月別アーカイブ: 2008年12月
トリプルトラウトを超えるか!?
22匹保証付き
命がけのウィンターバッシング
考えれば、ボートによるバスフィッシングってかなり危険な遊びです。特に冬は命がけです。10年ぐらい前はアルミボートでダム湖に出かけ、ガイドが凍る中、メタルジグで釣りをしたこともありましたが、今では怖くてできません。淡水の湖では、冬場は平気で水温が10度を切っています。そんな中、もし落水事故に遭うと、死を覚悟しないといけません。
ボートが転覆した場合、ライフジャケットが正しく機能すれば溺死は免れます。ただ、冬の湖では体温低下による衰弱死の危険がまだ残っています。熱の伝導性が高い水中に体が浸かると、急速に体温は奪われていきます。一般に水温が10度を切った水中では、人間が意識を保持できるのは2時間ぐらいがやっとだそうで、体温が30度を切ってしまうと死んでしまうそうです。つまり、落水後はすぐに助けられて、体を温めないと危険というわけです。そう考えると、冬のバスフィッシングなんて、正直、怖くて出かけられません。
冬でも寒さに負けずバスフィッシングに出かける人は、今一度、万一の落水事故を想定した装備を考える必要があるかもしれません。落水しても誰かに助けてもらいやすいようにライフジャケットには笛を付けておくのは有効だと思います。ムスタングスーツのような繋ぎタイプの防寒着は落水しても水が浸水しづらく、浸水しても水の出入りがないので、スーツ内の水温は体温に近い温度に保たれ、体温が奪われにくいそうです。また、ボート上にはい上がることができても、濡れたままボートを走行しては、さらに体温が奪われてしまうので、着替えや使い捨てカイロ、毛布等をボートのストレージ内に積んでおくのも重要でしょう。
ライフジャケットの安全性
例えば今年、ボクはPFDをマニュアルタイプからオートマチックタイプに買い換えました。落水時に気を失ったり、パニック状態となって手動で膨らませることができなかったら、PFDを着用している意味がまったくないということに今さらながら気がついたからでした。もちろん、今持っているムスタングのハイドロスタティックタイプも肝心なときに、本当に水圧を関知して膨らんでくれるのか心配がまったくないわけではないですが・・・。
最近、アメリカでもこの手の話題をよく耳にし、あるネットフォーラムでは、膨張式派と固形式(浮力材式)派に分かれて、討論しているのを見ました。膨張式派は固形式よりも高い浮力を支持、固形式派は万一の膨らまない不安がない安心感のほか、浮力材自身がクッションとなって、骨折等のリスクも軽減される点を支持していました。
ちなみにボクは膨張式派です。ただし、腰に巻くベルトタイプは論外ですが・・・。ボクは固形式を信じていません。固形式の浮力は膨張式に比べて浮力が小さく、気を失った状態で、仰向け状態で顔を空気中に出して浮いていられるか心配です。最近の固形式は動きやすさを追求するあまり、脇等を大きくカットして、浮力材が小さくなる傾向が強く感じられます。また、落水時の衝撃で肝心の命綱がスポッと簡単に脱げてしまう恐れもあります。ボクは少しだけ磯釣りの経験もありますが、磯釣りでは当たり前の股ヒモ(落水時の着脱防止用)装着が、バス釣りではまったく浸透していません。また、浮力材には寿命があって、発泡ウレタン自体の浮力が落ちていくこともあまり知られていません。固形式はクッション性があるので、昼寝には最高なんですが、いつも体重を掛けて寝ていると、ウレタン自身がつぶれて浮力が小さくなるそうです。
追突注意
意外にバスの首振り人形が好評で、どこで買えるの? なんて声までありました。こんな物がさりげなくバスの人形であるのが、アメリカではバスフィッシングが文化として根付いている証しであり、羨ましいですね。最近、見たケビン・コスナー主演の映画”スウィング・ヴォート”でもケビン・コスナー演じるバッドは、ずっとバスプロショップのキャップを被ってました。ちなみにザックのトラックはバスが窓を突き破ってます。
ところで、今回ではないんですが、以前アメリカでもっと衝撃なものを見たことがあります。それはボールヒッチカバーなんですが、大きなバスの人形の形をしていて、大きな口がボールにバイトしているんです。凄いのはブレーキを踏むと、バタバタとシッポを振るんです。目も光るようですが、ボクが見たのは昼間なので気がつきませんでした。正直、後ろの車の人が見入って追突されそうですが・・・。動画はコチラ。
http://www.hitchcritters.com/