日別アーカイブ: 2013年9月11日

ツインバズのススメ その2


P1100251_640x366 ちょうど、今アメリカ、レイクミードではUSオープンが開催中ですが、ボクもかつては毎年、ノンボーターとして参戦したものです。
 そのUSオープンで覚えたルアーの一つがツインバズでした。クリアウォーターのディープエリアで、または底が丸見えのシャローフラットエリアで、とにかく遠くにぶん投げ、可能な限り高速に巻くというシンプルな釣り方で、スーパースプークやヴィクセンに出ないバスがすごいスピードで突進してバイトしてきました。現地では黒いバズベイトが効くこともあって、ドラゴンフライ(トンボ)パターンなんて呼んだりしたものです。
P1100243_482x640 ツインバズはおそらくほとんどの日本人アングラーにとって、投げたこともない、または見たこともない”食わず嫌い”ルアーの一つだと思います。そして、バズペラが2つも付いているので、スローに引くためのルアーだと思っている人が大半だと思います。ところが、実際は正反対です。
 日本ではスローに引けるバズベイトが”釣れる”バズベイトというすり込みがありますが、バズベイトは必ずしもスローに引くのがいいわけではありません。例えば、バスにとってルアーはどんなに高速に巻いても、追いつけないスピードではありません。バズベイトは引き抵抗が他のルアーに比べて小さい分、最も高速に引けるルアーの一つですから、その特徴を活かした釣り方は、スレたバスにこそ有効です。特にツインバズは、シングルバズのように傾いたりしないので、より高速に巻くことができます。
 さらに最近、気が付いたのですが、今の琵琶湖のようなウィードが多くて、ペラが巻き込みやすくシングルバズベイトでは釣りづらい状況でもツインバズは利点があります。ツインバズは見た目から、ゴミが絡みやすい印象がありますが、実はそうではありません。
P1100248_640x479 ツインバズは浮き上がりが早く、さらにヘッドの位置が高く、横に傾かないので、水面下ギリギリのウィードをかわしてくれます。また、ペラは喫水が低い状態で回るので、引き抵抗が小さく、ウィードを巻き込みにくい利点があります。ロッド操作とスピードを上げれば、ペラはほぼ水面上に飛び出すので、部分的に顔を出したウィードパッチを乗り越えさせることもできます。
 ボクの今までの経験では、ツインバズは速く巻けば巻くほど、バスの反応がいいように感じます。バスの突進は野生本能むき出しで、激しくバイトしてきます。バスにとってはツインバズは泡のベールに包まれてシルエットがはっきり見えないのか、こちらが思っているほど大きなルアーには見えていないと思います。

USオープン2日目結果


1. Brett Hite        10/10  21.06
2. Rusty Brown     10/10  20.44
3. Joe Uribe, Jr.      10/9  20.39
4. Tommy Jonovich   10/9  20.18
5. Todd Herman     10/10  19.42
6. Jamie Cyphers     10/10  19.12
7. Gary Dobyns      10/10  18.61
8. John Murray      10/10  18.51
9. Chris Bozarth     10/10  18.27
10. Devin McDonald  10/10  18.13
12. Morizo Shimizu   10/10  17.70
29. Kenichi Tanaka   10/10  15.87
http://www.wonbass.com/archives/2013/pro/usopen/results/proday2.html