いよいよICASTまで10日となりました。ネット上でいろいろ新製品のニュースが飛び込んできていますが、注目の一つにダイワのアメリカマーケット用に開発したベイトキャスティングリールのTatula(タトゥラ)があります。
ダイワにしては珍しく、その本気度が伝わってくるプロモーションで、Youtubeを使って、エピソード1からエピソード10まで毎週、プロモーション動画を更新しています。現在はエピソード8まで公開中で、うまくICASTに合わせています。
詳細はICASTまでお楽しみですが、最近のベイトフィネス傾向のリールには、まったく興味がありませんが、シマノ派のボクでも、ついつい気になってしまいます。Youtube動画は下記アメリカダイワのトップページに現在リンクが貼られています。
http://www.daiwa.com/
月別アーカイブ: 2013年6月
フロッグ用のロッド選び その1
よくフロッグ用のロッド選びについて聞かれます。正直なところ、フロッグを長年キャストし続けているボク自身でも、未だに悩んでいるので、これが一番と答えることができません。一つ確実に言えることは、フロッグ用といっても、真剣にやり込むなら1本ではすべてをカバーできないということです。
フロッグ用のロッド選びは、必ず専用のものを使わないといけないわけではありませんが、ワームやジグ用のいわゆる高弾性の先調子の軽いロッドを使うと、かなりの頻度でロッドを折ってしまいます。トルクのあるロッドがフロッグには向いていますが、重すぎるロッドは1日中キャスト&トゥイッチを繰り返す釣りでは、疲れてしまいます。
フロッグゲームといっても、遠投して広範囲にグラスを攻めるスタイル、ヒシモの上で誘って強引に引き出すスタイル、サイドキャストやピッチング、スキッピングでカバーのピンで誘い出すスタイル(リーズメインのソフトカバーorブッシュやオーバーハングのウッドカバー)などさまざまです。
遠投して広範囲に誘うにはロングロッドが有利になりますが、ショートディスタンスの釣りでは長すぎると不利です。ボートからの釣りでも、デッキが高い場合と低い場合でもロッドアクションのしやすさが違います。また、身長が高い人なら7ftのロッドでもロッドティップが水面をたたかずトゥイッチできますが、身長が低い人なら6ft8inぐらいが扱いやすいでしょう。
アメリカのフロッグ用のロッドは、ほとんどが7フィートオーバーのロングロッドが多いですが、正直、扱いにくいロッドが多いです。アメリカではホニートードやトリキシーシャーク、リビットなどのバジングフロッグ系のワームも含めてフロッグゲームとひとくくりにされる点も考慮に入れておくべきです。
ロッドのパワーも同じフロッグ用とうたわれているものでもさまざまです。かなり軟らかくサイドキャストで低い弾道でビシバシ決まるものから、ピッチングでないとキャストが決まらないぐらい硬いものまであります。ヒシモの上で誘う場合、特にオカッパリの場合は、掛けた魚は確実に取り込んでリリースするためにもかなり頑丈なロッドが必要となってきます。一方、ボートフィッシングの場合も、掛けてしまえば、最悪ボートでバスを獲りに行けるので、それほど頑丈でなければならないわけでもありません。
テッケルの水抜き肛門
テッケルフロッグのボディーには、ちょうどお尻の位置に肛門のような穴があります。この穴は貫通していませんが、自身で開けて水抜き穴にすることができます。
ホンカーは両足の部分から水が抜けますが、ワッカーは両足にスカートが詰まっていて水が抜けません。ボディ内に入った水を手でシュポシュポと押し出したりするのが面倒な人は、水抜き穴を開けると、キャスト時の遠心力で外に飛ばすことが可能となります。仮にボディー満タンに水が入ったとしても、2、3回鋭く素振りをすると、ほとんどの水は抜けていきます。
ライギョ用のフロッグはシーリング等のチューニングが常識になっていますが、テッケルフロッグはチューニングは基本、一切不要です。15年間、このフロッグを使い続けて、不自由したことはありません。パッケージから開けたらすぐ使えるのがバス用フロッグの常識です。
ボディー内に水が浸入するのを心配する人がいますが、これを防ぐには押さえても凹まない完全なシーリングをするしかありません。ボディが凹まなければフッキングもしません。水が入りにくいということは、入った水が抜けにくいという意味でもあります。
そもそもフロッグのノーズ部分から空気が抜けなければ、フロッグを水に浮かべただけでは、ボディ内に水が入ってくることはありません。フロッグのボディに水が入る仕組みは、ボディがソフトで凹むからです。凹んだボディーは、戻ろうする際にスポイト効果で水を吸い上げてしまいます。スキッピングや着水時、首振りでボディーが水に押される際、水が入るのは避けて通れないわけです。当然、ボディは硬いほど水が入りにくいことを意味します。
当然ですが、フック側のホールをシーリングして、お尻の水抜き穴だけを開けても、水はうまく抜けてくれません。水が抜けようとすると、ボディが凹んで水を引っ張ってしまうからです。1回のリトリーブで入った水が次のキャストで抜けてしまうのがボクの考える理想です。
水抜き穴の開け方ですが、ワイヤの先を火をあぶって開けるだけです。ワイヤは先端が尖ったテーパー状の針のようなものよりも、先端がまっすぐな断面のものの方がキレイに開けることができます。日常で手に入るものとしては、クリップの先端が使いやすいです。
FLWツアー最終戦(レイク・チカムーガ)2日目結果
