月別アーカイブ: 2013年2月

スキャッターリップ


Scatterhere

 ネット上でカミングスーンで話題となっていたラパラの新シリーズの全貌が、クラシック直前に明らかとなりました。
 シリーズ名はスキャッターラップで、独特の湾曲したリップ、スキャッターリップを備えているのが特徴です。このシリーズの最大の特徴は、ルアーは真っ直ぐ泳ぐのではなく、高速でリトリーブするとジグザグ軌道に泳ぐという点です。
Fptile2 いわゆるチドリ系のふらつきとも少し違って、S字系でもありません。 ラパラはこれをevasiveエヴァシヴ(回避的)アクション、エスケイプルートアクションと呼んでいます。追われるベイトが、捕まらないようにジグザグに回避しようと逃げる様子をイミテートしたアクションで、この動きこそがフィッシュイーターへのトリガーになるというのです。アメリカのプロはいわゆるハント&サーチという表現も使っていますが・・・。
 スキャッターラップシリーズは、DTクランク形状のスキャッターラップ、シャッドラップ形状のスキャッターラップ・シャッド、カウントダウンラパラ形状のスキャッターラップカウントダウン、フローティングラパラ形状のスキャッターラップ・ミノーの4タイプが3月中旬に発売予定のようです。

マイブーム


P1080775_640x480 アメリカに釣りに行って、一番困るのが現地での食事です。トーナメントが目的なので、毎食、ゆっくり食事を楽しむわけにいきませんし、トーナメントの開催される田舎の町では、クオリティーの高い日本料理レストランも見つかりません。
 そんなわけでどうしてもファストフードに頼るわけですが、ハンバーガーばかりでは飽きてしまいますし、健康にもよくありません。そんなボクの最近のお気に入りはタコベルのカンティーナベル・メニューのカンティーナ・ボウル(チキン)です。
 簡単に言うとタコライス風って感じです。ライスの上にグアカモレたっぷりのサラダとチキンが乗っていて、これがけっこう美味しいんです。ご飯が恋しい日本人にはピッタリのメニューですし、野菜不足も補えます。今回のフロリダ釣行では、3回も食べてしまいました。
 タコベルというと、タコスやブリトーしかないと思っている人は、一度カンティーナ・ボウルを試してみてください。
http://www.cantinabell.com/
http://www.tacobell.com/

大ヒットの予感


Zoommagswampcrawler

 安心のブランド、ズームから待ちに待ったマグナム・スワンプクローラーが発売されました。レギュラーサイズよりも一回り大きく、1インチ長くなって、財布に優しい15本入りで3.99ドルです。これは今シーズン、大ヒット間違いなしでしょうね。

Z520C初乗船


 今回のオキチョビーの試合ではZ520Cに3日間同船させていただきました。新品のバスボートは気持ちいいです。特に最新モデルのZ520Cはデザインも格好良く、シートの座り心地もよくなっているような感じがしました。ただ、気のせいかシングルコンソールの場合、足を踏ん張る先が遠く(深く座ると足が届かない?)、長時間のラフウォーターは辛い気がしました。
P1080855_640x480 ボクはボートは詳しくありませんが、特徴的な変更点として気になったのが、まずライブウェルです。左右それぞれのフタではなく、一体式の大きなフタ(中は仕切りがあります)となって、さらにスライド式の中ブタがあります。フタを開けた瞬間にバスがロケット発射して逃げられる心配はなくなりましたが、これが意外に不便でした。
P1080859_640x480 もう一つの気になったのがフロントの大型魚探が埋め込めるようになった点です。写真を見れば分かると思いますが、根掛かり等の回収時や桟橋から乗り移る際に間違って液晶を踏んでしまいそうですごく心配です。またはそれを避けて、バランスを崩して落水なんてことにもなりそうです。魚探の漏水も心配ですし、調子が悪くなっても簡単に外せないのも不便っぽいです。個人的には目が悪いので、少しでも高くして魚探を見たいです。もちろん、プロの中には魚探を埋め込んで使っていない人も多くいました。
 とまあ、ケチばかりつけた格好になっていますが、全体的にはすごく格好良かったですよ。円安が進んでますます高嶺の花でありますが・・・。

弱点克服


P1080978_640x480 チャター系ベイトってグラスエリアでは強いですが、ブッシュカバーやアシ周りでは不思議なぐらいよく引っかかって使い物になりません。特にボーターの後ろで釣るボクにとっては、1日に1度や2度、引っ掛かるぐらいなら”エクスキューズミー”で取りに行ってもらうこともできますが、連続して2度、3度と引っ掛かると、もう際どいキャストやコース取りはできなくなりますし、結果的に使えなくなってしまいます。そんなわけで、スイムジグやスピナーベイトに頼ることになります。
P1080976_640x480 ところが、今回DKチャター・ウィードレスをフロリダに持って行って初めて使いました。スプリットリングを介してオフセットフックが連結されたチャター系ベイトで、好みのサイズのフックに交換できます。
 おかげでバックシートからでも根掛かり知らずでリリーパッドエリアやアシの中をガンガン攻めることができ、ここぞというところで沈めたりすることもできました。ヘッドとフックがジョイントになっている分、ヘッドの振動がフック側には伝達されにくく、個人的にはストレートタイプのトレーラーよりも自発アクションがあるシャッドテール系やクロー系のトレーラーがいいように思いました。また、ノーマルタイプよりも、ヘッド重量が同じならなぜか浮き上がりやすい印象を受けました。
P1080951_640x480 残念ながら試合では活躍してくれなかったのですが、北嶋一輝さんとのキシミーでの釣りでは、よく釣れました。このときはスカートもブルー系に交換し、トレーラーはネットベイツのキッキンBを使用しました。オフセットフックなので、フッキング率が心配でしたが、トレーラーが薄い形状のおかげもあってほとんどミスなくキャッチできました。

スーパーインフレ?


