Aリグ回収器


  今回のオキチョビーでは、多くの人と話をしました。有名人だらけでしたが、いつも話題になったのがアラバマリグです。ガンターズヴィル戦以降、初のメジャーな試合だけに、賛否両論、いろいろでした。ただ、一つ確かに言えることはルールでOKになった以上、使わなかったら必ず不利になるということです。
 すでに先月行われたエバースタート・シャスタ戦で1位から5位までが例年のウェイトを大きく上回る驚異的なウェイトでAリグが独占したように、FLWツアー・メジャー戦においても初戦から第3戦まで(ハートウェル、テーブルロック、ビーバー)がAリグが制するだろうと噂されています。すでにローカルの試合では、Aリグが例年の平均的なウィニングウェイトを遙かに上回るウェイトで試合を独占しているようです。また、第5戦のケンタッキーレイク戦、フォレストウッドカップのレイク・レーニアでもAリグが制するかもしれません。果たして、FLWは正しい判断だったのか・・・。

P1040761_640x480_2 実はオキチョビー戦の試合でもボートデッキにAリグが転がっている選手を何人か見ました。トップ10カットしたブライアン・スリフトは何匹かのバスはAリグでキャッチしたそうです。
 ガンターズヴィル戦でトップ10カットして、Aリグでいい思いをしたルーク・クラウセンは比較的肯定派でした。「そのうちスレるから心配要らないよ」とルークは呑気に言っていました。そんな彼のトラックの中には友人に頼んで作ってもらったというAリグ専用のリトリーバーがありました。下のフックがちょうどAリグのワイヤーの股の部分を引っかける仕組みで、根掛かって外れない場合は、ジグヘッドのフックを引き伸ばしてでも回収するというわけです。なかなかよくできた仕組みです。早速ハートウェル戦で投入するようです。さすが、トップレベルのプロはいろいろ考えています。
 日本では無責任に20ポンドクラスの細いラインが推奨されていますが、これだけ市場に溢れたAリグをみんなが根掛かりで湖底に残すとたいへんなことになってしまいます。ただでさえ逆風がきつい琵琶湖でも、バス駆除派の格好のエサになってしまいかねません。自分一人ぐらいって気持ちが命取りとなってしまいます。
 琵琶湖で生活をしているガイドさんこそ、太いラインを使って、根掛かっても確実に回収することを推奨してほしいところです。もちろん、どうせなら、根掛かりしにくいセンター1本バリ仕様をボクは推奨しますが・・・。

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