カエル? 魚?


Color_649p  アメリカではすっかり定着したバズフロッグ系のワームですが、日本では「流行るかも流行るかも」といわれながら、鳴かず飛ばずで2年ほど経ってしまいました。この釣りの面白さと有効性を知ってしまった人は、そのエキサイティングなゲームの虜になってしまいますが、まだまだ日本では使ったことがない人がほとんどのようです。日本のメーカーもこのジャンルにはなかなか手を出そうとしません。様子見なのか、シーズンが短いこの釣りでは、売り上げが期待できないからなんでしょうか?
 ところで、この釣りに多くの人が持つ疑問があります。そもそもバスって、カエルを頻繁に捕食しているんでしょうか? また、バズフロッグをカエルと認識してバイトしてきているんでしょうか? ボクはいずれもNoと答えます。この釣りの発祥はフロリダ地方のロコテクニックでギャンブラー社のフラッピングシャッドのテールを半分カットしてノーシンカーまたは軽いフロリダシンカーを使って表層をバジングする釣りでした。その後、より遠く飛ばせて、よりアピール度の高いリアクション・イノベーションズのトリキシーシャッド(シングルテール)が登場しました。ところが、シングルテールでは抵抗が小さい分、リトリーブスピードが速くないと浮き上がりが悪く、水面に波気があると非常に扱いにくくなります。そこで登場したのがズームのホニートード、そしてスタンレー(当時はリアクションルアー)のリビットでした。テール(レッグ)は2本の方が浮き上がりがいいのは、シングルバズとツインバズの原理と同じです。当然、2本のレッグはシャッドよりもカエルの方がイミテーションしやすく、いつの間にかバズフロッグと呼ばれるようになったというわけです。トリキシーシャークは2本足でもシャッド系ですが・・・。
 今回紹介するクリーム・ルアーのフィッシュフロッグは、いわゆるバズフロッグ系ですが、イミテーションは魚なのが面白いです。フラットなリビット系なので、ブルーギル等のフラットな魚が横向きになったイメージで、2トーンカラーも上下とはせず、左右を半分にバックとベリー部に分けています。サイズは4インチで、1パック5本入りで4.98ドルということです。
http://www.cremelure.com/store/Store_Product_Detail.cfm?Product_ID=152

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