日別アーカイブ: 2010年2月4日

Float ‘N Fly その3


Imgp1206  Float ‘N Flyには大きく2つに分けることができます。一つは固定ウキで、もう一つは遊動(中通し)ウキです。写真はザック・トンプソンの遊動ウキです。
 固定ウキは文字通りウキを固定して使うので、ロッドの長さ以上のウキ下にすると、キャストが困難となるので必然的に深いタナを探ることはできません。そのため、専用ロッドとしてGルーミスのSMR1140S-FFをはじめとする9フィートオーバーの専用ロッドまで市販されています。
 固定ウキは、キャストさえできれば、風でラインが吹かれても、しっかりタナまでルアー(フライ)を落とすことが可能です。細かく探っても、ウキが動くだけで、ウキ下は変わらないので、より一定層をキープして細かく探ることができます。
 一方の遊動ウキは小さなウキ止めを使ってウキ下を調整しますので、ロッドの長さ以上の深いタナを探ることができます。キャストがしやすく、遠投も可能です。ただ、ラインが風で吹かれると、軽いルアー(フライ)をしっかりタナまで落とすのが難しくなり、ラインメンディングが要求されます。また、手前に引くと、ウキを支点にルアー(フライ)が引き上げられるので、狙うタナ付近を上下に動かしながら探ることができます。個人的には遊動ウキ仕掛けのジグヘッドワッキーが面白そうな気がしています。
Imgp1406  Float ‘N Flyのメリットとして、ウキが飛ばしウキの役目も兼ねる点もあります。つまり、通常ではキャスティングできないような軽い極小のルアー(フライ)でも、遠投することが可能で、しっかり狙う層まで落とすことができるのです。実際、前回の試合でザック・トンプソンが投げていたのは、アジングで使いそうな極小のジグヘッドでした。正直、「そんな小さなルアーを中層で止めていて、バスが気がつくの?」と不安になったぐらいですが、ノンキークラスは1匹も釣れず、キーパーが入れ食ったりしてビックリしました。まだ、試していませんが、スモラバも遠投して中層で浮かせてやれば、爆釣するにちがいないと思うのですが・・・。