1 CASEY MARTIN 22-15 (5) 27-00 (5) 49-15 (10)
2 LARRY NIXON 19-14 (5) 22-08 (5) 42-06 (10)
3 MICHAEL NEAL 17-06 (5) 22-14 (5) 40-04 (10)
4 LUKE CLAUSEN 19-02 (5) 20-09 (5) 39-11 (10)
5 CLARK WENDLANDT 16-11 (5) 22-14 (5) 39-09 (10)
6 WESLEY STRADER 18-07 (5) 20-06 (5) 38-13 (10)
7 SHINICHI FUKAE 19-00 (5) 17-13 (5) 36-13 (10)
8 DAN MOREHEAD 23-07 (5) 12-15 (5) 36-06 (10)
9 TODD AUTEN 17-09 (5) 18-02 (5) 35-11 (10)
10 JOHN VOYLES 18-06 (5) 16-14 (5) 35-04 (10)
http://www.flwoutdoors.com/bassfishing/flw/tournament/2013/6948/lake-chickamauga-professional-results/?dpl=1&all=1&sr=1&rpp=50&&sort=pl
FLWツアー最終戦(レイク・チカムーガ)初日結果
1 RANDY HAYNES 23-08 (5)
2 DAN MOREHEAD 23-07 (5)
3 CASEY MARTIN 22-15 (5)
4 MARK ROSE 22-12 (5)
5 BILL DAY 22-11 (5)
6 STEVE KENNEDY 22-10 (5)
7 JUSTIN LUCAS 22-03 (5)
8 JASON CHRISTIE 20-08 (5)
9 TOM REDINGTON 20-06 (5)
10 JIM MOYNAGH 20-02 (5)
16 SHINICHI FUKAE 19-00 (5)
http://www.flwoutdoors.com/bassfishing/flw/tournament/2013/6948/lake-chickamauga-professional-results/?dpl=1&all=1&sr=1&rpp=50&&sort=pl
B.A.S.S.エリートシリーズ第6戦(ミシシッピーリバー) 最終結果
1 Tommy Biffle 5 14- 0 5 16- 0 5 17- 5 5 16-13 20 64- 2
2 Aaron Martens 5 14- 4 5 17- 3 5 16- 5 5 13-15 20 61-11
3 John Crews 5 15- 7 5 13- 1 5 14- 6 5 16- 6 20 59- 4
4 Fred Roumbanis 5 14- 4 5 13- 6 5 13-15 5 14-15 20 56- 8
5 Brandon Card 5 14- 9 5 13- 9 5 14- 6 5 13-10 20 56- 2
6 Todd Faircloth 5 14- 5 5 13-15 5 12-14 5 14-13 20 55-15
7 Bobby Lane 5 14- 5 5 11- 9 5 15- 4 5 14-11 20 55-13
8 Cliff Pirch 5 14-11 5 11-12 5 14-11 5 14- 9 20 55-11
9 Takahiro Omori 5 14- 3 5 12- 9 5 14-12 5 13-15 20 55- 7
10 Randy Howell 5 13-14 5 13- 8 5 13- 8 5 12- 7 20 53- 5
11 Edwin Evers 5 13- 5 5 12- 6 5 15- 3 5 10-10 20 51- 8
12 Cliff Crochet 5 13-12 5 13- 0 5 14- 2 5 10- 6 20 51- 4
http://www.bassmaster.com/tournaments/2013-elite-series-mississippi-river-rumble/leaderboard
B.A.S.S.エリートシリーズ第6戦(ミシシッピーリバー) 3日目結果
1 Aaron Martens 5 14- 4 5 17- 3 5 16- 5 15 47-12
2 Tommy Biffle 5 14- 0 5 16- 0 5 17- 5 15 47- 5
3 John Crews 5 15- 7 5 13- 1 5 14- 6 15 42-14
4 Brandon Card 5 14- 9 5 13- 9 5 14- 6 15 42- 8
5 Fred Roumbanis 5 14- 4 5 13- 6 5 13-15 15 41- 9
6 Takahiro Omori 5 14- 3 5 12- 9 5 14-12 15 41- 8
7 Bobby Lane 5 14- 5 5 11- 9 5 15- 4 15 41- 2
8 Cliff Pirch 5 14-11 5 11-12 5 14-11 15 41- 2
9 Todd Faircloth 5 14- 5 5 13-15 5 12-14 15 41- 2
10 Edwin Evers 5 13- 5 5 12- 6 5 15- 3 15 40-14
