日別アーカイブ: 2010年2月11日

アメリカンロッドの傾向 その1


 フィッシングショーが大阪で終了し、今週は横浜で開催されます。各メーカーは新製品のロッドを発表していますが、個人的には目新しいものは特に感じられませんでした。さすがに極端な軽量化競争は落ち着き、トルクが見直されているように感じられました。
 ところで、アメリカのバスフィッシングロッドの潮流はというと、これまた面白い傾向があります。アメリカのロッドと言えば、一昔前は日本のロッドに比べて、重いロッドが多かったですが、最近は軽量化が主流です。といっても日本のようなトルクを無視した極端は軽量化までは進んでいません。
 アメリカの高級なロッドはメーカー保証がしっかりしています。太いラインで渾身の力でフッキングをするアメリカ人がロッドを簡単にポキポキと折ってしまっては、メーカーとしては商売にならないのも理由でしょう。
 ただ、アメリカのロッドといっても、すべてがメイドインUSAというわけではなく、製造工場が中国や韓国だったりして、日本マーケット用のロッド製造で培われた技術・潮流がアメリカマーケット用のロッドにも影響を及ぼしているのも事実です。
 例えば、アメリカでもセパレートハンドルは一気に大流行しました。一見すると、日本のロッドと見分けがつかないぐらいになって、アメリカンな”らしさ”がなくなりつつあります。また、日本では流行りませんが、フォアグリップがないデザインも今ではアメリカでは当たり前になっています。フォアグリップ部分の軽量化はもちろんですが、それ以外にもティップの感度よりも指先の感度を重視するアメリカ人は、ラインを指でつまんでよくバイトをとります。そのとき、太いフォアグリップがない方が、ブランクとラインを同時にタッチしてバイトをとりやすいという利点があります。今では、頑なに昔ながらのグリップスタイルを守り続けているのはGルーミスぐらいになってしまいました。

アンクル・サム


Imgp1463  そろそろ確定申告の時期なんですけど、アメリカでも面倒なものが送られてきました。昨シーズンのトーナメントでもらった賞金の総額が2万1029ドルなんですが、それに対しての納税のフォームがオペレーション・バス(FLW)から送られてきました。
 2万ドルといっても、実際はエントリフィーが1試合700ドル、交通費や宿泊代、カリフォルニア州、アリゾナ州、オレゴン州、ワシントン州のフィッシングライセンス代など掛かっているので、実際はたいしたプラスではないので、
それらを申告しなければなりません。
 実はB.A.S.S.は税金を差し引いた小切手でもらうので、申告すれば返ってくる部分もあったのですが、面倒というか、どうすればいいのか分からず放ったらかしにしていましたが、今回は放ったらかしにしたら税金を納めていないことになってしまいます。たいした金額じゃないですが、あとでトラブルになると困るので、今回はしっかり処理したいと思っています。とりあえず、ディーン・ロハスの会計管理をしている税理士さんを紹介してもらいました。

New フカシン


Fukae_shin_1002_sponsor_combo_370_b  FLWツアー初戦はキャンセルとなってしまいましたが、フカシンの今季のボートのラッピングはすでに間に合っていたようです。
 BASSFANにフカシンの新しいボートとトーナメントシャツの写真がアップされました。まだ、見慣れていないせいか、違和感を感じるのはボクだけでしょうか? (勝手に)心配していたリールはシマノのままのようです。
 また、今季からフカシンのボートにはパワーポールが取り付けられています。どうやら、こちらもスポンサー契約をしたようです。鬼に金棒ならぬ、鬼斬り竿と力棒を手に入れた今季のフカシンの活躍に期待しましょう。仏の心も忘れずに。