熱収縮チューブでズレ防止


 アメリカではフリッピング(特にヘビーウェイトパンチング)にはストレートフックの良さが見直されてきています。近距離で真上に方向にフッキングをするフリッピングでは、オフセットフックではすっぽ抜けが多発するからです。1匹キャッチできるかどうかで大金を手にできるかどうかが掛かっているアメリカのトーナメントでは、すっぽ抜けは精神的なダメージが大きいばかりか、巨大なシンカーが近距離から吹っ飛んでくるのでたいへん危険です。
Slice1  ところがストレートフックも万能ではありません。特にやっかいなのがワームのズレです。ストレートフックにはワームのズレを防止するスライスがついています。スライスは大きいほどズレにくいのですが、大きくすればシャンクの強度が弱くなります。そこで、熱収縮チューブを使って、フックに自作のスライスを装着すると、ワームのズレがほとんど皆無となります。装着方法は簡単で、熱収縮チューブを写真のように片方だけ斜めにカットして、フックを通してスライスの上でライター等で軽くあぶってやるだけです。
Slice2  同じ要領でオフセットにスライスを装着することもできます。タックルショップに行けば、ワームズレ防止のゴム製ストッパーが売られていますが、熱収縮チューブのスライスの方が断然優れています。ストッパーを装着したフックはワームを付け替えるたびにラインをカットして、ラインアイ方向からワームを刺さないといけませんが、スライスなら普通にフックポイントからワームを刺してフックをセットすることができます。しかもワームのズレ防止力はスライスの方が上です。

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