日別アーカイブ: 2011年9月9日

そんな殺生な・・・


 なんとかモントリオールまでロストバゲージもなく到着し、ホテルでチェックインできました。今日はモントリオール泊です。
 そもそも、朝のトラブルはエアーカナダの受託手荷物の規定をしっかりチェックしていなかったボクのミスでした。普段いつも使っているユナイテッド航空と同じスターアライアンスグループだし、エアーカナダに乗るなんて久しぶりで、完全にノーマークでした。
 ユナイテッド航空でロッドを預ける場合は特別品目という規定があって、3辺(縦、横、高)の和が115インチ(292cm)以内のロッドケースなら無料で、これまで何の問題もありませんでした。ただし、アメリカ国内線の機材によっては1辺が80インチ(203cm)以内でないと預かってくれない場合もあるみたいですが・・・。
http://www.unitedairlines.co.jp/core/japanese/SI/baggage/specialitems.html#fishing
 エアーカナダのスポーツ用手荷物の規定では、やはり3辺(縦、横、高)の和が115インチ(292cm)以内と同じなのですが、1辺が80インチ(203cm)を超えると、貨物扱いとなって、受託手荷物としてはいかなる場合も預かることができないというのです。これまで何度となく海外に出かけていますが、ロッドに対して超過料金を払うか払わないかでもめたことはあっても(無料なのに、カウンターのスタッフが無知で請求する場合が多い)、ロッド自体を長さが理由で断られるのは初めてです。いろいろやりとりはしたんですが、1センチたりともオマケはできないの一点張りで、結局どうすることもできず、ロッドケースを203cmに縮めない限り、他に解決策はないと宣告されてしまいました。だいたい、同じグループ内で統一ができていないと、途中まではOKで、途中からダメなんてことが起こって旅行者はたいへんです。
http://www.aircanada.jp/ja/checked-sportsequip.htm?cLoc=jp#fishing
 ロッドがなければ、何しに行くか分かりませんが、203cmなんて6フィート6インチが限界です。今回の試合では実はラージマウス狙いでフロッグパラダイスがあると聞いて、楽しみにしていたのですが、フロッグロッドなど7フィートクラスのロッドは持って行くことを断念しなければなりません。それでもロッドケースは210cmぐらいになってしまいます。

P1030233  そこでエレキの修理屋さんに緊急出動を要請しました。6フィート6インチのロッドが折れない限界までケースを縮め、持ってきてもらった電動ドリルで固定ピンを新たに開け、さらにフタの取っ手が数センチあるので、これも持ってきてもらった糸ノコでカットしました。そして、ピッタリ203cmをクリア。空港のカウンターでみんなの冷たい視線を浴びながら、まるでボクサーが計量をパスするような感じでした。そして、ボクの右腕とも言えるフロッグロッドなどの長いロッドはエレキの修理屋さんに持って帰ってもらったしだいです。
 モタモタしていたら、飛行機に乗り遅れるところでしたし、ヘタに成田までは無事に飛んで、成田で問題が発覚したら、どうしようもないところでした。本当に危なかったです。エレキの修理屋さんには感謝です。