ロボワームなどの西海岸のハンドポアードワームのクリアウォーターでの定番カラーにモーニング・ドーンがあります。クリアピンクに薄青いコア。このカラーを朝焼けの色にたとえるのはセンスがあると思います。
このモーニングドーンがついにインジェクションワームメーカーの大御所、ズームが採用したようで、フィネスワーム、スワンプクローラー、ミートヘッド、シェイキーヘッドワームで発売されるようです。
このきっかけは、間違いなく昨年、ジョージア州レイク・レーニアで開催されたFLWチャンピオンシップ(フォレストウッドカップ)だと思います。レーニアといえば、ズーム社のまさにお膝元のような釣り場で、周辺のタックルショップを覗いて、ズーム製品一色といった感じです。実際、フィネスワームのシェイキーヘッドが定番の釣り方でもあったのですが、いざフタを開けると、出場選手の多くがロボの4&6インチストレートのモーニングドーンをドロップショットで使っていました。ウィニングルアーもこのワームとなりました。これにはズームも面目丸つぶれだったと思います。
このモーニングドーンというカラーですが、不思議とよく釣れます。ボクも大好きなカラーですが、昨年の秋のルーズヴェルト戦からはさらにロボの新色プラム・ベリーも愛用しています。プラムベリーがご当地でブームとなっていて、多くの選手が買いあさっていたのが衝撃でした。実際に上位の選手がプラムベリーを使っていて、ボクのパートナーも使っていました。不思議とボクのモーニングドーンにはバイトがなく、プラムベリーにだけバイトがあって、明らかにバスが見分けているような感じでした。
モーニングドーンは薄いクリアピンクなのに対して、プラムベリーは濃い鮮やかなクリアピンクに極小の赤いラメが入っているのが特徴です。日本ではピンクといえばコットンキャンディーが定番ですが、好き嫌いがハッキリしているような感じで、使わない人はほとんど持っていないんじゃないでしょうか? 食わず嫌いの人は一度、ピンクの力を試してみるといいと思います。