、ラパラのアイスジグが有名です。ルアーが水平方向にダートするので、穴の直下以外も広く探ることができる非常に優れたルアーです。しかしながら、水平方向にダートして探れるルアーは何もアイスジグだけではありません。
Ld205  リンディー・ダーターは一見するとバイブレーションルアーにも見えますが、アイスフィッシング用に開発されたルアーです。アイスジグと同じ要領で誘うとイレギュラーなダートアクションで遠くのターゲットにもアピールするそうです。サイズは1.33インチ、1.75インチ、2インチの3サイズがあります。なんか、このルアーを見て、ミスタープロンソンを思い出しました。
Slickjiglir59  同じくリンディーのスリックジグはアイスジグタイプのジグヘッドです。説明分によるとミノー(小魚)をフックに刺してエサ釣りとして誘うようですが、ワームをセットしても面白そうです。ワームがディープの直下で水平方向に大きくダートアクションするなんて、なかなかないので、バスにも応用できそうな気がします。サイズは3/16オンス、1/4オンス、5/8オンスの3サイズがあります。  

アメリカンロッドの傾向 その4


アメリカンロッドのメーカーリンク集を作成してみました。抜けていたらごめんなさい。日本のフィッシングショーに行くよりもいろいろ見れて面白いかも。アメリカの傾向も見えてきます。

 順番はアルファベット順に並べました。
エアラス・ロッド
アメリカでいち早くセパレートグリップを採用したメーカーの1つ。斬新なデザインのグリップが特徴。
http://www.rodsbyairrus.com/
オールスターロッド
懐かしのオールスターロッドは今も健在。親指が直接ブランクに触れられるフォアグリップ”トータルタッチ”テクノロジーに注目。
http://www.allstarrods.com/
アメリカン・ロッドスミス
個人的に安物のイメージが強かったのですが、今じゃあ約400ドルの高級ロッドも販売。ゴルフクラブのような”V17プロツアーグリップやマキシマム・コンタクト・ハンドル、ロッドの長さを6.6~7.2フィートに調整してフォアグリップでロックできたり、グリップエンド部を伸縮してロックできる”プロセット”など、面白いロッドがたくさん。ハイエンドモデルにはリコイル・ガイドも採用。
http://www.americanrodsmiths.com/
ビッグ・ベアロッド
シンセティック・ラバーグリップが特徴のロッド。正直、あんまりカッコ良くないですが、グリップ力が上がり、飛距離が伸び、パワフルなフッキングが決まるそうです。雨天でも滑りにくく、寒い日では手が凍えにくい効果もあるそうです。
キャロットスティック
ご存じニンジンファイバーのオレンジロッド。最新モデルはマイクロガイドを採用。
http://www.carrotstix.com/
キャスタウェイ・ロッド
古くからルアー&タクティクス別に細分化したラインナップを販売。どちらかといえば、肉厚のトルクあるブランクが特徴的でしたが、最新のスケルトンシリーズは軽量化がセールスポイント。カモフラージュ柄も。
http://www.castawayrods.com/home/
デナリ・ロッド
かっこいいフォアグリップのデザイン別にローズウッドとジェイドウッドの2シリーズを展開。
http://denalirods.com/
ドビンズ・ロッド
西海岸のレジェンド、ゲーリー・ドビンズのメーカー。ルアーやタクティクス別に細分化されたアイテム数がセールスポイント。価格は高め。ハイエンドモデルはジルコニウムガイドを採用。
http://www.dobynsrods.com/
ダケット・フィッシング
エリートプロのボイドダケットがキャロットスティックを離れ、自らが立ち上げたブランド。真っ白なブランクにマイクロガイドを採用。価格は100ドル台。
http://duckettfishing.com/
ファルコン・ロッド
いかにもアメリカンなオールドファッションデザインだったのに、最近はセパレートグリップ&フォアグリップレスに。
http://www.falconrods.com/

フェンウィック
日本のティムコのフェンウィックとは違い、アメリカマーケット用にデザインされています。エリートテックモデルは日本のフェンウィックの影響を受けて随分良くなっているような気がします。スピニングモデルにはレコイル・ガイドを採用しているモデルも。
http://www.fenwickfishing.com/

