月別アーカイブ: 2013年7月

ストライクキングの新コンセプトチャター?


P1090742_640x479 今回のICASTでルアーで一番面白いと思ったのはストライクキングから発表されたニューコンセプトのチャター系ルアー(名前を聞くのを忘れました)です。最近のストライクキングはパクリばかりで芸がないと思ったら、たまには面白い物を出します。
 Gマンが持っているパテントのせいで、ジグにブレードを連結させることができないので、ストライクキングが考えたのはブレード自体にウェイトを鋳込むという方法です。
P1090744_640x480_2 最初はパテント逃れの苦しまぐれの策かと思いましたが、これにはこれの利点があるそうです。具体的には障害物を乗り越える際にフックが左右どちらかに倒れにくく、結果として根掛かりが非常に少ないそうです。
 チャターベイトって、不思議なぐらい根掛かりが多いルアーで、これがこのルアーの最大の欠点でしたが、これが解消されたというのです。実際に使ってみないとなんとも言えませんが、とにかく興味はそそられました。発売は9月頃の予定だそうで、値段は5.99ドルぐらいになるだろうということでした。

小型パワーポール


 ICASTに行ってきました。まず、最初に紹介したいと思ったのが、パワーポールから発表されたマイクロ・アンカーです。こちらショー会場では、スモールボートユーザー向けでは注目されないのか、あまり話題になっていませんが、個人的にはかなり興味深いです。日本では大ヒットの予感がします。
 従来のパワーポールと違って、バッテリーでポールを上下上げ下げするだけのシンプルかつコンパクトな構造です。取り付けも簡単そうですし、これは日本のアルミボートユーザーの間で流行るかもしれません。
 気になる値段ですが、本体が595ドル、ポール(別売り)が95ドルになるだろうということでした。

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琵琶湖にキャットフィッシュ その2


 ”琵琶湖の生態系に歪みを生じさせ、漁業や固有の生物相に取り返しのつかない悪影響を与える危険がある”らしいというキャットフィッシュですが、滋賀県は釣れた場合はリリースしないで処分するよう呼びかけていいます。あなたならどうしますか? バスやブルーギルは条例違反で、キャットフィッシュは”お願い”っていうのがどうも納得いきません。
 霞水系の場合、どんなに面倒な外道でも、ほとんどの人は普通にリリースしているんじゃないでしょうか? ヌルヌルでデカくて、しかもトゲまであるキャットフィッシュをどう処分すればいいんでしょうか? ネットインする、ましてやボートデッキの上に上げるのは、ほとんどの人はゴメンでしょう。そういうボクも仮に釣れたとしても、キープして持って帰るのは面倒ですし、ましてやわざわざ報告するのはさらに面倒です。せいぜいやれることといえば、とどめを刺して湖上でポイするのが関の山といったところです。
 外道で普通に釣れるようになってしまってからでは、釣れた分を殺しても、もう手遅れですが、そのまま優しくリリースするのもなんか気が引けます。しかも、むやみに殺生をしない心優しいバスアングラーが、琵琶湖のキャットフィッシュの蔓延に手を貸したみたいに、責任転嫁されるのは避けたいところです。
 今さら言っても遅いんですけど、誰が放流したんでしょうね。今頃、ほくそ笑んでいる悪党がいるんじゃないかと思うと、無性に腹が立ちます。
http://www.pref.shiga.lg.jp/hodo/e-shinbun/gf00/20130625.html

