日別アーカイブ: 2008年12月1日

ネタバラシ


 今じゃあ、すっかり見かけなくなってしまいましたヒルデブランドですが、知らないうちにリーシッソンと同様、ヤキマベイト傘下になったりして、面白い新製品がリリースされました。その名はドロップ・デッド・フレッドといって、文字通りフレッド・ラームバニスのシグネイチャーモデルです。
Dropdeadfred  写真を見れば分かると思いますが、アッパーアーム部がジョイントになっていて、フォール中にブレード側のジョイント部が曲がってフォールしやすい姿勢になるというものです。ピンときた人も多いと思いますが、このアイデアって、今は亡きエアバイパーのダブルエッジというスピナーベイトによく似ています。ヘッドの形も似てなくもないですね。
 実はこれには裏があります。ダブルエッジの開発者の小東和裕さんはストレーンシリーズの前のエバースタートシリーズにコアングラーとして2003年にフル参戦したことがあるのですが、そのときに小東さんは本戦かプラでフレッドと同船したことがあるのです。フレッドはそのときにダブルエッジをもらったようで、そのアイデアにかなり感心していて、それをボクにも嬉しそうに見せてくれたのを覚えています。
 というわけで、フレッドがダブルエッジをヒルデブランドに見せ、軟らか頭のリー・シッソンがシンプルにアレンジして生まれたのがドロップ・デッド・フレッドというわけです。よりフォーリングでの使用を意識して、ダブルコロラドブレードになっているのがアメリカンですよね。実は最近、スピナーベイトのリフト&フォールに凝っていて、個人的には使ってみたい注目のスピナーベイトです。