フェザ・スティックス
ロッドグリップの化粧が特徴的。
http://www.fethastyx.com/

Gルーミス
日本でも信者が多いGルーミス。ボクも何本か現役で使っています。デザインは昔と変わらず。言いかえれば10年後も古くさくない、もちろん10年後も現役バリバリで使える安心感のあるロッドです。ただ、最近はセンコーシリーズやジグ&ワームシリーズ、シェイキーヘッドシリーズ、ドロップショットシリーズ・・・と、タクティクス別に複数のモデルがシリーズでラインナップされていて、種類が多すぎです。
http://www.gloomis.com/

キスラーロッド
最近、日本でもファンが増えているというキスラーロッド。実際、日本ウケしそうなシックでカッコイイデザイン。セパレートグリップをアメリカで流行させた立役者かも。マイクロマグネシウムシリーズに続き、2010年新モデルのZボーンシリーズもマイクロガイドを採用。
http://www.kistlerrods.com/

ラミグラス
老舗のロッドメーカーで、スキート・リースも長年使っていました。最新のエクセル・バスシリーズは150ドル前後で、今風のグリップデザインにオレンジゴールドブランクでイメージ&デザインを一新。
http://www.lamiglas.com/

フェニックスロッド

かつては憧れのブランド。そして、上州屋が見事にブランドイメージをたたき壊して、今じゃ見ることは皆無になってしまいました。ジョン・マーレイは今やパウエルロッド、あのドン・アイビーノもラミグラスに移ってしまいましたが、今もなんとか生き長らえています。フェニックスロッドといえば、重いロッドの代名詞みたいなイメージで、フェニックス信者は今やロードランナー信者になってケースが多いようですが、最近のフェニックスロッドもすっかり軽量化に進んでいます。セパレートグリップなんて全然フェニックスって感じがしませんが・・・。
パウウェル・ロッド
セパレートグリップ&フォアグリップレスの今風なロッドに仕上がっています。スイムベイト用のロッドの評価が高いようです。個人的には新発売のジャレッド・リントナーデザインのグラスロッド2種が気になります。
http://www.powellco.com/
パワータックル
アミスタッドやファルコンなどのテキサス南部に行くとユーザーが多いロッドで、文字通りパワー重視のハイトルクなロッドがセールスポイントで、スイムベイトやパンチング用のロッドが多くラインナップ。グリップが太くて、小さな手の人には向かないかも。
http://www.powertackle.com/
クアンタム
これほど、有名なプロスタッフを揃えているにもかかわらず、実際に使われているのを目にしないロッドも珍しいです。典型的な開発よりもプロモーションにお金を掛けるメーカーですね。KDVのツアーモデルもグラスマニアなボクは興味があって手にしましたが、バスプロショップに売られているすべてのロッドが真っ直ぐではなく、完全に反っていてビックリ。こんなロッドで賞金を稼ぐKVDの凄さを改めて実感しました。プロのシグネーチャーモデル別にブランクカラーが色分けされています。
ローグ・ロッド
ノーマルなコルクグリップやガイド仕様とは別に別注でグラファイトハンドルやリコイル・ガイド仕様でオーダーが出来る。スイムベイト用ロッドを早くから販売して、バイロン・ヴェルヴィックが使用して有名に。
http://store.roguerods.com/
セントクロイ
一時期はポパイが熱心に売りましたが、今じゃあフカシンもデストロイヤー。なんとなく、高級で渋いブランドイメージがあって、個人的には好きなブランドです。ウェブサイトの作りもなんとなくGルーミスっぽい感じ。最高級のレジェンドエクストリームはGルーミスのGLXと同じリコイル・ガイドを採用。最近はセパレートグリップ&フォアグリップレスが主流。100ドルからで新発売されたモジョ・バスシリーズや女性用モデルのアヴィッドパール・シリーズなど、低価格帯も続々登場中。
USAカスタムロッド
カモフラージュ柄のブランク&グリップがセールスポイント。ピンク色のカモフラロッドも・・・。
http://www.usacustomrods.com/
ライト&マクギル
長年ラミグラスと契約し、同社のシグネーチャーモデルを愛用していたスキート・リースが系列会社のトローカーフック(イーグルクロー)とセットで移籍して発売されたスキート・リースの新シグネーチャーモデルのテセラ・シリーズ。黄色いブランクが特徴で、90ドルを切る低価格帯がセールスポイント。ガイドはジルコニウムを使用。正直、これで賞金を稼ぐスキートは凄いです。釣りは道具じゃないんですね。
http://www.wright-mcgill.com/rods/skeet-reese-signature-series.php
ゾンビー・ロッド
カリフォルニアデルタで生まれたオーバー300ドルの高級なロッド。ロッドの化粧やパーツがいかにも日本的。
http://www.zombierodandtackle.com/

