日別アーカイブ: 2009年1月16日

頭の中も逆回転


Supercaster1000pro_reel  ずっと以前にアメリカのリールメーカー、U.S.リールを紹介しました。このメーカーの面白いところは、そのユニークな発想です。浅溝ロングスプールが今や常識のスピニングリールの世界に、まったく逆の深溝ショートスプールのスーパーキャスターシリーズをリリースしました。
 何も考えず、時代の流れに乗ってしまう物作りの姿勢よりも、ボク個人としてはすごく共感を覚えます。そんなU.S.リールがまたしても、すごいリールを発売しました。今度はベイトキャスティングリールです。
Levelwindabc  スーパーキャスター1000とスーパーキャスター1000PROは今までの常識をまったく無視したリールです。一見するとレベルワイドがないように見えますが、このリールは独自の”シーソー”レベルワインドを採用しています。言葉でうまく説明するのが難しいので、写真を見てほしいのですが、アングルバーが回ることで、横から見たらちょうどシーソーのように交互に動くことで、ラインを片巻きすることなく均等にスプールにラインを巻くことができるというのです。結果、キャスト時にはラインは通常のレベルワインドのような抵抗がないので、スムーズにラインが出て行くとメリットがあるそうです。
 これぐらいでビックリはしませんが、ここからがすごいです。このスーパーキャスターは、なんとスプールの回転する方向がまったく逆なんです。サイト上ではさまざまなメリットを謳っているのですが、ボクにはあまりイメージが湧きません。ボクの頭の中も常識にとらわれて柔軟性を失っているんでしょうか? それにしても、このメーカーは勇気がありますね。これからも頑張って、いろいろ面白い製品を世に出してもらいたいものです。ただ、このリール、一つ気になることがあります。バックラッシュしたら、すごく直しにくいと思うんですが・・・。
 以前お伝えしたアーデントリールといい、アメリカは面白い製品が出てきて、楽しいですね。来月の日本のフィッシングショーでは、何か面白い製品は出るんでしょうか?