Medlockdoubleguarddetail2_640x470 今回のフロリダ釣行で、気になったというか、すごく流行っていたのがメドロック・ダブルウィードガードジグです。言ってしまえば、ブラシガードを2倍、V字状にセットしただけのジグ(スカートはなぜかラウンドのシリコンラバー)ですが、これがオキチョビーでは数々ウィニングルアーになって以来、多くのプロが愛用しているのです。
 元はショップのインディーズブランドであったのが、今では販売店も増えています。実際に愛用しているイッシュなどに聞くと、とにかくアシ周りでは、引っかからずストレスが少ないということでした。すでに多くのジグメーカーがパクリというかダブルガードジグを販売し始めており、アメリカの一つのトレンドになっています。
 それにしてもこのジグの価格は驚きの7.99ドル。日本じゃあるまいし、ジグの平均的な値段なんて3~4ドルぐらいがいいところですから、ブラシガードが2倍になっただけで価格も2倍です。それでも納得してアメリカ人って買うんですね。確かに作る側から言えば、センターにホールがないのでかなり面倒ではありますが・・・。
 最近のアメリカのルアーって、価格がどんどん上がっている感じで、ストライクキングなんて特に顕著です。円安も進行中ですし、そろそろ日本のルアーでも本格的に勝負できるかもしれません。

勝利の味を知る男たち


P1080791_481x640 今回のオキチョビーのプラクティスでは、まったくスタイルの違う2人のプロと同船させてもらいました。
 まず初日は久しぶりに登場のイッシュ・モンローです。昨年のオキチョビーで開催されたエリート戦ではトータルウェイト108.5ポンドで圧勝したばかりだけでに、イッシュとしても楽しみにしていた感じです。
 イッシュが用意したのはほとんどパンチングタックルで、カバーの濃さに合わせて、1オンス、1.5オンス、2オンスを、さらにパンチスカート付きとパンチスカート無しを使い分け、ワームはDボムのブラックブルーのみというシンプルなものでした。
 イッシュ曰わく、現状の3日間のみの公式プラクティスでは、得意な釣りでハマるエリアを探すのみで、バックアップパターンは考えないそうです。
P1080827_480x640_2 一方、3日目に同船させてもらったのはブレット・ハイト。チャター系ルアーで、間違いなく世界で一番稼いでいるプロです。当然用意したタックルはチャター系に3タックル。カラーとまったく違うタイプのトレーラーを使い分けていました。
 ブレット曰わく、オキチョビーは広すぎて、3日間では細かくチェックしていくには足りないので、広く探れるチャター系が、浅いフラットなこの湖では一番適しているということでした。
 まったく違う2人の戦略ですが、共通して言えるのは、勝利の味を知る2人だけに、迷いがまったく感じられないということです。外せば終わりですが、ハマると手がつけられない、そんな破壊力に魅せられた2人からは、シンプルだけれども、意外に繊細な釣りが印象的でした。

チームメガバスにビッグネーム参入


 いよいよバスマスタークラシックの公式プラが始まります。フェイスブックのおかげで、各選手がいろいろな情報を発信しているので、年々クラシックが身近になってきました。ちなみに明日の現地の天気は最低気温がマイナス3.5度、最高気温が8度となっています。心配されている当日の天気もなんとかなりそうな感じです。
Eversmegabassreleaseweb 実は現地時間2月13日、ビッグニュースが飛び出しました。バスファンのワールドランキングでは常に上位をキープするエドウィン・イーバースがメガバスと契約したというのです。日本ではそれほど有名ではないかもしれませんが、かなり実力派のビッグネームです。
 しかも、エドウィンはオクラホマ出身で、今回のバスマスタークラシックはホーム開催ということもあり、優勝候補の1人です。時期的に彼も得意だというワンテンが、バスマスタークラシックのウィニングルアーになるなんてことも夢ではありません。
 先日の大阪のフィッシングショーでは、散々だったメガバスですが、これで一気に厄払いなんてことになるといいですね。
 エドウィンはここ数年はワンテンを愛用していたみたいなコメントがありますが、ということはエクスキャリバーから発売されていた彼のシグネーチャーモデルのイーラティックシャッドは何だったんだ!なんてつっこみはこの際忘れて、素直に応援しましょう。
http://www.bassmaster.com/gear/evers-partners-megabass
http://www.edwinevers.com/
http://www.facebook.com/#!/EdwinEvers1

フロリダで出会った魚たち


 今回のフロリダ釣行は、それほど多くの魚には出会えませんでした。まずはお馴染み?のウォーマウス。日本のオヤニラミにも少し似たコイツは、すごく貪欲な魚で、1.5オンスのパンチングでも当たってきます。

P1080787_640x480
 続いてオキチョビーでは釣ったことがないですが、キシミーではけっこうな頻度でヒットするピッケレル(Pickerel)です。見た目はノーザンパイクとの見分けがボクにはできませんが、種類が違うそうです。ノーザンパイクのように大きくならないそうですが、速い動きのルアーにはかなりの好反応でした。

P1080943_480x640

I’ll be back!!


 すっかり、ブログの更新を忘れていましたが、フェイスブックはマメに更新しています。試合は今日で予選の2日間が終了。結果はまったくいいところなしでした。プラクティスからまったく手応えのない感じでしたが、そのまま試合が終わった感じです。それでもいろいろ学ぶことはあって、収穫の多い1週間でした。難しいところですが、また、チャンスがあるなら来たいです。