11 Cliff Crochet 5 13-12 5 13- 0 5 14- 2 15 40-14
12 Randy Howell 5 13-14 5 13- 8 5 13- 8 15 40-14
17 Yusuke Miyazaki 5 13- 5 5 12-13 5 13- 3 15 39- 5
http://www.bassmaster.com/tournaments/2013-elite-series-mississippi-river-rumble/leaderboard
痛いルール違反
ミシシッピーリバーで開催中のB.A.S.S.エリートシリーズ第6戦は2日目が終了しています。当初、トップには前日からトップのブランドン・パラニュークの名前がありましたが、その後、DQとなり、この日のウェイトがゼロとなり、77位になってしまいました。
B.A.S.S.のサイトによると、今回の開催地はミネソタ州とウィスコンシン州にまたがる水域となっていますが、ミネソタ州のルールでは、ライブウェルのバスを入れ替えすることが許されないそうですが、ブランドン・パラニュークは自身のいる場所がウィスコンシン州内だと勘違いし、1匹入れ替えをしてしまったそうです。ブランドン・パラニュークによると、その場所は州境から100ヤードも離れていなかったそうです。
本来なら優勝(賞金10万ドルとクラシック出場)を狙える位置から、予選落ちになってしまい、なんとももったいないミスです。
http://www.bassmaster.com/news/palaniuks-day-two-dqd
新しい順位は下記の通りです。
1 Aaron Martens 5 14- 4 5 17- 3 10 31- 7
2 Tommy Biffle 5 14- 0 5 16- 0 10 30- 0
3 John Crews 5 15- 7 5 13- 1 10 28- 8
4 Todd Faircloth 5 14- 5 5 13-15 10 28- 4
5 Brandon Card 5 14- 9 5 13- 9 10 28- 2
6 Fred Roumbanis 5 14- 4 5 13- 6 10 27-10
7 Greg Vinson 5 13- 6 5 14- 1 10 27- 7
8 Ott DeFoe 5 13-10 5 13-13 10 27- 7
9 Randy Howell 5 13-14 5 13- 8 10 27- 6
10 Takahiro Omori 5 14- 3 5 12- 9 10 26-12
11 Cliff Crochet 5 13-12 5 13- 0 10 26-12
12 Scott Rook 5 10-12 5 15-11 10 26- 7
16 Yusuke Miyazaki 5 13- 5 5 12-13 10 26- 2
64 Morizo Shimizu 5 10- 7 5 11- 0 10 21- 7
69 Kotaro Kiriyama 5 9- 7 5 11- 4 10 20-11
http://www.bassmaster.com/tournaments/2013-elite-series-mississippi-river-rumble/leaderboard
B.A.S.S.エリートシリーズ第6戦(ミシシッピーリバー) 2日目結果
1 Brandon Palaniuk 5 18- 4 5 19- 3 10 37- 7
2 Aaron Martens 5 14- 4 5 17- 3 10 31- 7
3 Tommy Biffle 5 14- 0 5 16- 0 10 30- 0
4 John Crews 5 15- 7 5 13- 1 10 28- 8
5 Todd Faircloth 5 14- 5 5 13-15 10 28- 4
6 Brandon Card 5 14- 9 5 13- 9 10 28- 2
7 Fred Roumbanis 5 14- 4 5 13- 6 10 27-10
8 Greg Vinson 5 13- 6 5 14- 1 10 27- 7
9 Ott DeFoe 5 13-10 5 13-13 10 27- 7
10 Randy Howell 5 13-14 5 13- 8 10 27- 6
11 Takahiro Omori 5 14- 3 5 12- 9 10 26-12
12 Cliff Crochet 5 13-12 5 13- 0 10 26-12
17 Yusuke Miyazaki 5 13- 5 5 12-13 10 26- 2
65 Morizo Shimizu 5 10- 7 5 11- 0 10 21- 7
70 Kotaro Kiriyama 5 9- 7 5 11- 4 10 20-11
http://www.bassmaster.com/tournaments/2013-elite-series-mississippi-river-rumble/leaderboard
オリカラフロッグ
フロッグのカラーリングはディッピンダイやダイマーカーのような、染料でカラーをボディー内部に染みこませる方法と、塗料で塗る方法があります。
塗料はソフトビニール塗料を使えば、簡単に誰でも塗ることができます。筆で塗ってもいいですし、綿棒や爪楊枝でも模様を入れたりすることができます。
フロッグのカラーリングはプラグよりもお手軽です。コーティングも必要ありませんし、乾けばすぐ使えます。自身で手を加えたフロッグで釣ると、喜びも倍増です。