キュルキュル音が復活


P1000164  バズベイトが楽しい季節です。ボクの大好きなスクイーキー・ドルフィンは、キュルキュル音(スクイーク・サウンド)が魅力です。よく「使い込んだバズベイトほどいい音がする」なんていいますが、スクイーキー・ドルフィンは新品の方がいい音がします。
P1000166  一般のバズベイトはリベットの面とペラの面が回転で擦れることで音を発しますが、スクイーキー・ドルフィンはスクリュー式のリベット(?)の点とペラの点が接していて、回転することでペラを削って音を発します。だから、キュルキュル音の大きさが違います。もちろん、リベットがペラの中に収まっているので、ウィードなどのゴミが絡みにくい特徴もありますが・・・。
P1000167  だから、スクイーキー・ドルフィンは使い込むと、ペラが削られすぎて、最終的にはリベットの面とペラの線が接する形で、キュルキュル音がしなくなります。もちろん、それでもヘッドとペラが当たるクラック音もあって、よく釣れるのですが・・・。よくアメリカ人が新品のバズベイトを車やバスボートで走行中に、風を切って高速でペラを回転させてキュルキュル音を出すチューニングをしますが、スクイーキー・ドルフィンでは厳禁です。空気中ではあっという間に削れてしまいます。
P1000170  そこでキュルキュル音のしなくなったペラを再びキュルキュル音のするペラにチューニングすることにしました。作業は簡単です。スクリュー式のリベットを緩めて、ペラを外します。新品のペラは穴の形が鉛筆のように先端が尖っているのに、使い込んだペラの穴は先端か丸く削れているのがよく分かります。
P1000172  そこで細い金ヤスリを使って、ペラの穴を再び先端が尖るように削り直します。ペラの素材はアルミなので、簡単に削れます。あとは再びリベットを使って、ペラを固定すれば完成です。耳をふさぎたくなるような、イヤなキュルキュル音が復活です。所要時間はたったの5分です。
P1000175  また、ペラを写真のように少し曲げるチューニングも面白いです。中心軸がズレて回転時のトルクが増し、キュルキュル音も増大します。

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