月別アーカイブ: 2012年8月

スティックジャケットの力


 今回の試合では2010年のFLWのAOY、ブライアン・スリフトと同じホテルで、よく話をしました。
 ブライアンはありとあらゆるルアーを使うオールラウンダータイプで、試合に持ち込むタックルも尋常じゃなく多いアングラーです。もちろん、試合本番はある程度絞っていますが・・・。
 そんなブライアンが愛用しているのがスティックジャケットです。リグったロッドに被せるだけで、タックル同士の絡みがなく、ロッドストレージにたくさん収納しても、ストレスなく取り出せる優れものです。
 実際、最近は多くのプロが、スティックジャケットやロッドグローブなどを使っています。それにしても、ブライアンのロッドストレージには38組のタックルがきれいに収まっていました。スティックジャケットがなければこうはいきません。

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デトロイトリバーで出会った魚たち その4


 レイク・シャンプレーンの試合では、いっぱい釣れたイエローパーチですが、今回の試合ではそれほどは釣れませんでした。パーチはシャンプレーンでは、重要なベイトの一つで、パーチが釣れる(バイトがある)ところが、いいサイズのスモールマウスを探す重要なキーとなっていましたが、デトロイトリバーではやはりゴビーが重要なベイトとなっているようでした。
 今回はパーチを模して、フラッシュJシャッドの新色のブルーギルカラーにチャートとオレンジで色付けしてものをドロップショットで使い、プラではけっこう釣りました。昨年、シャンプレーンの試合で、ビッグウェイトを出したときに使ったときは、このシャッドテールワームをドラッギング気味で使い、パーチのアタリがあってもそのままにしていると、パーチが何匹も群れになって追いかけてきて、最終的にスモールが当たるパターンが炸裂しました。今回もかなり期待したんですが、試合では使うタイミングがほとんどありませんでした。

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デトロイトリバーで出会った魚たち その3


 今回の試合で最も厄介だった外道がフレッシュウォータードラムでした。チューブワームで狙っていると、気持ちのいいコツン(ゴツンってときも)というアタリで、ヒットすると、強烈な引きで、デカイスモールマウスと間違えることが何度もありました。試合中は何度ドキドキ&ガッカリさせられたことか・・・。
 ドラムという名は浮き袋を振動させて音を発することができることからきているようで、日本のニベの親戚という感じです。とにかく、チューブワームへの反応がよくて、場所によっては入れ食いになったりしました。
 アメリカでは単にドラムと呼んだり、シープスヘッド(羊の頭)と呼んだりするみたいです。アメリカ西海岸では、お目にかかったことがありませんが、アメリカ東部では広く分布しているみたいです。今回釣れたのは30-60cmぐらいがほとんどでしたが、最大では50ポンドを超えるみたいです。
 口に鋭い歯はありませんが、バス持ちしようとすると、すごく暴れてなかなか掴むのがたいへんで、エラに手を入れるのが簡単で、おとなしくなります。体表はヌルヌル・ネバネバなので、カーペットに置いて写真を撮るのはオススメできません。

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デトロイトリバーで出会った魚たち その2


 今回の試合のプラではホワイトバスもよく釣れました。アメリカでは広く見られる外道ですが、このホワイトバスもアメリカ五大湖周辺やセントローレンス川流域が原産みたいです。
 ストライパーによく似てますが、体高があるのが特徴で、ストライパーのように大きく成長しません。レコードサイズでも5ポンド止まりのようです。群れで行動するので、群れに当たると入れ食いになる、あまりうれしくない魚です。ロックバスがボトムの釣りの外道でよく釣れたのに対して、ホワイトバスはバイブレーションやスイムベイトなどの中層の釣りでよくヒットしました。
 ただ、ストライパーとホワイトバスのハイブリッドはワイパーなどとも呼ばれ、釣りの対象魚となっています。

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デトロイトリバーで出会った魚たち その1


 今回、スモールマウスを狙っていて、一番よく釣れた外道がロックバスでした。クラッピーとバスを足して2で割ったような魚で赤い大きな目がかわいい魚でした。
 口がブルーギルなんかと比べると、比較的大きめなので、チューブワームでのしっかり食ってきます。まあ、完全な邪魔者扱いで、釣り人の間では常識なのか、リリースするときに、クルッと回して投げ入れる人が多く、そのままクルクルとスパイラルフォールしていきます。
 五大湖周辺が原産らしく、最大で4ポンド近くになるみたいです。食べたらおいしいのかどうか分かりませんが、あまり食べる人も多くないみたいです。ちなみにウォールアイやパーチはみんな美味しいと言います。

