日別アーカイブ: 2011年9月2日

ピンクの力


Zoom_bait_morning_dawn  ロボワームなどの西海岸のハンドポアードワームのクリアウォーターでの定番カラーにモーニング・ドーンがあります。クリアピンクに薄青いコア。このカラーを朝焼けの色にたとえるのはセンスがあると思います。
 このモーニングドーンがついにインジェクションワームメーカーの大御所、ズームが採用したようで、フィネスワーム、スワンプクローラー、ミートヘッド、シェイキーヘッドワームで発売されるようです。

 このきっかけは、間違いなく昨年、ジョージア州レイク・レーニアで開催されたFLWチャンピオンシップ(フォレストウッドカップ)だと思います。レーニアといえば、ズーム社のまさにお膝元のような釣り場で、周辺のタックルショップを覗いて、ズーム製品一色といった感じです。実際、フィネスワームのシェイキーヘッドが定番の釣り方でもあったのですが、いざフタを開けると、出場選手の多くがロボの4&6インチストレートのモーニングドーンをドロップショットで使っていました。ウィニングルアーもこのワームとなりました。これにはズームも面目丸つぶれだったと思います。

P1030208  このモーニングドーンというカラーですが、不思議とよく釣れます。ボクも大好きなカラーですが、昨年の秋のルーズヴェルト戦からはさらにロボの新色プラム・ベリーも愛用しています。プラムベリーがご当地でブームとなっていて、多くの選手が買いあさっていたのが衝撃でした。実際に上位の選手がプラムベリーを使っていて、ボクのパートナーも使っていました。不思議とボクのモーニングドーンにはバイトがなく、プラムベリーにだけバイトがあって、明らかにバスが見分けているような感じでした。
 モーニングドーンは薄いクリアピンクなのに対して、プラムベリーは濃い鮮やかなクリアピンクに極小の赤いラメが入っているのが特徴です。日本ではピンクといえばコットンキャンディーが定番ですが、好き嫌いがハッキリしているような感じで、使わない人はほとんど持っていないんじゃないでしょうか? 食わず嫌いの人は一度、ピンクの力を試してみるといいと思います。

あと1週間


 来週8日からレイク・シャンプレーンに行ってきます。以前から一度、行ってみたかったフィールドで、アメリカ人にとっても行ってみたい釣り場のベスト5に入るところです。今回はFLWツアーのオープン戦にスポット参戦します。もちろん、コアングラーですよ。
 今年は前厄なので、おとなしくするつもりだったのですが、よりによって9.11テロ事件の10周年記念日をニューヨーク州で過ごします(10年前のテロの際はUSオープンに出ていて、アメリカで2週間以上足止めをくらいました)。
 FLWツアーはフル参戦の人が優先的にエントリーできるので、人気のフィールドはスポット参戦は無理だろうと思っていたのですが、ダメもとで申し込んだらエントリーできました。FLWツアーオープンは有名なエリートプロも数多く出場しますし、知らない釣り場、慣れない地域だけに久しぶりに緊張してきました。
 いつもはカリフォルニアの友人宅にタックル類を大量に置いているので、持って行くタックル類でウェイトオーバーになる心配なく準備していたですが、今回は直接現地に行って、終わったら真っ直ぐ帰ってきます。そのため、久しぶりに持って行くタックル類の厳選に困っています。しかも今回はラージマウスでもスモールマウスでも優勝できるパターンが存在するので、両方の準備が必要です。
 プラは3日間しかできないのですが、最近は現地でタックルが多すぎて、逆にプラの段階で悩んでしまうことが多かったのですが、今回はある程度決め打ちして、本当に自信のある釣りで通してみたいと思います。