月別アーカイブ: 2012年9月

フロッグはカエル?


いわゆるフロッグルアー、ホロー(中空)ボディータイプのルアーを総称してそう呼びます。ネズミや魚の形をしていても、それはフロッグルアーです。なんかややこしいです。
 ところで、バスってカエルの形をしたフロッグを本当にカエルだと思ってバイトしてきていると思いますか? ボクはほとんどの場合、特にカエルを意識してフロッグを投げていません。子供の頃、バスを飼っていて、よくエサにカエルを与えたりしたものですが、自然界でバスがカエルを襲うシーンって、なぜか1度も見たことがありません。
 関東の亀山ダムでは、春のアカガエルパターンなるものがあると聞きますが、関西では見たことないです。実際、釣り場でカエルを見かけることもありますし、バスがカエルを食べないと言っているわけではないですが、好き好んでカエルを偏食しているとは思えません。
 琵琶湖でフロッグを投げる場合は、カエルよりもブルーギルを意識して使う方が、より自然です。どんなに形がカエルでも、「お前はギルだ!」と催眠術をかけてやるわけです。
 先日、琵琶湖に行った際には、トランスポーターをブルーギルに似せて、見事グッドサイズをキャッチできました。
 トランスポーターの4本足は短くカットして、それぞれの付け根をラインで絞り、ヒレをイメージ。ボリュームをアップと、ポーズ時にアピールする目的で、ブルーギルの尻尾のイメージでチャートのシリコンスカートとティンセル、それに白のフェザーをゴージャスにフックに巻いてみました。

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FLWツアーオープン(ウィーラーレイク) 最終結果


 FLWツアー第3戦はマーク・ローズが初日から圧倒的な強さでほぼ毎日トップウェイトを釣ってきて優勝しました。2位はルーク・クラウセン。ルークはボクとプラをすると、いつもたいしたことないですが、ボクがいないときは強いです。もしかしたらボクがプラの邪魔をしているのかも・・・。
 それにしても、今回のオープン第3戦はひどい試合でした。本来150人の定員に対して、参加したのはたったの89人。これじゃあ、来季のオープン戦がなくなるのも仕方がありませんね。全6試合のメジャー戦は年間のトップ35人がフォレストウッドカップに出場できるのに、オープンは全4戦で年間のトップ5人しかフォレストウッドカップに出場できません。試合数が2/3で、出場権が1/7ですから、この不公平感も影響していると思います。
 この試合は150人出場して、1/3の50位になったらエントリーフィー4000ドルに対して、1万ドルの賞金がもらえる仕組みになっていますので、本来なら1/3なら30位ぐらいに入らないと賞金はもらえないはずです。しかし、FLWは賞金額を減らしてまで、50位からの賞金にこだわった選択をしてしまいました。以前、ウェスタンオープンでもありましたが、これってみんなにいい顔しようとして、結局誰もうれしくない結果となってしまいます。
 今回の場合、エントリーフィー4000ドルに対して、50位から11位までに支払われた賞金は5237~6720ドル。エントリーフィーは回収できても、経費を考えれば全員赤字です。5位でようやく1万ドルを超える程度です。優勝賞金こそ減らしませんでしたが、選手は不満でしょう。次戦のサムレイバンの出場者はさらに減るんじゃないでしょうか・・・。これって悪循環です。すべては景気の悪さで片付けるFLWにも問題があると思いますが・・・。
1 MARK ROSE  21-06 (5) 17-08 (5) 15-10 (5) 16-14 (5) 71-06 (20)
2 LUKE CLAUSEN  15-15 (5) 15-14 (5) 15-02 (5) 11-13 (5) 58-12 (20)
3 BLAKE NICK  17-15 (5) 16-09 (5) 12-15 (5) 9-11 (5) 57-02 (20)
4 SHANE LONG 12-02 (5) 17-04 (5) 13-03 (5) 12-07 (5) 55-00 (20)
5 BRETT HITE  13-08 (5) 14-15 (5) 9-12 (5) 13-03 (5) 51-06 (20)
6 RANDALL THARP  11-11 (5) 14-15 (5) 12-02 (5) 12-01 (5) 50-13 (20)
7 MICHAEL WILLIAMSON 12-10 (5) 17-10 (5) 9-11 (5) 9-10 (5) 49-09 (20)
8 LARRY NIXON 11-14 (5) 11-07 (5) 16-04 (5) 7-13 (5) 47-06 (20)
9 SCOTT SUGGS  13-10 (5) 12-02 (5) 11-07 (5) 8-07 (5) 45-10 (20)
10 JERRY LAWLER 11-03 (5) 15-11 (5) 9-06 (5) 0-00 (0) 36-04 (15)
http://www.flwoutdoors.com/bassfishing/flw/tournament/2012/6749/wheeler-lake-professional-results/?dpl=1&all=1&sr=1&rpp=50&&sort=pl