琵琶湖にキャットフィッシュ その1


 6月26日にいっせいに「外来魚”チャネルキャットフィッシュ”琵琶湖などで14匹捕獲」というニュースがネット上に飛び交いました。11日間に一つの漁の仕掛けに13匹も掛かったというから、かなり繁殖している可能性があります。正直驚いたというか、困ったニュースです。ボクたちバサーにとっては招かざる厄介者の登場です。
 半面、このニュースにはいろいろ疑問に思うことがあります。そもそも、短期間でこれだけ複数匹がキャッチされたのなら、年間では相当量になるはずですが、なぜ今まで大きくニュースにならなかったのか? その割にはバスアングラーがキャッチしたという話を聞いたことがまったくありません。
 誰がこんな面倒な魚を放流したのか?という話がすぐに出ますが、うがった見方をすれば、これで一番おいしい思いをするのは誰かと考えたら、駆除対策で潤っている連中以外ありません。生態系に悪影響と騒ぎ立て、話を大きくすればするほど、繁殖が深刻化すればするほど、税金を好きなように無駄遣いできるわけです。だとすれば、知っていて知らんふりしていたんじゃないかと疑ってしまいます。
 だいたい報道は無責任というか一方的な情報を鵜呑みにして、適当にしか取材せず、肝心なことをまったく報じていません。たとえば、霞水系で大繁殖したのはなぜか? なぜ特定外来生物に指定されたキャットフィッシュの防除に予算を使わなかったのか? キャットフィッシュにはトゲがあって扱いに注意が必要など。
 外来魚の駆除なんて砂漠に水を撒くような終わりなき税金の無駄遣いで、不可能なことをさも可能であるかのように世論を操作し、正義感ぶってうまい汁を吸っている悪党にとっては、琵琶湖にキャットフィッシュは大歓迎なんでしょうか。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130626-00000071-san-l25

山本さんの新硬物疑似餌


Gycbhardbait02 いよいよICASTまであと5日となってきました。GYCBからはプレミアム・ハードベイトのニューラインナップが発表されるみたいです。正直、あまり興味はないんですが、名前がお馴染みの日本語単語となっています。
 クランクベイトが”チカラ”、ジャークベイトが”テンクウ”、ペンシルベイトが”タテ”、ポッパーが”シブキ”だそうです。
 タテが”Dance”の意味だと解説されているんですが、どういう意味で使っているのかよく分かりません。キナミ(気波)なんかもそうですが、たまにけったいな日本語を使いますが、名前を決める前に日本のスタッフやフカシンにでも相談すればいいのに・・・なんて思ってしまいます。現地でチャンスがあれば、聞いてみたいと思います。
http://www.baits.com/?p=46

フロッグのカラー選び


 アメリカで多くのフロッグが得意なアングラーと一緒に釣りをしましたが、彼らが共通して言うのが、フロッグの基本色はホワイトとブラック。この2色さえあればいいという人がたくさんいるぐらいです。
 何色を買えばいいか迷ったら、まずはブラックかホワイトを買うことをお勧めします。特にフロッグ初心者はホワイトから使い始めてください。
 視認性のいいホワイトは、自分のロッドワークでしっかりフロッグが動いているかが確認しやすいだけでなく、突然のバイトでもフロッグを見失いにくいので、バスがしっかりフロッグを咥えて持って行ったかを確認しやすく、空振り合わせを防ぐことができます。
 ホワイトとブラックを揃えると、次は好みの問題ですが、クリアウォーターやオープンウォーターで日差しが強い状況では、透明感のあるトランスパレント系のカラーを試してみてください。
 とにかく、フロッグは大きく分けて、不透明のダーク系orブライト系、透明のダーク系orブライト系の4タイプに分類して使い分けてみると釣果に大きく差が出ることがあります。
P1090580_640x479 ちなみに総称してフロッグと呼ぶ中空ルアーですが、バスは必ずしもそれをカエルだと思ってバイトしてきているとは考えていません。リアルなカエルカラーは、正直なところそれほど重要ではなく、バスから見てフロッグのお腹が何色であるかの方が重要です。
 ちなみにテッケルフロッグには5番色と6番色がお腹のカラーが白とオレンジの色違いです。実は昨年、ウッチーガイドと釣りをした際、Dフロッグのマッドブラウン(お腹がオレンジ)というカラーで、ボコボコに釣り負けたことがあって、オレンジベリーの重要性に気が付いて採用させてもらったいきさつがあります。