アメリカンロッドの傾向 その3


B_microguides_250x312  今回のフィッシングショーで秘かに楽しみにしていたのが、どこかのメーカーがニューコンセプトのマイクロガイドを採用したロッドを出すかどうかでしたが、ボクが見た限りでは見つかりませんでした。
 マイクロガイドとはガイドの径がわずか4mmのベイトロッド用極小ガイドのことで、2009年のICASTで発表され、すでにアメリカではキスラー、キャロットスティック、ダケットロッドの3社がマイクロガイドを採用したシリーズを発売しています。また、今季中にセントクロイも採用を表明しています。
 通常のガイドはバット側からティップ方向に徐々に小さいガイドを配しますが、マイクロガイドはトップガイド以外すべて同じガイドを装着するのが特徴です。ガイドが極小になることでノーマルのガイドに比べ、1/2オンス以上の軽量化が可能となるそうで、ロッドのブランクのトルクを犠牲にすることなく、ロッド全体の軽量化が可能になります。
 もちろん、ガイドが極小でロッドブランクに近い分、ラインがロッドに近く平行になるので、ロッドはよりスムースに曲がり、ロッドとラインのねじれもなく、キャストコントロールの正確度やロッドのパワーも向上するのがそうです。また、ラインがガイド内を左右または上下に振れない分、ラインとガイドの接点が増し、ルアーのバイブレーションが伝わりやすくなりなど、ロッドの感度も向上するそうです。また、ガイドが小さい分、ボートのストレージからロッドを取り出したり、ノンボーターがコンソール左側にロッドを置く際に、複数のロッドのガイドとラインが引っ掛かるトラブルが減って、イライラしなくて済みそうです。
 ガイドが小さくて、ラインとロッドの距離が近いと、キャスト時にラインがロッドに当たって飛距離が落ちそうな気がしますが、ガイドの数が多いので、その心配もないそうです。そんないいことずくめに聞こえるマイクロガイドですが、個人的にはまだ使ったことがないので、本当にアドバンテージを実感できるのか興味津々です。一過性のブームで終わるか、マイクロガイドが今後の主流になるのか、果たしてどうなるでしょうか?

スピナーベイトでウェイキング


016  日本のスピナーベイトって、ダブルウィロータイプが圧倒的に人気で、タンデムコロラドタイプって、あまり売っていませんし、作っていないメーカーも多いです。
 ウォーイーグルから新発売された”ウェイクベイト”はクランクベイトやミノータイプのいわゆるウェイクベイトではなく、水面直下をスローリトリーブで狙うためにデザインされたタンデムコロラドタイプのスピナーベイトです。ヘビーワイヤーにツイストラインアイ、2枚の大型ブレードにビッグフック仕様の対ビッグフィッシュ用のヘビーデューティー・スピナーベイトです。
 水面を割らない程度に水面を盛り上げ、強烈なフラッシングを目で追いながら、カバー際をリトリーブし、バイトと同時に力一杯フッキングして、一気にカバーから引き離すパワースタイルの釣りって、気持ち良すぎます。今年はこんな豪快な釣りも久しぶりにやってみたいです。
 ヘッドサイズは3/8オンスと1/2オンスがあり、価格は6.29ドルだそうです。

