もう一つのジャークベイト


 ジャークベイトといえば、一般的にバスフィッシングの世界ではリップ付きのミノータイプベイトを指します。だからこのタイプのルアーをリップベイトと呼ぶこともあります。
 一方、アメリカ北部やカナダ方面でジャークベイトといえば、全く違うルアーを指すことがあります。それがグライドベイトとも呼ばれるマスキー、パイク狙いの定番ルアーです。一見するとリップレスでペンシルベイトのようにも見えますが、シンキングモデルで、ジャーキングすることで水中で左右にグライド(アメリカではglide side to sideと表現)させて誘います。相対的にフラットサイドのものが多い傾向にあります。リップベイトとの違いは、リップがないために、ジャーキング後、ルアーにブレーキが掛からないので慣性で大きくスライドする点です。
 ダートと表現せず、グライドと表現するのは、そのスピードとスライド幅から来ています。実際、より大きくグライドさせるために、ルアー後方に水平尾翼のようなウィング(キール)が付いたものもあります。そのため、ロッドアクションはリップベイトのジャーキングよりも、大きなストロークでややゆっくり動かします。日本でもシイラ狙いで使われるジャークベイトというカテゴリーのルアーがこれに似ています。
 このもう一つのジャークベイトが最近注目されているような気がします。まだまだバス用にデザインしたものはほとんどありませんが、今後は登場してくるかもしれません。
 もともとはローカルブランドのハンドメイド系ばかりだったジャークベイトですが、最近、マスプロダクション・メーカーからこのジャークベイトが発売されているのです。
_a5e4686  まずはラッキークラフトから発売されたリップレスのポインター200。日本のショップでもなぜか売られたりしていますが、店員さんすらこのルアーが何で、どうやって使うために作られたものなのか分かっていない(メーカーから知らされていない)場合がほとんどです。このポインター200はパイクやマスキー用で、アメリカ北部やヨーロッパマーケットをターゲットに作られたジャークベイトなのです。
Herkyjerkytwo  ボーマーから発売されたハーキー・ジャーキーもまたマスキー用ジャークベイトです。全長6インチ、2.5オンスで、形状的にはサルモのスライダー系です。プラドコ系から本格的なジャークベイトが発売されたのはこれが初めてではないでしょうか? こちらは日本に入ってくるかは微妙ですね。

 まだまだ、ジャークベイトはマスキー用のビッグベイトばかりですが、ダウンサイジングモデルのバス用が登場してもおかしくないですね。そういえば、ラパラのサブウォークはジャークベイトぽいですが、シンキングスピードが遅すぎました。

もう一つのジャークベイト」への3件のフィードバック

  1. GRANBASS

    Mitsu様 なるほど、確かにザグスティックって、リップレスジャークベイトですね。琵琶湖や池原ですでにリップレス・ジャークベイトが流行っているのは知りませんでした。
    はな様 ジャークベイトのタックルって、リップベイトのことですよね? ルアーのタイプやサイズによっても違うと思うのですが、ボクはあまり得意な釣りではないので参考にならないと思います。疲れないロッド、水面を叩かない長さが重要だと思います。
     アメリカのプロもまちまちですので、一概には言えません。日本人のボクらが使うと、重くて全然使えないようなロッドを振っている人もいますし・・・。

    返信
  2. はな

    前田さんはジャークベイトを使用する時、どのようなタックルを使われてますか?
    竿、リール、ラインの太さなど教えてください。
    ちなみに前田さんの知り合いのアメリカンバスプロはどのようなタックルですか?

    返信
  3. Mitsu

    いつもこっそり覗かしてもらってます。
    リップレスジャークベイトはひそかに琵琶湖や池原で流行ってますよね。
    どちらかと言うとクリアレイクやリザーバーで効果的なように思います。
    私がトーナメントで出ているようなアベレージの小さい湖ではnoriesの「ZAG STICK」のような小さ目のサイズが役立ってます。製作者の意図とは違う使い方かも・・・
    ご参考までに・・・
    http://www.marukyu.com/nories/bass/hardbaits/zag_stick/original.html
    これからも応援しています

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