初日は世界のT.O.こと、大森貴洋さんにお願いしました。レイク・シャンプレーンはスモールマウスパターンとラージマウスパターンが存在するので、どうしても1日はラージマウスパターンを見ておきたかったので、試合ではラージ狙いの戦略をとるであろう大森さんにお願いしたというわけです。
ボクにとっては初めてのシャンプレーンですが、前の週にやってきたハリケーン・アイリーンの影響で、水位が一気に約3フィートも急上昇し、例年にはない景色が広がっているということでした。実際、ボクが初めて見たシャンプレーンの景色は、スモール天国というよりは、ここは南部の釣り場?と疑ってしまうほどのシャローカバー天国となっていました。
大森さんの釣りはシンプルそのものでした。まさにボクが目指したい”断捨離”なスタイルです。さすがはメンタル面を鍛えている大森さんです。年がら年中、トーナメントに明け暮れ、限られたプラクティス日程で迷うことなくパターンを突き詰めるプロフェッショナルの姿がありました。今回の場合はほぼビーバー、しかもペネトレーションカラーしかほとんど使わず、シンカーの大小とフックの有無で6本のタックルをこまめに使い分けていました。
大森さんはバイトを確認するだけかと思いきや、けっこう数を実際にキャッチして、よりアベレージの高いスポットを絞り込んでいました。おそらく、30匹ぐらいは釣ったんじゃないでしょうか? ボクも遠慮なく釣りをさせていただき、フリップとスイムジグでかなり面白い釣りができました。といっても数は大森さんの半分も釣っていないと思いますが・・・。
最後にボートランプへの帰りついでに回ったスポットで、最近マイブームのシャローロールで初スモールもキャッチして、釣れ釣れ気分のプラクティスは終了しました。
とにかく、今回は楽しくて、非常に勉強になるいいプラクティスができました。また、機会があれば、どこかで同船をお願いしたいです。ところで、試合当日の大森さんは、やはりラージ狙いで17ポンドぐらいのウェイトを初日は持っていたそうですが、不運にもボートがブレイクダウンして帰着遅れとなってしまいました。2日目は別のコアングラーの欠場が出たので、組み合わせを変えて、大森さんは試合をキャンセルして帰ってしまいました。大森さん自身、長いトーナメント経験でブレイクダウンしたのは初めてだったそうです。プラではいい感触だったみたいなので、非常に残念でした。