フロッグ用のロッド選び その2


 「フロッグ用のロッド選び その1」の続きです。

 フロッグを首振りさせるには、ロッドは硬すぎても軟らかすぎても、移動距離を小さく一点でネチネチ誘うのが難しいです。グラスなどのソフトカバーを釣るなら、ロッドは軟らかくても問題ありませんが、ブッシュなどのハードカバーを釣る場合、ロッドが曲がりすぎると、カバーを乗り越えたり、ほぐして落としたりする際に、ロッドの反動でフロッグが大きく跳ねて肝心のポイントから動きすぎる欠点があります。
 フロッグゲームで重要な点の一つにいかにバイトを弾かずにフッキングに持ち込むかという点があります。伸びのないPEラインではバイトと同時に弾かれて、フッキングできないケースがよくあります。ロッドは長い方がラインを送り込む遊びを作りやすく、軟らかい方がフロッグの食い込みがいいです。半面、硬い方がガッチリフッキングが決まります。ただし、ロッドが硬すぎると、バスのサイズが小さいとフッキングパワーがしっかり伝達される前にバスが水面に飛んできて、浅掛かりでバレてしまうケースがよく起こります。これは早合わせの人ほどその傾向が出ます。
 リールシートからバッドエンドまでのグリップの長さは長すぎると使い物になりません。手返しよくキャストを繰り返し、トゥイッチする際に邪魔にならない長さのものを選んでください。リールのグリップエンドは、硬い素材を使っていると、フッキング~キャッチの間に無意識のお腹にグリップエンドを当てるので、お腹がミミズ腫れみたいになって痛くなるので、個人的にはソフトなもの(エッジが効いていないもの)が好みです。
 トップガイドはPEラインが絡みにくい専用ガイドのものが扱いやすく、トラブルも軽減できます。その他のガイドは個人的にはシングルフットでもダブルフットでも、それほど違いを感じたことはありません。

アンディー・モーガンがFLWツアーのAOY


Image FLWツアーは全6試合が終了し、年間ポイントランキングが決定しました。AOYに輝いたのは、ベテランのアンディー・モーガン。今季は3試合でトップ10カット、全6試合で賞金圏で安定感が光りました。最終戦はホームレイクのチカムーガでの試合となり、決勝を待たずに予選の2日目が終わった段階で早々にAOYを決めました。
 フカシンは今季は不調で68試合でシーズンを終えました。フォレストウッドカップ出場を逃したのは2005年以来2度目です。
1  ANDY MORGAN          1098
2  STETSON BLAYLOCK    1049
3  JACOB POWROZNIK     1041
4  JASON CHRISTIE         1038
5  BRYAN THRIFT           1031
6  JUSTIN LUCAS            1016
7  ADRIAN AVENA          1006
8  BRENT EHRLER          1005
9  LUKE CLAUSEN          1004
10  RANDALL THARP        988
68  SHINICHI FUKAE         768
http://www.flwoutdoors.com/bassfishing/flw/flw-tour-majors/professional-standings/2013/?dpl=1&all=1&sr=1&rpp=50&&sort=pl

FLWツアー最終戦(レイク・チカムーガ)最終結果


1 CASEY MARTIN    22-15 (5) 27-00 (5) 23-03 (5) 30-01 (5) 103-03 (20)   
2 WESLEY STRADER 18-07 (5) 20-06 (5) 19-07 (5) 22-04 (5) 80-08 (20)
3 MICHAEL NEAL    17-06 (5) 22-14 (5)  22-08 (5) 17-01 (5) 79-13 (20) 
4 DAN MOREHEAD   23-07 (5) 12-15 (5) 17-10 (5) 23-02 (5) 77-02 (20) 
5 ANDY MORGAN    18-01 (5) 16-10 (5) 19-05 (5) 19-08 (5) 73-08 (20)
6 JIM MOYNAGH    20-02 (5)  13-11 (5) 22-02 (5) 15-15 (5) 71-14 (20) 
7 LARRY NIXON    19-14 (5)  22-08 (5) 12-15 (5) 16-01 (5) 71-06 (20) 
8 TOM REDINGTON 20-06 (5) 14-10 (5) 17-13 (5) 16-01 (5) 68-14 (20) 
9 LUKE CLAUSEN  19-02 (5)  20-09 (5) 14-02 (5) 14-12 (5) 68-09 (20) 
10 TODD AUTEN    17-09 (5)  18-02 (5) 17-08 (5) 12-12 (5) 65-15 (20)
http://www.flwoutdoors.com/bassfishing/flw/tournament/2013/6948/lake-chickamauga-professional-results/