キラキラしてほしくないときは・・・


 最近、ますますチャターベイトがブームなようで、今さらながら日本でも次々とチャターベイトが発売されるみたいです。
 個人的にはテキサスリグのシンカーもそうですが、キラキラ光るのに、どうも抵抗があって釣れる気が半減してしまいます。スピナーベイトは例外ですが、チャターベイトのブレードは光らない方がどうも釣れる気がします。もちろん、濁っている時なんかはブレードが光る方がアピールしてくれるんでしょうが・・・。そういう意味ではOSPのブレードジグはいいセンスしていると思いますが、如何せんフックが小さすぎです。
 そこでブレードをマジックペンで黒に塗ってみました。絶縁テープを貼ってみる方法もありますが、せっかく極薄ブレードをうたっているので、ブレードの厚みを変えたくありません。これなら釣り場ですぐできます。少々汚くても、光らなければOKなので充分です。マジックペンはPEラインを黒く塗ったりするのにも使えるので、タックルボックスに1本入れておくと、なにかと便利です。

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備えあれば憂いなし その1


P1070900_640x480 先週の土曜日に友人に誘われ、琵琶湖に行ってきたんですが、なんと不運にもエレキが故障していて、朝イチからエレキが全く動かないトラブルに見舞われてしまいました。
 それでもせっかく来たわけですから、風に任せてドンブラコ作戦にプラン変更し、結局1日釣りをして楽しむことができました。こんな釣りが通用するのは日本なら琵琶湖ぐらいです。適当といえば適当ですが、エレキを踏まないことでノイズを出さない効果があるのか、意外に釣れて楽しめました。特に風が強くなってからは、”修理屋さんの落下傘”がいい仕事をしてくれました。
P1070754_640x480 そういえば、先月のデトロイトリバー戦のプラ3日目、ブレット・ハイトと釣りをしたときも、パラシュートアンカーが役に立ちました。ブレットはかなりビッグなサイズを用意していました。
 最近、パワーポールに付属で付けるドリフトパドルが発売されましたが、パラシュートアンカーなら取り付ける位置で、ボートを流す向きを調製できたり、個数や大きさで風の強さに応じてブレーキ力を調製できるのが利点です。

ラフウォーター対策 その2


 昨日はRMCボートワークスのトロールロックについて紹介しましたが、中には写真のようにラムマウントをバウンスバスター代わりに装着している人がいました。
 この場合、移動を繰り返す釣りでは、いちいち固定するのが面倒ですが、本当に激荒れの状態で長時間走るときは、こちらの方がよりガッチリ固定できて安心なんだそうです。

