日別アーカイブ: 2010年2月25日

KVDのトリプルフック


Kvdimaged  今回のクラシックのウィニングルアーは、またしてもお馴染みのマネーベイト”レッドアイシャッド”だったわけですが、今回ボクが注目するのは、KVDはレッドアイシャッドのフックをマスタッドの彼のシグネーチャーモデルのエリート・トリプル・グリップ・トレブルフックに交換していた点です。
 このフックはマスタッドのトリプルグリップのリファインモデルで、レッドアイシャッドの前後とも#2サイズのフックに交換していたそうです。
 このフックの最大の特徴はショートシャンクということです。同サイズのフックに比べれば、2番サイズぐらいシャンクが短く、フックのシェイプはやや内向きのベンドとなっています。ショートシャンクな分、一回り大きいフックに交換してもフック同士が絡む心配がなく、結果フックアップ率が向上するというわけです。
 一般的にショートシャンクのフックは掛かりが浅く、バレやすい傾向がありますが、このフックはフックポイントが従来よりも20%鋭く、さらにラウンドではないベンド部でしっかりバスの口をホールドし、バラシを軽減するそうです。
 もちろん、フックはストロングワイヤー仕様で、一回り大きいフックに交換することで、さらにフックが伸ばされる心配がないそうです。最近のアメリカではバイブレーションにはブレイドラインが主流で、ラインが伸びない分フックへの負担が大きく、柔なフックでは伸ばされて大事なキッカーフィッシュを逃すことがあります。
 今回の試合でも、たった1匹のキッカーを逃していれば、もしかしたら優勝賞金の50万ドルを逃してしたかもしれません。そんな1匹1匹の価値を分かっているKVDが長年テストして、デザインしたフックというなら、説得力がありますよね。マスタッドのホームページでは、KVDがこのフックの有効性について語っている動画もあります。