日別アーカイブ: 2010年5月20日

シャッドテールって 番外


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 究極のナチュラルアクションを生み出すハドルストンのテールって、なんて呼べばいいんでしょうか? 日本ではハドルテールなんていう呼び方もあるようですが、アメリカではそんな呼び方は聞いたことがありません。ウェッジテールやワグテールなんて呼ぶメーカーもありますが・・・。

 最近、ハドルストンが新しいウェブサイトを開設して、その中のトピック記事で、4月14日にようやくハドルストンは”あの”テールデザインにパテント取得が完了したと報告しています。これまでに、大金を投じた他社との裁判もありましたが、これであのテールは正式にハドルストンのものとなったわけです。今後は他社のあのテールを持つルアーは、ハドルストンに使用料を払うか、販売を中止することになるんでしょうか? そういえば、ジャッカルは日本ではヴェイロンを販売し、2008年エリート・アミスタッド戦では桐山孝太郎さんがプロトのヴェイロンを使用して話題になりましたが、ちゃっかりアメリカマーケット用にはテールのデザインを無難なシャッドテールに変更してスイミング・ニンジャとして販売しています。
 話が逸れてしまいましたが、ハドルストンのテールに話題を戻すと、ウェブサイト内では、あのテールのことをヴォルテックス・テール(Vortex Tail)と呼んでいます。ケン・ハドルストン自身がそう呼ぶんですから、ヴォルテックス・テールと呼ぶのが良さそうですね。ちなみにヴォルテックスって、”うず”って意味です。

ゼロ・グラヴィティ


Zerograveblack  一見すると、今風のシュッとしたラバージグですが、このカスタム・ルアー・アンリミテッドのZGジグはヘッドが樹脂か何かでできていて、沈下スピードが3秒間で約1フィートしか沈まないという、超スローフォールジグです。ZGとはゼロ・グラヴィティという意味だそうです。
 この手のジグって、ずいぶん以前から日本にもありましたが、考えることはみんな一緒なんでしょう。沈下スピードが遅いだけなら、スモラバでいいじゃんという考えもあるでしょうが、大きなヘッドがある分、抵抗感があって、ジグのコントロールがしやすいんでしょう。ヘッドのおかげでスカートが前にフレアしすぎず、普通のジグっぽく使えたり、グラスのすり抜け効果もあるでしょう。
 ただ、フォールスピードが遅いということは、フォール中にトレーラーが水流でバタバタ、ヒラヒラ動く効果は期待できないので、スローリトリーブできるスイムジグって感じ使うのがいいんでしょうか?