日別アーカイブ: 2008年2月15日

ライン選びの条件


Imgp4580  メキシコに行くお客様から「どこのラインを使っているの?」とよく聞かれます。ボクが現在気に入って使っているのは、フロロならよつあみのDARMです。ちなみに”ダーム”ではなく”ディー・アーム”と読むそうです。ボクにはスポンサーなんてありませんから、どこのラインでも自由に買って使えます。そのボクが選んだのがDARMなのです。
 ボクがフロロカーボンのライン選びで重要視しているのが、しなやかさ(軟らかさ)です。いくら強いと言われても、硬すぎて扱いにくいラインは、ストレスが溜まるのでボクは使いません。ボクの基準はベイトなら20-25ポンドでノーシンカーのセンコーがストレスなく扱えること、スピニングなら7-8ポンドラインでもストレスなく扱えることです。そして、どこでも比較的簡単に手に入ることも重要です。取り扱っているショップが少なかったり、25-30ポンドの太い番手がラインナップされていなかったり、あっても手に入りにくいものも困ります。
 そして、このボクの条件をクリアしているのがDARMだったというわけです。実はボクは以前はDANのジグ&テキサスというラインを気に入って使っていました。ところが、DANがジグ&テキサスの販売を中止(今は再開?)したのをきっかけに、新しいラインを探し求めました。そして、やっと巡り会えたのがDARMだったというわけです。
 特に違いがハッキリ出るのが6-8ポンドをスピニングで巻いて使う時です。4ポンド程度の細いラインを使うときは、どこのメーカーのラインでも、それほど違いが分からないですが、6ポンドぐらいから、硬いラインと軟らかいラインの差はハッキリと感じることができます。ちなみにボクはトーナメントでもプライベートでも、日本でも海外でもスピニング用のフロロは6ポンド以上(まれに5ポンド)しか使いません。硬いラインは糸ヨレが出やすかったり、コイル状の巻き癖がつきやすかったり、飛距離も伸びません。新品のラインでも1日も釣りをしないうちにライントラブルが発生したりします。とはいえ、日本ではスピニングに6ポンド以上を巻く人って少ないらしく、実感する人は少ないかもしれませんね。ただ、100m(太いところは75m)巻きスプールしか売っていないのが、少し不満ではありますが・・・。
 皆さんは、ブランド名や「みんなが使っているから安心」という単純な理由でラインを選んでいませんか? ボクは市販されているすべてのラインを試したわけではないですし、別にDARMを宣伝したいわけではありませんが、釣り人各自が自分のスタイルに合ったラインを見つけて選んでいるのか、疑問に思ったので書いてみました。