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ラフウォーター対策 その1


 今回の試合ではRMCボートワークスのトロールロックを付けているボートを多く見かけました。今はRMCボートワークス自体がFLWのスポンサーになっているので、当然といえば当然かもしれませんが、年々支持されているような感じがしました。そういえば、オキチョビーで釣りをしたとき、大森さんも付けていました。
 アメリカの試合は、今回のレイク・エリーのようにトーナメントレイクが広大で、一度荒れるととんでもないコンディションとなります。しかも走る距離が長いので、ボートへの負担も当然大きくなります。純正のバウンスバスターでは、ボートデッキ側への衝撃をつっかえ棒で抑えることはできても、反対方向への衝撃はマウント本体のロックだけに頼るしかありません。当然、長時間使うほどガタツキや破損の原因となります。
 トロールロックはマウントとボートデッキを完全にステンレスの棒でロックするので、両方向への衝撃を抑えることができるのが特徴です。エレキを下ろすときは、右足で右側に飛び出しているレバーを押してロックを解除しながら、ロープを引けばOKです。ちょっと面倒なようにも見えますが、慣れると簡単なのか、どの選手もまるで何も付いていないように簡単にエレキを下ろしていました。

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買わなきゃ損


 アメリカでレンタカーを借りると、車に内蔵タイプのGPS(アメリカでカーナビなんて言っても通じません)は付いてませんから、GPSが必要な場合は、オプションでGPSをレンタルする仕組みになっているんですが、これが日割り計算で意外に割高です。
 アメリカの試合なんて、全行程を入れると毎回10日ぐらい借りるので、GPSだけでも100ドルオーバーになってしまいます。そこで今回ウォールマートで売っていた一番安いガーミンのGPSを買ってみました。99ドル(税別)でした。これで次回レンタカーを借りた際に元がとれます。今まで、なぜこんな簡単なことに気が付かなかったのか・・・。
 ところで、このGPS、日本円にして8000円程度ですが、かなり優れています。シガレットソケットに差し込むだけで簡単にすぐに使えますし、日本語メニューを含む、複数の外国語対応となっています。さらにすごいのは世界中で使えるんです。もちろん日本でも。実際は実用レベルではありませんが、自分の位置ぐらいは分かるようになっています。

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マスキールアー


 数年前のビッグベイトブームのときは、デカけりゃ何でもいいとばかりに、マスキー用のルアーまでいろいろ輸入されて売られたものです。レイク・セントクレアの湖畔近くにあるにレイクサイドフィッシングショップには、バス用ルアーよりも所狭しと、マスキー用のルアーがいろいろ売られているのが印象的でした。
 なんとも豪快な釣りですが、本当にこんなんで釣れるのか、少し疑ってしまうものもけっこうありました。機会があれば、一度真剣に狙ってみたいものです。

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デトロイトリバーで出会った魚たち その5


P1070679_640x447 一般にアメリカで釣り人がパイクと呼べば、それはノーザンパイクを指し、マスキーと呼べば、それはマスキーパイクを指します。一見すると同じような魚ですが、マスキーは最大で70ポンド近くにもなるので、専門に狙う人も多く値打ちが違います。写真はバスプロショップの巨大水槽にいたマスキーです。
 ちなみに北米のパイクはそれほど大きくなりませんが、ヨーロッパのパイクはかなり大きくなり、種類も違います。
 シャンプレーンではパイクが厄介な外道で、いっぱい釣れましたが、デトロイトリバーではほとんど見かけませんでした。プラクティス中にルーク・クラウセンが1匹キャッチ。ボクもバイブレーションでヒットさせたんですが、ボート際でバレたのみでした。
P1070819_480x640 一方のマスキーですが、以前セントクレアで釣りをしたとき、40cmぐらいのスモールマウスをヒットさせた際に、ガブリとやられたことがありますが、実際にキャッチしたことはありません。今回もプラクティス中に釣れたスモールマウスのお腹に大きな歯形が付いたものがいました。
 試合後の反省フィッシングで、鈴木利忠さんと釣りに出た際に、鈴木さんがかわいいマスキーをスピナーベイトでヒットさせました。マスキーとパイクの違いですが、模様も違いますが、分かりやすいのは尾びれの形の違いです。尾びれの先が尖っているのがマスキー、角が取れて丸いのがパイクです。

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