世の中には数え切れないほどのルアーがあり、市場に溢れています。中には100年以上も前から売られ、今もなお現役のものから、あっという間に消えてしまったものまでさまざまです。
もし、あなたが「10個しかルアーを持って行ってはいけない」と言われたら、どんなルアーを選びますか? スポンサーなんか関係なく、最低限これだけは外せない(これなしでは戦えない)というルアーです。アメリカのトーナメントプロにそんなアンケートをした結果を紹介している面白いサイトを紹介します。
プロ・フィッシング・リサーチというサイトでアンケートに協力したプロはB.A.S.S.エリートやFLWで活躍する選手が多く含まれ、全体の85%がBASSFANのワールドランキングで半分より上にランクする人たちだそうです。
日本の雑誌もよくプロの「タックルボックス拝見」なんてコーナーがありますが、抜き打ちでもないから、スポンサーメーカーの偏ったルアーばかりが紹介されて、リアル感ゼロでまったく面白くないですが、こちらは実名を明かしていないので、スポンサーの枠にとらわれない結果が出ていて、かなりリアルです。もちろん、若干はスポンサーの影響も出ているでしょうが・・・。
釣り人は十人十色。それぞれ得意なスタイルもあるでしょうから、アンケート結果もばらけるでしょう。ただ、そんな中でも重複するトップ50で上位にランクインするルアーは、”なくてはならない定番”ルアーということになります。
以前にも書きましたが、アメリカの試合で勝つには誰も持っていない秘密のルアーは必要ありません。適材適所でルアーを正しく選び、正しく使うことが何よりも重要です。
そして、多くのプロから信頼されるナンバー1ルアーが、ポインター100という結果でした。ボクのタックルボックスにもたくさん入っています。ちょっと意外というか、もっとアメリカンなルアーかと思いましたが、深読みすれば、クランクベイトなどはいろいろ選択肢があって、結果がばらけたけど、ポインターは”代わりが効かない”ルアーだということなんでしょう。
2位のフィネスワームはまさに最近の”困ったときのシェイキーワーム頼み”を反映した結果ですし、3位に唯一無二のクランク、ウィグルワートが入っているあたりが納得です。
1 Lucky Craft Pointer100
2 Zoom Finesse Worm
3 Storm Wigglewart
4 War Eagle Double Willow Spinnerbait 1/2 oz
5 Yamamoto Senko5"
6 Berkley Football Jig 3/4 oz
7 Heddon Zara Spook
8 Jewel Eakins Jig 5/16 oz
9 Zoom Super Fluke5"
10 Bill Lewis Lures Rattle Trap 1/2 oz
http://www.profishingresearch.com/eShop/top_50_lures.asp
100%完全に信用できる結果かどうかは疑問ですが、けっこうリアリティのあると思いますよ。ボクはラッキークラフトの回し者ではありませんが、確かにポインターは誰のボックスにも入っています。
このサイトではトップ10にランクインしたルアーの使い方をジミー・ヒューストン、ケン・クック、ランディー・ハウエル、ジェフ・クリート、マイク・マクリーランドらが解説するビデオを販売していますが、1人としてラッキークラフトのプロスタッフが入っていません。これって、リアリティーがあると思いませんか?
ジミー・ヒューストンがエクスキャリバーの”ジミー”を紹介したら、台無しですが・・・。
こういった投票は全く信用できません。