日別アーカイブ: 2006年11月26日

ここは日本?


Moya1 スペイン旅行の最終日、釣り雑誌に広告を出しているショップをいくつかピックアップして、場所を電話して調べたところ、MOYA DEPORTESというショップが近そうだったので覗いてきました。
Moya2  釣具屋さんだと思ったら、スポーツ用品全般のお店だったのですが、釣具コーナーはバスやパイク等のルアーに限定したプロショップになっていました。「ここは日本?」と錯覚しそうなほど、日本のメーカーのルアーやロッドが充実していて、特にエバーグリーンやイマカツが人気のようでした。面白かったのは日本やアメリカではまったく馴染みのないメーカーがいろいろあって、日本のルアーのコピーがたくさん売られていることでした。
Moya3  お店では聞き覚えのある声がテレビから聞こえ、振り返ると俺達。秦君がフリックシェイクでバスを仕留めるシーンが偶然流れていてビックリ。ジャッカルのプロモーションDVDを流していました。日本語そのままなので、現地の人たちには何を言っているのか分からないのですが、バスのヒットシーンが多く収録されているので、ウケがいいようです。
 せっかくなので、店員さんにいろいろ話を聞くと、スペインではバスフィッシングは年々人気が高まっているようで、日本のルアーが人気だということでした。釣り場も増えており、最近はスイムベイトブームで、1個40~50ユーロする高価なルアーでも、通販でどんどん売れると言っておりました。

熱収縮チューブでズレ防止


 アメリカではフリッピング(特にヘビーウェイトパンチング)にはストレートフックの良さが見直されてきています。近距離で真上に方向にフッキングをするフリッピングでは、オフセットフックではすっぽ抜けが多発するからです。1匹キャッチできるかどうかで大金を手にできるかどうかが掛かっているアメリカのトーナメントでは、すっぽ抜けは精神的なダメージが大きいばかりか、巨大なシンカーが近距離から吹っ飛んでくるのでたいへん危険です。
Slice1  ところがストレートフックも万能ではありません。特にやっかいなのがワームのズレです。ストレートフックにはワームのズレを防止するスライスがついています。スライスは大きいほどズレにくいのですが、大きくすればシャンクの強度が弱くなります。そこで、熱収縮チューブを使って、フックに自作のスライスを装着すると、ワームのズレがほとんど皆無となります。装着方法は簡単で、熱収縮チューブを写真のように片方だけ斜めにカットして、フックを通してスライスの上でライター等で軽くあぶってやるだけです。
Slice2  同じ要領でオフセットにスライスを装着することもできます。タックルショップに行けば、ワームズレ防止のゴム製ストッパーが売られていますが、熱収縮チューブのスライスの方が断然優れています。ストッパーを装着したフックはワームを付け替えるたびにラインをカットして、ラインアイ方向からワームを刺さないといけませんが、スライスなら普通にフックポイントからワームを刺してフックをセットすることができます。しかもワームのズレ防止力はスライスの方が上です。