日別アーカイブ: 2007年7月11日

TBF発足への苦言と提言


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 最近、日本でTBFを立ち上げようという動きがあるようです。すでに個人が発足を急ぎ、勝手にジャパンフェデレーションを名乗り、年会費を集めていると聞きました。詳しい説明もないまま、多くの人に誤解を生じる内容で、メンバー&会費を募っているようです。
 そもそもTBFはFLWとは別団体です。BFLのようなFLW直系の団体ではありません。FLWジャパンといった聞こえのいいネーミングで、メンバーを募るのは大問題です。TBFジャパンフェデレーションはバスオブジャパンのようになってはいけません。誰でもTBFのメンバーになることはできますが、勝手に個人がTBFジャパンフェデレーションを発足・運営することはできません。
 日本ではTBFを誤解している人が多いようです。TBF、The Bass Federationは名前の通り、元はB.A.S.S.フェデレーションです。2006年のクラシック会場で行われたフェデレーションの総会で、B.A.S.S.フェデレーションは、TBFとフェデレーション・ネイションという2つに分裂してしまいました。その後、FLWがTBFをスポンサーするようになったわけで、TBF自体はまだ発足2年目の団体でしかありません。そして、TBFにはまだアメリカ国外のフェデレーションは一つもありません。
 TBFの理念は"Owned by those we serve, dedicated to growing the sport of fishing."とあるように、ただのアマチュアトーナメント団体ではありません。バスフィッシングの普及という高い理念のもとに集まった組織です。TBFのメンバーは地元で開催されるFLW系のトーナメントにも裏方として積極的にボランティアとして参加しています。各州ごとのフェデレーションは小さな複数のクラブの集合体でもあります。
 知人を介してTBF本部にコンタクトをとりましたが、TBFジャパンフェデレーションを発足させるためには、9つ以上のクラブが集まり、最低でもメンバーが50人以上必要ということです。まずは個々に活動しているクラブにTBFへの参加を広く呼びかけ、TBFへ入会したクラブが9つ以上となった段階で、各クラブからTBFジャパンフェデレーション発足のための委員を出し、役員・代表を選出し、組織作りをするのが筋道です。もちろん、釣り業界にもスポンサーをお願いし、その上でTBF年会費とは別にジャパンフェデレーションを運営するための年会費を取り決めるのが筋でしょう。年会費はホームページの開設&維持管理費、その他の諸経費以外に、アメリカでTBFの総会にジャパンフェデレーションの代表が出席する場合、その交通費にも当てる必要があります。もし将来ナショナルチャンピオンシップへ出場可能となったなら、その出場者の交通費にも当てる必要があるかもしれません。メンバーが少なければ、その分、年会費を上げなければ運営は難しくなります。
 TBFに入会するには、1人年会費50ドルでOKだそうです。50ドル払えば、会員証がもらえ、FLWマガジンが送られてきます。FLWマガジンを年間購読すると思えば、安いものでしょう。9つ以上のクラブが集まり、正式にジャパンフェデレーションが発足する前から、使い道も分からない年会費を勝手に決めて別途徴収するのはいかがなものでしょうか? 
 TBF本部はジャパンフェデレーションが正式に発足し、組織運営ができ、実績が認められてはじめて、日本代表をチャンピオンシップへの出場を認めるか検討するようです。ナショナルチャンピオンシップは各州のフェデレーションの年間チャンピオンが自動的に出場できるというわけではありません。複数のフェデレーションごとにウェスタン、イースタンといった6つの地区別にディビジョンを設け、ディビジョンごとにディビジョナル・チャンピオンシップを開催しています。ジャパンフェデレーションのみ、ディビジョナル・チャンピオンシップに出場することなく、ナショナルチャンピオンシップに出場できるという特別扱いをしてくれるかどうかは疑問です。バスオブジャパンのように「簡単に身内の誰かが毎年アメリカに行ける」というのは甘い考えです。
 TBFに参加しようと思う人はまずはTBFのホームページに目を通して、TBFとは何かを知る必要があります。TBFジャパンフェデレーション発足への道のりはそう簡単なものではありません。
http://www.bassfederation.com/default.asp