月別アーカイブ: 2011年9月

T.O.シグネーチャーモデルのリップレスクランク


Lvrto150  昨日、ラッキークラフトUSAの2012年カタログのデジタル版を紹介しましたが、その中に気になる新製品を発見しました。それがラッキークラフトから久しぶりに登場のリップレスクランク(バイブレーション)、LV-RTO150とLV-RTO250です。

 ビックリなのは、このルアーがT.O.こと大森貴洋さんのシグネーチャーモデルになっている点です。T.O.のシグネーチャーモデルはラッキークラフト初です。大森さんといえば、TDバイブという印象がありますが・・・。ただのTOではなく、RTOと表記されているのは、Respect Takahiro Omoriという意味のようなので、ラッキークラフトとしては、ただならぬ思いでこのルアーをリリースするのでしょう。
 このLV-RTOシリーズは、今やリップレスクランクでは常識テクニックとなったシミーフォールアクションをするそうです。また、ストロング・ウォブリング・アクションをうたい文句にしています。これはぜひ使ってみたいと思ったら、すでに日本でも販売しているショップがあるようです。
 LV-RTO150は全長65mmで1/2oz、LV-RTO250は全長75mmで3/4ozだそうです。カラーはやや偏った感がありますが、フロリダでウィニングカラーとなったあのキンクロは出してほしいです。
http://issuu.com/coxgroup/docs/lucky_craft_2012/3
http://www.luckycraft.com/luckycrafthome/Products/crankbait/LVRTO150.htm

名作RCクランクはLCクランクへ


 バスプロショップとリック・クランのルアーでの契約が切れたことで、リッククランのイニシャルの付いた名作RCクランクは廃盤となってしまい、今後はRCクランクが手に入らないのかと心配されましたが、ラッキークラフトUSAのオフィシャルブログ”デイリークランク”は、9月22日に2012年カタログのデジタル版を発表。来季からはRCシリーズはLCシリーズとして再デビューします。LCとはラッキークラフトの意味でしょうが、少しややこしいですね。まあ、RCクランクファンとしては一安心です。
 これによって、これまでバスプロショップでしか手に入らなかったRCシリーズが、どこのショップでも入手できるようになるのでしょうか? カタログには従来になかった新色も発表されていて(一方で廃盤のカラーも)、個人的には早く手に入れたいところです。

レイク・シャンプレーン プラクティス2&3日目レポート


 プラクティスの2日目と3日目はルーク・クラウセンにお願いしました。今回は宿も同じです。ルークとはウェスタン時代がよく知っているのですが、一緒に釣りをするのは今回が初めてです。クラシックやFLWチャンピオンシップを制し、今季もポトマックリバー戦で優勝しているというのに、ルークは昔のままというか、それほどオーラを感じられません。それはボクが昔から知っているからなのかもしれませんが・・・。

 ルークはボクの期待通りスモール狙いのプラをしてくれました。基本は沖のハンプで、ロックというよりはグラスをキーにしていました。おかげで、2日間で根掛かりでシンカーやルアーをロストすることはほとんどありませんでした。水深は15-20フィートをメインに釣りました。
 ルークのボートデッキの上のタックルはメチャクチャで、大森さんのシンプルさとは正反対の感じで、ドロップショット、ジグ、チューブ、キャロ、テキサス、クランクと手を変え品を変えと忙しい釣りでした。正直、絞り込めていないというか、見失っている感じでした。もちろん、釣りそのものは見習うべき点がたくさんあり、おかげで本戦では役に立ったのですが・・・。
 初日は風もなく穏やかな釣りで、その分タフだったのかもしれません。ルークの過去の実績ポイントを回ってもアタリは少なく、数はあまり釣れませんでした。ただ、釣れるとほとんど3ポンド以上の魚で、日本から来ているボクにとっては楽しい釣りでした。
 2日目は強風で大荒れとなり、エレキでボートを止めるのは不可能な状態となり、パラシュートアンカーを使って広大なフラットを風上から風下に流す釣りとなりました。直径120cmの大きなパラシュートアンカーでしたが、それでもライトリグではドラッギングできないぐらいのスピードでグングン流される感じで、バックシートは次々と波が入ってきました。バランスを1日とっていると、両足がこむら返りになってたいへんでした。
 この日は数も釣れ、スモールマウスの引きを堪能することができました。正直、この段階での手応えでは、1日15ポンドならラージでもスモールでも堅いかな、もしかしたら勝てるかも、なんて甘い考えでした。

