ライフジャケットの安全性


 今年は日本でもアメリカでも落水事故の悲しいニュースをよく耳にしました。しかし、これは他人事ではありません。ボク自身、いつ事故に遭っても不思議ではありません。ボクも1つ1つと歳を重ねるごとに、今までなんとも思わなかったことが、怖く感じるようになり、最近は特に安全について考えるようになりました。
 例えば今年、ボクはPFDをマニュアルタイプからオートマチックタイプに買い換えました。落水時に気を失ったり、パニック状態となって手動で膨らませることができなかったら、PFDを着用している意味がまったくないということに今さらながら気がついたからでした。もちろん、今持っているムスタングのハイドロスタティックタイプも肝心なときに、本当に水圧を関知して膨らんでくれるのか心配がまったくないわけではないですが・・・。
 最近、アメリカでもこの手の話題をよく耳にし、あるネットフォーラムでは、膨張式派と固形式(浮力材式)派に分かれて、討論しているのを見ました。膨張式派は固形式よりも高い浮力を支持、固形式派は万一の膨らまない不安がない安心感のほか、浮力材自身がクッションとなって、骨折等のリスクも軽減される点を支持していました。
 ちなみにボクは膨張式派です。ただし、腰に巻くベルトタイプは論外ですが・・・。ボクは固形式を信じていません。固形式の浮力は膨張式に比べて浮力が小さく、気を失った状態で、仰向け状態で顔を空気中に出して浮いていられるか心配です。最近の固形式は動きやすさを追求するあまり、脇等を大きくカットして、浮力材が小さくなる傾向が強く感じられます。また、落水時の衝撃で肝心の命綱がスポッと簡単に脱げてしまう恐れもあります。ボクは少しだけ磯釣りの経験もありますが、磯釣りでは当たり前の股ヒモ(落水時の着脱防止用)装着が、バス釣りではまったく浸透していません。また、浮力材には寿命があって、発泡ウレタン自体の浮力が落ちていくこともあまり知られていません。固形式はクッション性があるので、昼寝には最高なんですが、いつも体重を掛けて寝ていると、ウレタン自身がつぶれて浮力が小さくなるそうです。
 そんなわけで、ボクは膨張式派なんですが、できれば、どちらのタイプにしても世話にはなりたくないものです。

ライフジャケットの安全性」への3件のフィードバック

  1. GRANBASS

     発砲ウレタンの浮力材は確かにクッション性は高いので、その点は魅力的ではありますが、着たまま釣りをするのは無理がありますよね。アメリカのようにボート走行中のみ着用するというルールならいいのでしょうが・・・。
     バスボートのような高速で走行しない状態なら、落水時に気を失うこともほとんどなさそうなので、腰ベルトタイプでもいいかもしれませんね。ただ、腰ベルトタイプって、膨らんだとき浮き輪となる仕組みなので、腰にピッタリ着用していると、腰の位置で止まってしまって、かえって危険な浮き姿勢になると聞いたことがあります。

    返信
  2. Ryu

    野池、川での釣りがほとんどなのですが、
    腰ベルトタイプです・・・
    やっぱり安全性は低いんですね(^^;
    来年はジャケットタイプを購入したいです。

    返信
  3. ごえ

    私の友人でバイクで事故り電柱に激突したんですが幸いに釣りの帰りでバスマンのライジャケをつけていて怪我が軽減されてました。陸上でもたまに役立ってます

    返信

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください