日別アーカイブ: 2013年2月17日

弱点克服


P1080978_640x480 チャター系ベイトってグラスエリアでは強いですが、ブッシュカバーやアシ周りでは不思議なぐらいよく引っかかって使い物になりません。特にボーターの後ろで釣るボクにとっては、1日に1度や2度、引っ掛かるぐらいなら”エクスキューズミー”で取りに行ってもらうこともできますが、連続して2度、3度と引っ掛かると、もう際どいキャストやコース取りはできなくなりますし、結果的に使えなくなってしまいます。そんなわけで、スイムジグやスピナーベイトに頼ることになります。
P1080976_640x480 ところが、今回DKチャター・ウィードレスをフロリダに持って行って初めて使いました。スプリットリングを介してオフセットフックが連結されたチャター系ベイトで、好みのサイズのフックに交換できます。
 おかげでバックシートからでも根掛かり知らずでリリーパッドエリアやアシの中をガンガン攻めることができ、ここぞというところで沈めたりすることもできました。ヘッドとフックがジョイントになっている分、ヘッドの振動がフック側には伝達されにくく、個人的にはストレートタイプのトレーラーよりも自発アクションがあるシャッドテール系やクロー系のトレーラーがいいように思いました。また、ノーマルタイプよりも、ヘッド重量が同じならなぜか浮き上がりやすい印象を受けました。
P1080951_640x480 残念ながら試合では活躍してくれなかったのですが、北嶋一輝さんとのキシミーでの釣りでは、よく釣れました。このときはスカートもブルー系に交換し、トレーラーはネットベイツのキッキンBを使用しました。オフセットフックなので、フッキング率が心配でしたが、トレーラーが薄い形状のおかげもあってほとんどミスなくキャッチできました。

スーパーインフレ?


Medlockdoubleguarddetail2_640x470 今回のフロリダ釣行で、気になったというか、すごく流行っていたのがメドロック・ダブルウィードガードジグです。言ってしまえば、ブラシガードを2倍、V字状にセットしただけのジグ(スカートはなぜかラウンドのシリコンラバー)ですが、これがオキチョビーでは数々ウィニングルアーになって以来、多くのプロが愛用しているのです。
 元はショップのインディーズブランドであったのが、今では販売店も増えています。実際に愛用しているイッシュなどに聞くと、とにかくアシ周りでは、引っかからずストレスが少ないということでした。すでに多くのジグメーカーがパクリというかダブルガードジグを販売し始めており、アメリカの一つのトレンドになっています。
 それにしてもこのジグの価格は驚きの7.99ドル。日本じゃあるまいし、ジグの平均的な値段なんて3~4ドルぐらいがいいところですから、ブラシガードが2倍になっただけで価格も2倍です。それでも納得してアメリカ人って買うんですね。確かに作る側から言えば、センターにホールがないのでかなり面倒ではありますが・・・。
 最近のアメリカのルアーって、価格がどんどん上がっている感じで、ストライクキングなんて特に顕著です。円安も進行中ですし、そろそろ日本のルアーでも本格的に勝負できるかもしれません。