アメリカンロッドの傾向 その2


 横浜のフィッシングショーから帰ってきました。ラッキークラフトブース内で展示されていたジャストエースのカラフルなカスタムモデルロッド(昔ティファから発売された10万円ロッドを思い出しました)やジャッカルから新しく発表された眩しいオレンジ色のブランクのポイズン・トランポシリーズなどが印象的でしたが、アメリカも負けていません。
 一昔前はバス用ロッドといえば、ブラック系のシックなブランクカラーが多かったものですが、これからはロッドもカラーで自己主張する時代なのかもしれません。
 スキート・リースのイメージカラーでもあるイエローなテセラシリーズが有名ですが、それ以外にもニンジンカラーのキャロットスティック、真っ白なダケットロッドなど、遠くからでも一目でどこのメーカーか分かるようなロッドが登場しています。ラミグラスから新登場した100ドル前後の廉価モデル、エクセルバスシリーズは鮮やかなオレンジゴールドブランクが特徴です。
 また、セントクロイはグレードモデル別にブランクカラーが渋く色分けされています。新登場のアヴィッドパールシリーズはパープルな女性用モデルです。女性用といえば、今までは安い価格帯が多かったものですが、これからは本格的な女性用モデルも登場しそうです。

 クアンタムはKVD(ワインレッド)、ハックアタック(メタリックシルバー)、ショーグリスビー(ブルー)、ジェラルド・スゥインドル(イエロー)、ディーン・ロハス(レッド)、ゲーリー・クライン(グリーン)など、シグネーチャーモデル別に色分けされています。
 キャスタウェイのスケルトン・カモシリーズ(写真)やUSAカスタムロッドのカモスティックなど、カモフラージュ柄のロッドも登場しています。アーデントからはカモフラ柄のリールも登場していて、アメリカ人って、本当にカモフラ好きです。

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アメリカンロッドの傾向 その1


 フィッシングショーが大阪で終了し、今週は横浜で開催されます。各メーカーは新製品のロッドを発表していますが、個人的には目新しいものは特に感じられませんでした。さすがに極端な軽量化競争は落ち着き、トルクが見直されているように感じられました。
 ところで、アメリカのバスフィッシングロッドの潮流はというと、これまた面白い傾向があります。アメリカのロッドと言えば、一昔前は日本のロッドに比べて、重いロッドが多かったですが、最近は軽量化が主流です。といっても日本のようなトルクを無視した極端は軽量化までは進んでいません。
 アメリカの高級なロッドはメーカー保証がしっかりしています。太いラインで渾身の力でフッキングをするアメリカ人がロッドを簡単にポキポキと折ってしまっては、メーカーとしては商売にならないのも理由でしょう。
 ただ、アメリカのロッドといっても、すべてがメイドインUSAというわけではなく、製造工場が中国や韓国だったりして、日本マーケット用のロッド製造で培われた技術・潮流がアメリカマーケット用のロッドにも影響を及ぼしているのも事実です。
 例えば、アメリカでもセパレートハンドルは一気に大流行しました。一見すると、日本のロッドと見分けがつかないぐらいになって、アメリカンな”らしさ”がなくなりつつあります。また、日本では流行りませんが、フォアグリップがないデザインも今ではアメリカでは当たり前になっています。フォアグリップ部分の軽量化はもちろんですが、それ以外にもティップの感度よりも指先の感度を重視するアメリカ人は、ラインを指でつまんでよくバイトをとります。そのとき、太いフォアグリップがない方が、ブランクとラインを同時にタッチしてバイトをとりやすいという利点があります。今では、頑なに昔ながらのグリップスタイルを守り続けているのはGルーミスぐらいになってしまいました。

アンクル・サム


Imgp1463  そろそろ確定申告の時期なんですけど、アメリカでも面倒なものが送られてきました。昨シーズンのトーナメントでもらった賞金の総額が2万1029ドルなんですが、それに対しての納税のフォームがオペレーション・バス(FLW)から送られてきました。
 2万ドルといっても、実際はエントリフィーが1試合700ドル、交通費や宿泊代、カリフォルニア州、アリゾナ州、オレゴン州、ワシントン州のフィッシングライセンス代など掛かっているので、実際はたいしたプラスではないので、
それらを申告しなければなりません。
 実はB.A.S.S.は税金を差し引いた小切手でもらうので、申告すれば返ってくる部分もあったのですが、面倒というか、どうすればいいのか分からず放ったらかしにしていましたが、今回は放ったらかしにしたら税金を納めていないことになってしまいます。たいした金額じゃないですが、あとでトラブルになると困るので、今回はしっかり処理したいと思っています。とりあえず、ディーン・ロハスの会計管理をしている税理士さんを紹介してもらいました。