月別アーカイブ: 2013年9月

B.A.S.S.ノーザンオープン最終戦 最終結果


 レイクエリーで開催されたノーザンオープン最終戦は2日目が荒天のため中止となり、2日目間で決しました。初日リードのアイクが最終日もトップウェイトを持ち込み貫禄の優勝。ノーザンオープンのAOYも獲得しています。

1  Michael Iaconelli  5 23-15 5 24- 9 10 48- 8
2  Joseph Balog   5 21- 6 5 23- 4 10 44-10
3  Cj Shaver     5 21- 6 5 22-12 10 44- 2
4  David Lefebre   5 22- 3 5 21-15 10 44- 2
5  Hunter Shryock  5 22-10 5 20-14 10 43- 8
6  Ray Brazier      5 20- 3 5 22-14 10 43- 1
7  Wayne Hauser   5 21- 3 5 21- 2 10 42- 5
8  Kyle Kempkers   5 22- 8 5 19- 9 10 42- 1
9  Jacob Powroznik  5 20- 3 5 21- 3 10 41- 6
10  James Jacobus   5 20- 7 5 20- 4 10 40-11
http://www.bassmaster.com/tournaments/2013-bass-pro-shops-northern-open-3/leaderboard

思い出の地、クリアレイクへ


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 今年5月、アメリカにバスフィッシングに訪れて20年目を記念して、思い出作りに友人にボートを借り、カリフォルニア・デルタでボーターとして初めてトーナメントに参戦してきました。今まで何度もデルタで釣りをしてきましたが、見える景色すべてが別世界に見えるほど、刺激的な時間を過ごすことができました。
 1度きりの贅沢のつもりでしたが、再び来月、クリアレイクの試合にボーターとして参戦することになりました。クリアレイクはボクが20年前、アメリカで初めて釣りをし、初めてバスをキャッチした場所でもあります。
 実はデルタの試合で2日目にパートナーを組んだコアングラーに、ボートを借りることになりました。ボクは長年コアングラーで釣りをしてきまして、個人的に嫌な思いもしてきましたので、ボクはコアングラーに対しては、紳士的に接しようと思って試合に臨みました。試合中、ルアーを貸してあげて、そのルアーでキーパーをキャッチしてもらうこともできました。結果、そのコアングラーとはメールやフェイスブックでも交流を続け、ラッキーなことに再びボーターとして試合に出る夢が叶うわけです。さっそく準備を始めていますが、今から楽しみでワクワクしています。

テッケルフロッグ新色発売


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 猛暑の8月は水温も高すぎて、フロッグでの釣果が伸び悩みましたが、9月に入ってまたフロッグが面白くなってきました。
 ご好評いただいておりますテッケルフロッグですが、新色4色を追加しました。早いところでは昨日あたりから店頭に並んでおります。在庫切れになっていたカラーも入荷しています。
 今回の新色はボクのこだわりの4色です。特にボーンは、個人的に何年も秘密にして使っていた溺愛カラーです。ぴったりなラバースカートが見つからず、製品化するのは控えていましたが、クリーム色のスカート自体をオリジナルで作り、ついに製品化することになりました。その他、オリーブグリーン、グレイのスカートもオリジナルで作ってしまいました。
 他のルアーもそうですが、フロッグもカラーセレクトでバスの反応や釣果に大きな差が出たりします。そんなアタリカラーを見つけ出すのも、フロッグゲームの面白さの一つだと思います。ぜひ、カラーローテーションに今回の新色を加えてみてください。

Jig Rig or Jika Rig?


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 先日、ネーミングがバラバラの新リグについて書きましたが、最近のバサーの小野俊郎さんの記事ではリーダーレス・ドロップショットという表記になっていました。もともとはジカリグを前面押しだった?バサーさんですが、やはりジカリグが商標になってしまっては、その商品以外を使っている場合はジカリグという表記はしにくいのでしょうか。ジカリグはもはやリグ名ではなく、あくまで商品名という解釈なのでしょう。最近、あるライターさんと飲む機会があったのですが、その方もリグ名の統一がない今の現状に困っているようでした。
 ますますなんて呼べばいいのか悩ましいリグですが、最近フェイスブックの記事で面白いものを発見しました。オーナーばりさんは本場アメリカではあえてジカリグではなく、ジグリグという表記で販売していますが、ステイシー・キングがYoutube動画でジカリグとして紹介しているんです。
 どうやら、ステイシー・キングが日本人に教えてもらったみたいです。ステイシー・キングはビッフルバグリグの変わりに使っているような感じです。
 これでアメリカでジカリグが浸透すると、やはりジカリグと呼ぶのが一番しっくり来ます。オーナーばりさんは、今からでも遅くないから商標を放棄してくれると、一件落着だと思うのですが・・・。 

B.A.S.S.ノーザンオープン第3戦(レイク・エリー)初日結果


1  Michael Iaconelli  5 23-15
2  Hunter Shryock  5 22-10
3  Kyle Kempkers  5 22- 8
4  Derek Remitz    5 22- 6
5  David Lefebre   5 22- 3
6  Joseph Sancho   5 21-15
7  Charlie Hartley  5 21- 9
8  Joseph Balog    5 21- 6
8  Cj Shaver       5 21- 6
10  Wayne Hauser  5 21- 3
http://www.bassmaster.com/tournaments/2013-bass-pro-shops-northern-open-3/leaderboard