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レイク・シャンプレーン プラクティス初日レポート


 初日は世界のT.O.こと、大森貴洋さんにお願いしました。レイク・シャンプレーンはスモールマウスパターンとラージマウスパターンが存在するので、どうしても1日はラージマウスパターンを見ておきたかったので、試合ではラージ狙いの戦略をとるであろう大森さんにお願いしたというわけです。
 ボクにとっては初めてのシャンプレーンですが、前の週にやってきたハリケーン・アイリーンの影響で、水位が一気に約3フィートも急上昇し、例年にはない景色が広がっているということでした。実際、ボクが初めて見たシャンプレーンの景色は、スモール天国というよりは、ここは南部の釣り場?と疑ってしまうほどのシャローカバー天国となっていました。
 大森さんの釣りはシンプルそのものでした。まさにボクが目指したい”断捨離”なスタイルです。さすがはメンタル面を鍛えている大森さんです。年がら年中、トーナメントに明け暮れ、限られたプラクティス日程で迷うことなくパターンを突き詰めるプロフェッショナルの姿がありました。今回の場合はほぼビーバー、しかもペネトレーションカラーしかほとんど使わず、シンカーの大小とフックの有無で6本のタックルをこまめに使い分けていました。
 大森さんはバイトを確認するだけかと思いきや、けっこう数を実際にキャッチして、よりアベレージの高いスポットを絞り込んでいました。おそらく、30匹ぐらいは釣ったんじゃないでしょうか? ボクも遠慮なく釣りをさせていただき、フリップとスイムジグでかなり面白い釣りができました。といっても数は大森さんの半分も釣っていないと思いますが・・・。
 最後にボートランプへの帰りついでに回ったスポットで、最近マイブームのシャローロールで初スモールもキャッチして、釣れ釣れ気分のプラクティスは終了しました。
 とにかく、今回は楽しくて、非常に勉強になるいいプラクティスができました。また、機会があれば、どこかで同船をお願いしたいです。ところで、試合当日の大森さんは、やはりラージ狙いで17ポンドぐらいのウェイトを初日は持っていたそうですが、不運にもボートがブレイクダウンして帰着遅れとなってしまいました。2日目は別のコアングラーの欠場が出たので、組み合わせを変えて、大森さんは試合をキャンセルして帰ってしまいました。大森さん自身、長いトーナメント経験でブレイクダウンしたのは初めてだったそうです。プラではいい感触だったみたいなので、非常に残念でした。

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なんとか無事に帰国


 モントリオールの空港を出て、24時間以上。なんとか無事に日本まで帰ってこれました。トロント発、成田行きは成田到着予定が台風の接近と重なり、3度ほど着陸を試みましたが、横風にあおられて断念。急遽、関空に向けて飛び、無事に着陸できました。ただ、着陸後、いろいろ手続きがたいへんみたいで、機内で3時間以上も待たされ、家に帰ったら夜の12時前でした。ほんと、疲れました。
 ボクはもともと伊丹への乗り継ぎの予定でしたから、まあ結果オーライですが、多くの乗客が東京に帰れず、または国際線、国内線に乗り継げず、大阪で一泊する状況となって気の毒でした。現場のスタッフも対応にかなりたいへんそうでした。まあ、9.11に何も起こらずに帰ってこれただけで良かったです。

カナダに再入国


 再び国境を越え、カナダに入りました。アメリカ入国は少し時間が掛かりましたが、カナダの入国は非常に簡単でした。高速道路の料金所みたいなところでパスポートを見せて、簡単な質問を2つ、3つされて、スタンプ押されておしまい。「えっ、これで終わり?」ってこっちが聞き返したぐらいです。
 今はホテルにチェックインして、別にどこも行きたいところもないので、部屋でネットをしています。飛行機は明日なんですが、台風が心配です。

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買い物三昧


P1030393  ここニューヨーク州プラッツバーグにはガンダーマウンテンとディックスが向かい合ってあります。ガンダーマウンテンはハンティングやキャンピング、マリン用品などのアウトドア専門の大型チェーンで、ディックスはスポーツ全般の大型チェーンですが、ともに釣り具は扱っています。ガンダーマウンテンはディーン・ロハスのスポンサーで、ディックスはアイクのスポンサーでもあります。
P1030401  ガンダーマウンテンはXファクターという自社ブロンドのルアーがあり、たとえばジグはジュエルベイトが、ワームはビッグバイトベイツがOEMで作っています。ここでしか手に入らないものがあって、面白いです。
 今日も買い物に出かけてしまい、円高なのでついつい安いと思って、またしても無駄な買い物をしてしまいました。荷物が思った以上に増えて、パッキングがたいへんです。

優勝はデイブ・ウォラック


P1030442  シャンプレーンの決勝のウェイインを見てきました。シャンプレーンを得意としているエリートプロのデイブ・ウォラックが見事な優勝でした。トータルウェイトは81ポンドイーブンですから、1日20ポンド平均を超えています。
 初日、2日目までトップだったゲーリー・ヤマモトさんは残念ながら2位でフィニッシュとなりました。
P1030443  今回の試合はハリケーン・アイリーンによる影響で水位が急激に3フィートほど増加し、明らかにシャローのラージマウスパターンの方がウェイトが出る感じになっていて、ハイウェイトな試合展開となりました。トップ10の選手もほとんどラージ狙い、またはラージとスモールのミックスバッグとなっていました。

ファンサービス


 今日は久しぶりにのんびり寝て、それから買い物に行ったり、ウォールマートの駐車場でのウェイインショー前のファンサービスイベントを覗いたりして過ごしました。
 FLWのスポンサーメーカーがブースを出し、チームの選手がファンサービスをしていたり、サンプルを配ったりしています。小さな子供達が楽しめるコーナーもたくさんあって、たくさんの家族が楽しんでいました。日本のトーナメントもこんな風になる日がくるといいのですが・・・。
 たくさんの戦利品をお土産にゲットしましたが、果たして持って帰ることができるでしょうか・・・。

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贅沢なおにぎり


P1030280  レイク・シャンプレーンのプラ初日に湖上でおにぎりを食べました。中には梅干し。日本では釣りの時はいつもコンビニおにぎりですが、アメリカで食べるおにぎりは新鮮でした。いつも食べるスナックバーやサンドイッチと違って、お腹にやさしいというか、腹持ちがいいというか・・・。さらに作ってくれたのが、世界のT.O.こと、大森貴洋さんなので、贅沢の極みでした。