日別アーカイブ: 2008年2月13日

新旧交代


 デニー・ブラウワー、ジョージ・コクラン、ジェイ・イェラスといった長年チームダイワの顔だった3人が今季からダイワを去ることになったという残念なニュースが入ってきました。長年バスフィッシングをしてきたボクにとっては、昔、彼らの来日は新鮮であり、アメリカのトーナメントへの憧れを強く抱かせてもらった思い出があります。当時のボクはロッドもリールもチームダイワで揃えていたものです。
 デニー・ブラウワーはクラシック出場19回(優勝1回)、B.A.S.S.のAOY1回、FLWチャンピオンシップ出場4回、FLWのAOY1回、ジョージ・コクランはクラシック出場21回(優勝2回)、FLWチャンピオンシップ出場7回(優勝1回)、ジェイ・イェラスはクラシック出場16回(優勝1回)、B.A.S.S.のAOY1回、FLWチャンピオンシップ出場4回、FLWのAOY2回、という凄すぎる経歴の3人です。いったい、ダイワはこれまでにどれくらいの契約金を払ってきたんでしょうか。まだまだ現役で頑張っている3人ですが、さすがにちょっと地味なイメージもあって、最近ではダイワといえばアイクやイッシュ、大森貴洋さんの方が思い浮かびます。費用対効果を考えれば、今回のダイワの決断は仕方がないのかもしれません。
 彼ら3人以外にリック・クランやラリー・ニクソン、ギド・ヒブドンがいた頃のチームダイワはまさに全盛期だったような気がします。ところが、今やアメリカではベイトキャスティングリールに関してはシマノが圧勝という感じです。正直、スポンサー絡みでもなく、自腹でリールを買うトーナメンターのほとんどがシマノを選んでいるような気がします。これはボクが長年コアングラーで釣りをしてきて明らかに実感します。シマノがダイワほど大物とのスポンサー契約をしてこなかったことを考えれば、マーケティング戦略の明暗はくっきりですね。
 デニー・ブラウワー、ジョージ・コクランは今季のロッド&リールのスポンサーは決まっていないようですが、ジェイ・イェラスは今季からフェンウィック&アブとなるようです。

ラストシークレット、スイミングジグ その4


Kvdjig  スイミングジグがいよいよ今年アメリカで本格的にブレイクするかもしれません。というのも、ストライクキング社からKVDのシグネーチャーモデルとして、”ヘビーカバー・スイムジグ”(写真)が発売されたからです。トム・モンスールブロヴァーニー・ベイツの理論とは相反して、ヘビーワイヤーのフックが使用されていて、スイミングジグなのに、ヘビーカバー対応という、ちょっとピンぼけな感もありますが、1/4ozから1/2ozまでの3サイズ、ラトル付きで3.49ドルだそうです。
 なんといってもKVDですから、彼が本格的にスイミングジグを使い、それがテレビで放映されてしまうと、一気に注目が集まるでしょう。すでにバークレーからの発売も予定されていますし、その他のジグメーカーがこぞってスイミングジグをリリースするかもしれません。2008年の流行語はスイミングジグで決まりでしょうか?
 ちなみに現在、スイミングジグをリリースしているジグメーカーをリストアップしてみました。抜けているものもあるかもしれませんが、だいたい主なものはピックアップできていると思います。