そもそも、日本ではなぜ、あのテールのことをシャッドテールと呼ぶようになったのでしょうか? シャッドとは扁平な小魚を指す言葉のはずです。ところが、日本の●●シャッドはシャッドとは似ても似つかぬボディーをしています。
いつ、誰が最初にシャッドテールと呼んだのか、記憶は定かではありませんが、おそらくミスターツイスターのサシーシャッド等がその発端となったと思われます。 扁平なシャッドボディーにプリプリと細かくテールが泳ぐ、あのワームは昔々、ジグスピナーの友として、お小遣いの少なかった子供時代のボク達のお助けルアー的な存在でした。サシーシャッドに似たタイプのワームを総称してシャッド系ワームと呼んだものでした。
その後クラッピーが日本上陸。シャッド系とは似ても似つかぬボディーゆえにクラッピーテールと呼んだり、チャーリーブリューワー社がバイブラテールと呼んだものだからバイブラテール(なぜかビブロテールなんて呼ばれたりもした)と呼んだこともありましたが、いつの間にかシャッドテールという言葉で統一がなされ、定着してしまいました。
今さらアメリカでは通じないから、何か他の言い方に変えようと提唱するつもりもありませんし、アメリカンを気どってスイムベイトと呼ぶつもりもありません。ただ、グローバルな昨今、これからは日本発のルアーがどんどん世界に飛び出していくことでしょう。その際に肝心なネーミングが、例えば●●シャッドだと、アメリカ人に違和感を与えるかもしれません。これからは分類やテクニック、釣り方、商品名にはもう少し慎重にネーミングをした方がいいかもしれませんね。
シャッドテールって その2
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