日別アーカイブ: 2006年11月12日

オーマイ、バンディッド!


 バンディットのフットルースはどこへでも必ず持って行くボクの信頼する一軍ルアーです。数多くのシャロークランク(ウェイクベイト)がありますが、フットルースを超えるルアーはないと信じています。フットルースを丸パクリのOSPバジングクランクですら、フットルースを超えていません。そんなボクが愛してやまないバンディッドのフットルースがいつの間にかダメダメルアーに変わっていました。かつてはMade in USAだったのが、今はMade in Chinaになっていたのでした。別に中国製だから悪いという意味ではありませんが、モールドがすっかり変わっているのです。アクションも違えばラトル音も違うのです。潜らないのが最大の武器のはずが、他のシャロークランクみたいに潜ってしまうし、立ち上がりも悪く、アクションもタイトになっているのです。フットルース自慢の激しい首振りは見る影もありません。なんちゅうことしてくれるねん! 買いだめしていて、ほとんど買わなかったので、最近まで気がつきませんでした。
Foot1  よくよく調べてみるとアメリカ製にも2タイプあって、秘かにマイナーチェンジしていることが分かりました。具体的にどう変わったかといえば、セカンドモデルでは初期モデルに比べ、ボディーの全長が微妙に大きくなって全体に丸みが増している感じです。一番顕著なのは先端部です。初期モデルは先端がつぶれた豚鼻なのに対して、セカンドモデルは先端に丸みがあって馬面になっています。ただ、初期モデルとセカンドモデルはボク自身最近まで気がつかなったように、アクション等はほとんど変わりません。ところが、サードモデル(中国製)はセカンドモデルに近いシェイプながら、ルアーの命とも言えるラインアイの位置がボディー先端部に移動しているのです。
Foot2  初期&セカンドモデルはメインウェイト以外のラトルボールはボディー内を自由に動き回るいい加減な作りでしたが、そのおかげでキャスト時は重心移動効果があり、小粒ながら遠投ができました。また、ラトル音もかなり大きく反響しました。サードモデルはメインウェイトおよびラトルボールがすべてルームで仕切られたのか、ボールの自由度が低く、キャストしにくく、ラトル音もおとなしくなってしまいました。サードモデルはボディーのセンターラインがきれいにサンディング処理され、ペイントもきれいになっていますが、ボクにとって見た目なんて二の次でしかありません。
Foot3  名前もパッケージももちろん本物でも、ボクにとっては中国製は全くの別物、偽物、クソルアーです。コスト削減で中国で作るのはけっこうなのですが、作るならしっかり作って欲しいものです。バンディットというメーカーは釣れるカラーも豊富で、こだわりのブランドだと思っていましたが、ガッカリです。