OSPのルドラをようやく手に入れました。昨シーズンは「釣れる」という噂が噂を呼んで、入手困難なルアーでした。最近ではこのルドラを意識した追っかけ商品が登場したり、発売が予定されているぐらいです。暖かくなると、おそらく、また手に入らなくなると思い、今のうちに何色か購入しました。もちろん、流行りのチャートリュースシャッド系も買いました。ちょうど、もうすぐメキシコなので、メキシコでルドラ・デビューします。
仮面ライダーの必殺ワザのようなチープなカタカナ造語で、○○○アクションとか、ダート幅やフラッシングがどうのこうのとか、波動や水流なんて難しい宣伝文句で、メーカーが新製品を発売前に宣伝しても、ボクはまったくそそられません。ルアーが名作かどうかはメーカーではなく、不特定多数のユーザー(実績)が決めるものだと思うからです。だから、開発者&契約プロスタッフが「すごく釣れる」と言ってもあまり信じられません。話が少し逸れますが、雑誌で”タックルボックス拝見”みたいな企画ものがありますが、フックマークがほとんど付いていない偏ったスポンサーメーカーのルアーばかりを並べたボックスを見せられても、まったく興味がわきません。
ただ、契約プロスタッフでもない人が密かに買って持っていたり、ガイドの人たちが使っているルアーは非常に気になってしまいます。特にガイドの人たちはお客さんに釣らせてなんぼ。毎日の釣果に生活がかかっています。そして、毎日不特定多数の人と釣るのでウソを言えません。それだけに彼らが選ぶルアーというのは説得力があります。ルドラは昨年春、多くの琵琶湖ガイドに使われ、口コミで広まり、さらに使った人が釣果を残してさらに噂を呼んで、大ブームになりました。「ただ引きで釣れる」とか「飛距離がすごい」、「●●●カラーだけ釣れる」といった単純なフレーズを聞かされると、ついつい、そそられてしまいます。特に殺し文句は「なぜか釣れる、不思議と釣れる」です。これを聞かされると、たまりません。半分ぐらいは「ホンマかいな。そんなわけないやろ」といった半信半疑の気持ちもありますが・・・。とにかく、まんまとボクも乗せられてしまいました。最近、一軍登録するようなビビッとくるルアーに出会えていませんが、ルドラには期待しています。
月別アーカイブ: 2008年2月
オゥ、セクシー
ラッキークラフトはずっと以前からチャートリュースシャッドカラーを出していたのですが、昨年のストライクキングのセクシーシャッドブームのおかげで、今やチャートリュースシャッドカラーは大人気のカラーとなっています。日米ともにこのカラーをアレンジしたカラーが次々と登場しているぐらいです。
その注目のチャートリュースシャッドカラーをスピナーベイトで表現してみようと、ハンドタイイングしてみました。シャッド系のゼブラ模様のブルークリスタルラメのスカートをバックにチャートリュースを両サイドに3本ずつ、そしてベリーにハイライトブルーのスカートをタイイングしました。ウォーイーグルのイメージでベリーのハイライトブルーのスカートだけ前方を短くカットして、大きくフレアさせてみました。また、エラのイメージで赤のファインラバーを巻いて短くカットし、さらにアクセントでティンセルとデプスのフラッターカットスカートを2本、トレーラー風に長めにセットして巻いてみました。なかなかセクシーだと思いませんか?