USオープン最終結果


1 Rusty Brown    31.25
2 Clifford Pirch   30.32
3 Brett Hite      30.09
4 Justin Hanold    29.66
5 Tommy Jonovich  29.62
6 Gary Dobyns     28.89
7 Joe Uribe, Jr.    28.36
8 Chris Bozarth    27.26
9 Morizo Shimizu   26.85
10 Jamie Cyphers   26.77
25 Kenichi Tanaka  23.89
http://www.wonbass.com/archives/2013/pro/usopen/results/profinal.html

ツインバズのススメ その2


P1100251_640x366 ちょうど、今アメリカ、レイクミードではUSオープンが開催中ですが、ボクもかつては毎年、ノンボーターとして参戦したものです。
 そのUSオープンで覚えたルアーの一つがツインバズでした。クリアウォーターのディープエリアで、または底が丸見えのシャローフラットエリアで、とにかく遠くにぶん投げ、可能な限り高速に巻くというシンプルな釣り方で、スーパースプークやヴィクセンに出ないバスがすごいスピードで突進してバイトしてきました。現地では黒いバズベイトが効くこともあって、ドラゴンフライ(トンボ)パターンなんて呼んだりしたものです。
P1100243_482x640 ツインバズはおそらくほとんどの日本人アングラーにとって、投げたこともない、または見たこともない”食わず嫌い”ルアーの一つだと思います。そして、バズペラが2つも付いているので、スローに引くためのルアーだと思っている人が大半だと思います。ところが、実際は正反対です。
 日本ではスローに引けるバズベイトが”釣れる”バズベイトというすり込みがありますが、バズベイトは必ずしもスローに引くのがいいわけではありません。例えば、バスにとってルアーはどんなに高速に巻いても、追いつけないスピードではありません。バズベイトは引き抵抗が他のルアーに比べて小さい分、最も高速に引けるルアーの一つですから、その特徴を活かした釣り方は、スレたバスにこそ有効です。特にツインバズは、シングルバズのように傾いたりしないので、より高速に巻くことができます。
 さらに最近、気が付いたのですが、今の琵琶湖のようなウィードが多くて、ペラが巻き込みやすくシングルバズベイトでは釣りづらい状況でもツインバズは利点があります。ツインバズは見た目から、ゴミが絡みやすい印象がありますが、実はそうではありません。
P1100248_640x479 ツインバズは浮き上がりが早く、さらにヘッドの位置が高く、横に傾かないので、水面下ギリギリのウィードをかわしてくれます。また、ペラは喫水が低い状態で回るので、引き抵抗が小さく、ウィードを巻き込みにくい利点があります。ロッド操作とスピードを上げれば、ペラはほぼ水面上に飛び出すので、部分的に顔を出したウィードパッチを乗り越えさせることもできます。
 ボクの今までの経験では、ツインバズは速く巻けば巻くほど、バスの反応がいいように感じます。バスの突進は野生本能むき出しで、激しくバイトしてきます。バスにとってはツインバズは泡のベールに包まれてシルエットがはっきり見えないのか、こちらが思っているほど大きなルアーには見えていないと思います。

USオープン2日目結果


1. Brett Hite        10/10  21.06
2. Rusty Brown     10/10  20.44
3. Joe Uribe, Jr.      10/9  20.39
4. Tommy Jonovich   10/9  20.18
5. Todd Herman     10/10  19.42
6. Jamie Cyphers     10/10  19.12
7. Gary Dobyns      10/10  18.61
8. John Murray      10/10  18.51
9. Chris Bozarth     10/10  18.27
10. Devin McDonald  10/10  18.13
12. Morizo Shimizu   10/10  17.70
29. Kenichi Tanaka   10/10  15.87
http://www.wonbass.com/archives/2013/pro/usopen/results/proday2.html

それでも細糸は止められませんか?


 最近、琵琶湖でラインブレイクされてフックが付いたバスをよく釣ります。フックが完全に呑まれてしまっているケースも多々あります。多くの方のブログでも、ラインブレイクという言葉が、頻繁に安易によく使われているのを目にします。今年の琵琶湖は昨年に比べてウィードが濃い影響もあるのでしょうが・・・。
 ラインが切れてしまった後、そのバスがどうなってしまうのか考えたら、可哀想で、申し訳なくて、情けなくって、恥ずかしくって”ラインブレイク”なんて単純な言葉では済ませられないはずです。バスへの愛が感じられません。
 このブログで何度も書いていますが、最近は特に細糸傾向が進んでいるような気がします。琵琶湖に来ているアングラーは「琵琶湖には60cm、70cmオーバーの夢がある」とよく言います。ならば、掛けても獲れないラインをなぜ使うのでしょうか?
 最近のベイトフィネスなんていうのも悪い影響ですし、ジカリグ?パンチショット?スルーリグ?なんていうのも、よりフィネス傾向を助長しているように感じます。だいたい、テキサスリグよりも軽いシンカーでもフォールが速く、アタリが取りやすいなら、なぜ、テキサスリグよりも太いラインが使えるという発想にならないのでしょうか?
 一生に一度あるかないかのチャンスを自ら潰して、もったいない気がします。サイズや数ばかりを目標にせず、ラインブレイクゼロみたいな目標もいいと思うのですが・・・。