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切れ味抜群


 以前、何度かボクのブログでも紹介しましたが、やはりレイク・エリーのクアッガムッセル、ゼブラムッセルの問題はかなり深刻な感じでした。とにかく、湖底のハードボトムにはかなり深い水深まで、すべてビッシリ付着しているようなイメージで、チューブヘッドなどで底を取ると、ラインがすぐにザラザラになってしまいます。
 そんなおかげでライトラインでは4、5回キャストするだけで、簡単にラインが切れて釣りになりません。仮にバスをヒットさせても、あっけなくラインが切れてしまいます。おかげで、最近はチューブヘッドよりも、ドロップショットが定番になりつつある感じでした。

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小さな侵入者の脅威 その1

http://granbass.blog.ocn.ne.jp/granbass/2008/03/post_0ca6.html

小さな侵入者の脅威 その2

http://granbass.blog.ocn.ne.jp/granbass/2008/03/2_434a.html

小さな侵入者の脅威 その3

http://granbass.blog.ocn.ne.jp/granbass/2008/03/post_1f80.html

小さな侵入者の脅威 その4

http://granbass.blog.ocn.ne.jp/granbass/2008/03/post_7272.html

小さな侵入者の脅威 その5

http://granbass.blog.ocn.ne.jp/granbass/2008/03/post_b77d.html

また、いつか・・・


 FLWツアーオープン、デトロイトリバー戦は2日間でボクの試合は終了しました。期間中は忙しくて、ブログを更新する時間がありませんでしたが、とにかく悔しい試合でした。今は体中が痛くてボロボロです。
 プラクティス3日間は3人違うプロと乗って、いろいろな釣り場を見たつもりでした。正直、毎日15ポンドは釣れそうな手応えだったのですが、練習がまったく役に立たない予想外の釣りが2日間待ってました。
 初日のパートナーはコビー・クリーガー。FLWでは有名な選手です。彼はデトロイトリバーのカレントの中のバンク沿いのマンメイドをチューブで撃っていく釣りで、まさに入れ食い。ボートポジションの関係で、彼はダウンストリームで釣り、ボクにはアップストリームでしかアプローチができず、まさに指をくわえて見ているだけといった感じで、どうしてもアジャストする方法が見つからず、リミットメイクもできずに3本6ポンドちょっとで終了してしまいました。
 2日目のパートナーはオハイオ出身にクリス・マルティンコヴィック。向かうはレイク・エリーのピーリー・アイランド。スタート地点から約50マイル先、はるか沖に浮かぶ三宅島よりも大きな島です。人も住んでいて空港もあります。その島周りの超シャローを釣るのですが、これは見事アジャスト成功。バイブレーション、チューブ、ドロップショット、ネコリグとすべてうまくいき、19ポンド以上のウェイトを釣ることができました。残念ながら、1匹はフックがのまれたわけでもないのに、死んでしまいかわいそうなことをしてしまいました。
 とにかく、スモールマウスの釣りは奥が深いというか、引き出しがたくさん必要でした。今度来るときは、目標の20ポンド超えを達成したいです。

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愛しのエリー


 デトロイトリバー戦のプラクティスは3日間が終了しました。幸い、恐れていたほどの大荒れにはまだ遭っていませんが、それでも体中が痛くてボロボロです。

 特に今日はレイク・エリー初体験をしました。走る距離が半端なく、軽いむち打ちのような感じで首を痛めてしまいました。腰も肩も調子悪いし、正直、エリーには試合で行きたくないです。それでも、アベレージは明らかにエリーが一回りデカイですが・・・。

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イッシュのポッパーフロッグ


 ICASTで発表されたばかりのスナッグプルーフのイッシュのシグネーチャーモデルのニューフロッグ、ポッピン・ファッティーがバスプロショップで売っていたので、さっそく試し買いしました。
 ポッパータイプはどうしてもカバーのすり抜けが悪いので、その当たりを改善工夫したデザインとなっています。ただ、その分、カップ自体がフックポイントに近いデザインになってしまうので、フッキング時の邪魔にならないか少し心配です。

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