ファルコンのビッグバス
新旧交代
デニー・ブラウワー、ジョージ・コクラン、ジェイ・イェラスといった長年チームダイワの顔だった3人が今季からダイワを去ることになったという残念なニュースが入ってきました。長年バスフィッシングをしてきたボクにとっては、昔、彼らの来日は新鮮であり、アメリカのトーナメントへの憧れを強く抱かせてもらった思い出があります。当時のボクはロッドもリールもチームダイワで揃えていたものです。
デニー・ブラウワーはクラシック出場19回(優勝1回)、B.A.S.S.のAOY1回、FLWチャンピオンシップ出場4回、FLWのAOY1回、ジョージ・コクランはクラシック出場21回(優勝2回)、FLWチャンピオンシップ出場7回(優勝1回)、ジェイ・イェラスはクラシック出場16回(優勝1回)、B.A.S.S.のAOY1回、FLWチャンピオンシップ出場4回、FLWのAOY2回、という凄すぎる経歴の3人です。いったい、ダイワはこれまでにどれくらいの契約金を払ってきたんでしょうか。まだまだ現役で頑張っている3人ですが、さすがにちょっと地味なイメージもあって、最近ではダイワといえばアイクやイッシュ、大森貴洋さんの方が思い浮かびます。費用対効果を考えれば、今回のダイワの決断は仕方がないのかもしれません。
彼ら3人以外にリック・クランやラリー・ニクソン、ギド・ヒブドンがいた頃のチームダイワはまさに全盛期だったような気がします。ところが、今やアメリカではベイトキャスティングリールに関してはシマノが圧勝という感じです。正直、スポンサー絡みでもなく、自腹でリールを買うトーナメンターのほとんどがシマノを選んでいるような気がします。これはボクが長年コアングラーで釣りをしてきて明らかに実感します。シマノがダイワほど大物とのスポンサー契約をしてこなかったことを考えれば、マーケティング戦略の明暗はくっきりですね。
デニー・ブラウワー、ジョージ・コクランは今季のロッド&リールのスポンサーは決まっていないようですが、ジェイ・イェラスは今季からフェンウィック&アブとなるようです。
ラストシークレット、スイミングジグ その4
http://www.unclejosh.com/bassstalker/modules/cart/navigate.php/nav_id/76
アウトキャスト・タックル
http://www.outkasttackle.com/product_pages/proswim.html
RCタックル
http://rctackle.com/SwimmingJig.asp
リーサルウェポンジグ
http://www.customlures.net/product.php?product_id=223
ダーティージグ・タックル
http://www.dirtyjigstackle.com/products.php?cat=9
デイヴィス・ベイト
http://www.davisbait.com/DavisJigs.htm
オール・ターレインタックル
http://www.allterraintackle.com/products/swimjig.html
B.A.S.S.の新スポンサー
注目のニューブランド
ラストシークレット、スイミングジグ その3
スイミングジグの本場、ウィスコンシン州のローカルブランドにブロヴァーニー・ベイツがあります。このメーカーはスイミングジグを中心に扱うジグメーカーで、スイミングジグの元祖的な存在です。スイミングジグへのこだわり、ノウハウもかなりのものです。ブロヴァーニ・ベイツのスイミングジグのフックはがまかつに特注で発注しており、30度ではなく、28度の角度で曲げてもらっているそうです。なんでも、この角度がスイミングアクションにおいて、重要なんだそうです。もちろん、ブラシガード付きですが、ソフトなクリアタイプのマテリアルが採用されています。
ヘッドはオーソドックスな形状ですが、1/8ozから1/4、3/8oz、1/2、5/8、3/4、7/8ozと細かいウェイト分けがされており、スカートのカラーも80色のコンビネーションから選んで、カスタムオーダーできるようになっています。
http://brovarneybaits.com/
交換トレード
ラストシークレット、スイミングジグ その2
スイミングジグのエキスパートといえば、ウィスコンシン出身のFLWツアープロ、トム・モンスールです。トム・モンスールはもともとはBFL等に参戦するローカルアングラーでした。ミシシッピーリバーのトーナメントではBFLで5回、エバースタートシリーズで1回優勝するなど、地元では知らない人がいないほど有名でした。その後、2002年からトム・モンスールはFLWツアーに参戦し、2004年には得意なスイミングジグで、アチャファラヤ・ベイスン戦を2位、ビーバーレイク戦を3位でフィニッシュし、テレビでトムの釣りが放映されたことで、一気にスイミングジグが注目されたのでした。2006年シーズンにはFLWツアー年間ランキング10位でフィニッシュするなど、トムはスイミングテクニックがミシシッピリバー流域だけでなく、全米で有効であることを証明しつつあります。
トム・モンスールによると、スイミングジグは全米どこでも、シャローからディープまで、ラージマウスからスポッツやスモールマウスまで有効ということですが、水温が高いほど有効で、水温が13度を切ると極端に反応が悪くなり、10度を切るとスイミングジグは使わないそうです。また、マッディーウォーターでは不利ということです。
そのトム・モンスールのシグネイチャーモデルのスイミングジグがバスプロショップオリジナルで売られています。一見すると、どうってことない普通のジグですが、そんな中にトムのこだわりが込められています。トムはスイミングテクニックに太軸のフリッピングフックは不要という考えで、やや細めオーナーの特製ジグフックを使っています。もう一つのこだわりがブラシガードで、トム曰く、ブラシガードはウィードレス効果を狙うというよりも、ブラシガードの水流抵抗でフックを上向きにさせるためのものなんだそうです。そのため、ガードは少なく、通常の1/5程度の軟らかいマテリアルを使っているんだそうです。スイミングジグ用はヘッドが軽い上に、ラインアイのポジションが先端部についているので日本スタイルのフットボールスイミングに比べるとスイム姿勢が安定しません。それをブラシガードの抵抗をキールとして利用し、ふらつきながらもスイム姿勢を安定させているというのです。これを聞いたときは、なるほどと感心させられました。
実はトム・モンスールは現在バークレーと契約を結んでおり、近々バークレーから新しいシグネイチャーモデルのスイミングジグが発売されるそうです。どんなジグになっているのか、発売が待ち遠しいです。